2011年3月26日

メールでロープ 13

レジの店員さんは、ちょっと派手めで色っぽい感じの、若奥様風なキレイな女性でした。
私が置いたお買い物カゴの商品を一つ一つ取り出しては、機械をあててバーコードを読み込んでいきます。
私は、その作業をうつむいてどきどきしながら眺めていました。
店員さんは、事務的に、いたって普通な感じで次々に品物をお買い物袋に詰めていきます。
どうやら勘付かれないですみそう・・・

少しホッとしていたら、店員さんの手が一瞬止まり、私のほうに顔を向けてくるような気配がしました。
私は内心ビクッとしながらも、店員さんの手元に合わせていた視線を、顔を上げないようにうつむいたままそらして、肩にかけたバッグからお財布を探すフリをしてやりすごしました。
店員さんの手を止めたさせた商品は、オモチャの手錠でした。

全部で三千円ちょっとのお買い物でした。
「ありがとうございましたっ」
店員さんがおつりをくれながら、平坦な声で言いました。
上目遣いに店員さんを見ると、私と私が手にしているお買い物袋を交互に見つつ、真っ赤なルージュの口元がニヤニヤ笑っているような気がしました。
やっぱり見透かされちゃったみたい・・・
頬っぺたが一気にカーッと熱くなって、うつむいたままお買い物袋を受け取り、逃げるようにその場を離れました。

あの店員さん、絶対このお買い物の目的、わかっちゃってる・・・
エスカレーターで階下に降りながら、私のどぎどきはおさまりませんでした。
そのコーフンは、私の恥ずかしいお買い物を見破られてしまった、という恥ずかしさから来るものでしたが、その店員さんがかなりキレイな女性で、私を蔑むようなニヤニヤ笑いになんとなくSぽい雰囲気も感じていたので、羞恥プレイをさせられた、みたいなえっちで甘美な陶酔が含まれていたのも事実でした。
小さい頃から私の中に居る、恥ずかしいことをして恥ずかしがっている自分をもっと苛めたいと思っている、もう一人の自分・・・
ジーンズの下のショーツがジーンズ表面にまで染み出してしまうんじゃないか、って思うくらいヌレヌレになっているのが自分でわかりました。

一階のスーパーマーケットの食品売り場を横切って、建物の出口に向かいます。
その途中に、さまざまなお野菜が並べられていました。
キュウリ、ニンジン、ダイコン、ナス、ゴーヤ・・・
こういうのをアソコに挿れてオナニーしていた人もいたなあ・・・
頭の中にビデオで見た、裸エプロンでお台所のシンクに上がり、さまざまなお野菜をアソコに突っ込んで延々とオナニーしていた女性の場面が鮮やかに甦ります。
あのお野菜、後でちゃんと食べたのかなあ?・・・
お野菜売り場で立ち止まり、しばし妄想していると、知らないおばさまに肩をぶつけられて我に返り、足早に出口へ。

外に出た私は、もう一度量販店に戻って、もっと理想に近いナワトビを探してみよう、と考えていました。
グリップの形がもうちょっとちゃんとえっちな形のやつを・・・

雨は、降っているか降っていないかわからなくらいの小降りになっていました。
私は、火照ったからだと頭をクールダウンしたくて、傘はささず、相変わらずお買い物客でごったがえす大通りをゆっくりと量販店へと歩いていきます。
それでも今日の私の発情は、おさまることを知らないようでした。

駐車場に置いてある赤い三角錐のパイロンを見つけると、これに跨って気づかれないように街中でオナニーしていた女の子がいたなあ、って思い出しながらフラフラと近づいてしまいます。
電話ボックスを見ると、この中でセーラー服からスクール水着に着替えることを命ぜられたシーンがあったなあ・・・あの女の子は、どんな気持ちだったんだろう?って考えながらフラフラと近づいてしまいます。

靴屋さんで靴を試しながらノーパンの奥を無防備に見せつけていた奥様・・・
アソコにローターを入れたまま接客するブティックの店員さん・・・
街角の証明写真のボックスで全裸写真を撮る羞恥プレイ・・・
歩道橋の階段の途中でスカートをまくられてお浣腸されていた白いお尻・・・
タクシーの後部座席でアソコを弄られながら、えっち声を必死にがまんする人妻の歪んだ顔・・・

ビデオで見た場面と街の風景が重なるたびに、そのシーンを思い出しては、ムラムラが昂ぶりつづけます。
早くお家に帰って、思いっきり自分のからだを弄りまわしたい・・・
きっと今の私は、全身から淫乱オーラを強烈に発しているはずです。

量販店に戻った私は、スポーツ用品売り場で、ビデオで見たのと同じような、女性のからだみたくなだらかな曲線を描く理想的な形のグリップが付いたナワトビをみつけることができました。
お金を払うとき、売り場のお姉さん・・・見るからに快活そうなボーイッシュな感じの人が、
「何のスポーツ、やってるの?」
って、私のからだを上から下まで舐めるようにジロジロ見た後、聞いてきました。
「あ、えっと、バレエを少し・・・」
小さな声で答えます。
「ああ、なるほどー。どうりでステキなプロポーションしてると思った。トレーニング、がんばってね!」
お姉さんは、私の肩を軽くポンッてたたいて、ニッコリ笑ってくれました。
キレイな笑顔・・・
「あっ、はいっ」
答えながら頭の中では、そのお姉さんと裸で抱き合っているところを咄嗟に妄想してしまっているのですから、今日の私は重症です。

その日ほど、夜中になるのが待ち遠しい日はありませんでした。

お家に帰ってお夕飯になるまで、しばらく時間がありました。
買ってきたお道具をベッドの上に並べ、はやる気持ちを抑えながら、どれを試してみようか?って考えていると、知らず知らずに両手が胸と下に伸びてしまいます。
ジーンズのジッパーを下ろして、しっとり濡れたショーツのアソコのスジに沿って指を這わせます。
お道具を使うまでも無く、手で弄っているだけでビクンビクン感じてしまい、服を着たまますぐに軽くイってしまいました。

お風呂に入る前に、ローソクを試してみようと思いました。

買ってきたのは、長さ10センチくらい直径1.5センチくらいのお仏壇用ローソクと長さ約4センチ、直径も約4センチくらいのアロマキャンドル。
お仏壇用のローソクにマッチで火を点けて右手に持ち、左手を開いて手の甲に30センチくらいの高さから恐る恐る蝋を垂らしてみます。
「あっ!」
思わず声が出てしまうような強烈な刺激が肌を刺して、反射的に左手をぶんぶん振ってしまいました。
なんて言うか、爪楊枝をギュッと押し付けられたような、誤ってナイフで肌を軽く切ってしまったときのような鋭い痛みの刺激。
一瞬、熱いっ、と思いますが、その刺激はすぐに去っていきました。

気を取り直して、左手を動かさないようにがまんしながら蝋を垂らします。
二粒、三粒と滴るたびに、その刺激がくりかえされます。
そのたびにゾクゾクッとからだが震えます。
この刺激、けっこう気持ちいい・・・
肌に付いた蝋はすぐに冷めて固まり、付いた部分の肌をひっぱるように付着して少しだけ肌をひきつらせます。
そのもどかしい感覚もなんだかマゾ心をくすぐります。

慣れてきたので、左手を裏返して、手のひらから半袖の肘のあたりまでに順番に垂らしてみます。
蝋が垂れるたびに、んっ、とか、むん、とか声が出てしまいます。
これをおっぱいに垂らしたら・・・アソコに垂らしたら・・・って想像するだけで、どんどん濡れてきてしまいました。

ただ、さっきから気になっていたのは匂いでした。
ローソクを燃やしていると意外とお部屋にキナ臭い匂いがこもるんです。
今、たとえば母がこのお部屋に入ってきたら、間違いなく、何してたの?って聞かれてしまうほど匂っています。
もう一つのは、アロマキャンドルだからなおさらのはず。

それに、肌に付いた蝋を剥がすのもかなりの手間の上、誤って机の上に垂らしてしまったのを剥がすのは一苦労。
その上、後には溶けた蝋のゴミが大量に出てしまいます。
うーーん・・・
ローソクプレイは、ちゃんと計画を練って、万が一にも邪魔が入らないときに、後始末のことも考えて決行したほうが良さそうです。

そう結論を出した私は、とりあえずさっさとお風呂に入っちゃうことにしました。
ベッドの上のお道具をいったん全部袋に入れ直してクロゼットに隠し、そそくさとバスルームに急ぎました。


メールでロープ 14

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