2010年10月10日

トラウマと私 04

お食事の間、ともちゃんは、お母さんにくっついてお手伝いしながらお料理を食べさせてもらっていたので、私も気ままに大好きな焼きトウモロコシやピザを齧りながら、母たちの会話を聞いていました。

それでわかったことは、
ミサコさんは、宝飾関係のお仕事をされていて、順調に発展していて、とても裕福らしいこと。
タチバナさんは、ミサコさんの秘書さんらしいこと。
ガレージに停めてあるレジャータイプの大きな車はミサコさんのもので、今日はタチバナさんが運転して3人連れ立って我が家にいらしたらしいこと。
オオヌキさんは、タチバナさんの昔からのお友達で、1年前に離婚されていて今は一人身らしいこと。
オオヌキさんは、ピアノの演奏がすごくうまいらしいこと。
でした。

そして、母たち4人の振る舞いを見ていて一番気になったのは、やっぱりオオヌキさんだけ、すごく恥ずかしそうにしていることでした。
母とミサコさんとタチバナさんも、普通に見かける水着よりは、かなり大胆なデザインの水着を着ているのですが、堂々と、たぶん自信をもって着こなしているので、キワドイ感じもありながら健康的なセクシーさで、素直にキレイだなあ、カッコイイなあと思えます。

それに較べてオオヌキさんは、その水着を着ていることが恥ずかしい、っていう気持ちが全身に顕れていました。
たぶん私だって、あんな水着を着たら、気になって気になって、恥ずかしさ全開になってしまうでしょうけれど、乳首を隠している布部分や腿の付け根部分の小さな布に落ち着き無く頻繁に手をやっては、うつむきがちに気にしているオオヌキさんを見ていると、見ている私のほうがどんどん恥ずかしくなってきてしまいます。
なぜだかとってもイヤラシイ感じなんです。

端正なお顔を羞恥に火照らせながらも健気に会話に加わって、お料理を取るために立ったり座ったりして、一生懸命平気なフリをしているオオヌキさんが、なんだかとてもえっちでスケベな女の人に見えて、困りました。
オオヌキさんは、おっぱいの形も良いしプロポーションも良いので、そんなキレイな大人の女性が恥ずかしい水着を身に着けて、恥ずかしさに身悶えしながらも普通なフリをしている、という状況は、父が隠し持っていたSMの写真集を盗み見たときから培ってきた私の性的妄想のツボをピンポイントで貫く、すごく刺激的な光景でした。
事実、私の乳首は、オオヌキさんの姿に目をやるたびにレオタのカップの裏で硬く尖っていきました。

もう一つ気になったのは、母たち3人もオオヌキさんのそんな姿を見て、楽しんでいるように見えたことでした。
オオヌキさんがこんなに恥ずかしがっているのですから、たぶんあの水着は、オオヌキさんが選んだものじゃなくて、誰かから着るようにと渡されたものなのでしょう。
普通、こんなに恥ずかしがっていたら、他の誰かが気にかけて、そんなに恥ずかしがらなくても似合っててキレイよ、と励ましたり、逆に、イジワルくもっと恥ずかしがるようなことを言ったりしてからかったりするのではないでしょうか?
でも、母たち3人は、あくまで普通にオオヌキさんと接して、会話しています。
たまにチラチラとオオヌキさんのからだに視線を向けて、三人ともなんだか嬉しそうにしています。

誰がそんな命令をしたのか?
オオヌキさんがそれを拒めない理由は何なのか?
なぜオオヌキさんは、そんな恥ずかしい格好をしなければいけないのか?
この4人は、本当はどんな関係なのか?

頭に浮かんだ疑問を今すぐ聞いてみたくて仕方ありませんでしたが、母もいるこの場でそんなこと絶対聞けません。
ただ、オオヌキさんが恥ずかしい格好をさせられてすごく恥ずかしがりながら、でも本心からイヤがってはいなくて、むしろ喜んでいる、ということは、直感的にわかっていました。

オオヌキさんと私は似ている、と思いました。

「な、直子ちゃん、食べてる?」
私は、知らず知らずにトウモロコシを持ったままオオヌキさんを凝視していたみたいです。
オオヌキさんに上ずった声をかけられて、私の心臓がドキンと波打ちました。
「あ。あは、はいっ。おいしいですっ!」
私の心臓がバクバク音を立てて、顔が真っ赤に火照ってきます。
「そ、その水着、セクシーで、カ、カッコイイですね。よくお似合いでっす」
私は思わず立ち上がって、直立不動で言ってしまいました。
「そ、そう?ありがと。すごく恥ずかしいのだけれど・・・でも直子ちゃんに誉められて嬉しい・・・」
オオヌキさんは、頬を赤らめてまたうつむきました。

「こういう超セクシーなのは、オオヌキさんのからだだから似合うのよ。なおちゃんにはまだ10年早いわね」
母が笑いながら私に言います。
「あら、直子ちゃんのレオタード姿だって、かなりイケテルわよ」
タチバナさんが弁護してくれました。
ミサコさんは、微笑を浮かべて、黙ってそんな様子を優雅に眺めています。
この四人組のリーダーは、ミサコさんなのかな?

お食事を終えた4人は、それぞれが日焼け止めを背中に塗りっこしています。
ミサコさんとタチバナさん、母とオオヌキさんがペアになっていました。
母に塗り終えたオオヌキさんは、私に近づいてきました。
「直子ちゃんにも塗ってあげる。そこのチェアに寝そべって」

至近距離で見るオオヌキさんの水着は、予想通り両方の乳首のところがこっそりと出っぱっていました。
完全に露出している弾力のありそうな下乳のまあるいカーブがものすごく扇情的です。
僅かな布に隠されただけの下半身にもムダ毛はまったく見えません。
剃っちゃってるのかな?
私は、ドギマギしながらデッキチェアにうつぶせになりました。

「直子ちゃんの肌、スベスベねえ」
オオヌキさんの細くしなやかな指が私のレオタードの大きく開いた背中を撫でさすります。
背骨に沿って、ツツーっと滑っていく指。
両方の肩紐を遠慮がちにちょっとずらされて、両手を前に回しておっぱいの裾野付近まで撫で回されたとき、私の両腿の奥がジュンときてしまいました。

「さあ、もう少しだけ休憩したら、フラの練習を始めましょう」
太陽の下で大きく背伸びをした母が大きな声で言って、皆さん立ち上がりました。
篠原さんは、お食事の後片付けを始めています。
ともちゃんが私のほうに駆け寄ってきました。
「おねーちゃん、プールーっ」
「はいはいはいーっ」
オオヌキさんの指に感じてしまった照れ隠しで、ムダに大きな声でともちゃんに答えてしまいます。

私は、オオヌキさんにも、
「ありがとうございましたっ!」
と必要以上に丁寧にお礼を言ってから、デッキチェアを下りて、スプリンクラーのそばにパラソルを一本立て、ビニールプールの足踏み空気入れを踏み始めます。
股間がヌルヌルし始めています。
サポーターは穿いていません。
その部分が湿ってシミが浮き出てしまったレオタ姿なんて、母には絶対見せたくはありません。
スプリンクラーの水にワザと当たりました。
「冷たいねー」
ともちゃんも真似して、お水に当たっています。
ホースを引っ張ってきてプールにお水を入れながら、一刻も早く下半身をお水の中に浸したいと思っていました。
私のからだは、完全にムラムラモードに突入していました。

ともちゃんと一緒に小さなビニールプールに浸かります。
お水にびっしょり濡れたので、レオタードは全体がすっかり濃いグリーンになっていました。
これなら下半身の恥ずかしいシミも目立ちません。
胸もカップが付いているので、スケないはず。

お水のかけっこをしながら私は、必要以上にともちゃんを抱き寄せたり、自分の胸に押し付けたりしていました。
幸いともちゃんもイヤがらずに、むしろスキンシップを喜んでくれているみたいです。
ともちゃんのからだを私のおっぱいに押し付けて私は、さっきのオオヌキさんの指の感触を頭から追い出そうとしていました。
ともちゃんの小さな手が無邪気に私のおっぱいを掴んできます。
私は、気持ちがいいときの声が洩れないようにがまんしながら、しばらく夢中でともちゃんとじゃれあって水遊びをしました。


トラウマと私 05

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