2011年4月30日

メールでロープ 20

お風呂上り。
バスタオル一枚からだに巻きつけただけの姿でお部屋に戻った私は、ベッドの縁に腰掛け、ドライヤーで髪を丁寧に乾かしました。
乾いた髪を日本髪っぽく上にまとめてヘアピンで留めます。
鏡で見ると、襟足から肩までの露出した白い肌が我ながら色っぽい感じ。
お部屋の鍵をかけ、テレビ画面正面のベッド縁にロープの束を持って座り直し、リモコンの再生スイッチを押しました。

いきなり、見知ったお顔のキレイな女の人がアップで映りました。
やよい先生のお部屋のテレビで初めて見て、7月最後の日、炎天下の道端でもお会いしたお顔。
ミーチャンさんでした。

直線に揃えた後ろ髪が肩に届くか届かないかなボブカットの女性が、その端正なお顔をこちらに向けて黙って薄く微笑んでいます。
肩先までを映していたカメラがゆっくりひいて、木目調の壁をバックにしたバストアップになりました。
ミーチャンさんは、すでに裸でした。
大きい、とは言えませんが、形の良い小ぶりな洋ナシみたいな二つの乳房に上向きのピンクな乳首が目立っています。
以前ビデオで見たときにしていた乳首のピアスは、していませんでした。

この夏の間に日焼けされたのでしょう、薄っすらと小麦色に焼けた健康的な肌と、両乳首の周囲5センチくらいだけが正三角形に日焼けを逃れて透き通るように真っ白、その三角形の中央にまあるくピンクのグラデーションが始まっています。
その三色のコントラストが、艶かしくも妙にふしだらな感じ。

ミーチャンさん、そんなに小さな水着で夏を過ごしたんだ・・・
私は、やよい先生とミーチャンさんがどこかのキレイな砂浜で、そんな水着で遊んでいる姿を想像して、すっごく羨ましくなってしまいました。
画面の中のミーチャンさんは、相変わらず無言のまま私をじっと見て微笑んでいます。
ビデオのバックには小さく低くピアノ曲が聞こえています。
ドビュッシーのデルフィの舞姫たち。

「ロープは、基本的に二つ折りにして使います」
少し低めですが良く通る、つややかな声がしました。
と同時に、私が今手にしている麻縄とまったく同じロープを持った右手が画面にフレームインしてきました。
細い指先が手馴れた感じで長いロープを二つ折りにしていきます。
あわてて私も立ち上がります。
勢い良く立ち上がってしまったせいで、からだに巻いていたバスタオルがパサッと足元に落ちてしまいました。
「あっ、やんっ!」
そばに誰もいないのになんだか恥ずかしくて、小さく声をあげてしまいました。
ミーチャンさんのつぶらな瞳がじーっと私を見つめているせいです。

「最初にロープでブラジャーをしてみましょう」
ミーチャンさんは、いかにも馴れているという手つきで長いロープをスルスルと器用に操っています。
二つ折りにしたロープを背中から回して左右の下乳の間に戻した後、ロープの折り返しの輪になっているところに先端を通しました。
「これは、ひばり結び、といいます」
結び目を背中に回してからロープの先端を前に持って来て、右おっぱい上部にロープを通し、真ん中でくぐらせて左おっぱいの上部に通し・・・
あれよあれよという間にミーチャンさんのおっぱいはロープで八の字にくくられていました。
その後、ちゃんとブラジャーのヒモの形までロープで再現されました。

私も画面を見ながら自分のからだにロープを巻きつけてはみたのですが、ミーチャンさんの手際の良さに早々と追いつかなくなってしまいました。
でも、ロープがからだの上をすべる感触、食い込んだり擦れたり、ふいに縄先が固くなった乳首を弾いたり、が何とも言えない狂おしい快感です。
とりあえず、おっぱい上下にロープを巻きつけて軽く縛っただけにして、ミーチャンさんのお手本演技を食い入るように見つめていました。

「これが、縄ブラ、ね。キツク縛るとおっぱいの根元がギュッと搾られて気持ちいいよ」
ミーチャンさんが私に向かってニコッと笑います。
ミーチャンさんのおっぱいはロープでキレイに八の字のブラ型に縛られ、キュッと尖立した乳首が鋭く天を衝いていました。

「次は下ね」
カメラがさらにひいて、ミーチャンさんの下半身、膝上あたりまでのショットになりました。
下半身もすでに裸、つまり最初からオールヌード。
ミーチャンさんのソコには、毛がまったくなくてツルッツル。
おっぱいと同じように、日焼けしたおヘソの下から少し開き気味に立った両腿までの間、アソコ間際の部分だけ小さな三角形で真っ白でした。
そして、そのプロポーションの美しさ。
グラマーとか、そういうのではなくて、しなやかスリムビューティ。
やよい先生の裸に似ている、って思いました。
ウエストがすごく細くて、なだらかな曲線でヒップの広がりにつづいています。
お腹はプラスティックの下敷きみたいにまっすぐ。
アソコの寸前でこんもりと盛り上がり、両脚の付け根に溶けていきます。
真正面からはアソコのスジの先端さえ見えないノッペラボウ、両内腿の隙間の部分だけ少し凹んでいるのが例えようも無く卑猥です。

やよい先生によると、ミーチャンさんは昔、男の人とも乱れて遊んでいたと言っていました。
やよい先生ともいっつもえっちに遊んでいるって言っていました。
それに年齢だってたぶん私より5つ以上は上のはずです。
それなのに、ミーチャンさんのからだには崩れたところが全然無くて、清楚な感じとコケティッシュさが両方あって、本当に綺麗。
もしそこにミーチャンさんが裸でいたら、誰だって迷わず抱きしめちゃうはずです。
ミーチャンさんのからだ、ズルイ・・・

このビデオの撮影者は、やよい先生のはずです。
おそらく三脚か何かにカメラを取り付けたフィックスの状態で、ズーム操作だけで撮影しているのだと思います。
合間にミーチャンさんに指示を出しているのでしょう。
そこはもうちょっとゆっくり、とか、もっといやらしく、とか・・・
私をじっと見つめるミーチャンさんの瞳の向こうには、やよい先生の目があるんです。
つまり、このビデオの前で裸になっている私は、ミーチャンさんとやよい先生に見つめられている・・・
やよい先生は、私がミーチャンさんがやっているのと同じようにえっちな格好になるのを望んでいる。
なんだかすっごくシアワセな気分です。
やよい先生はミーチャンさんが大好きで、ミーチャンさんもやよい先生が大好きで、私もやよい先生が大好きで、やよい先生も私を好きだから、私はミーチャンさんも好きで、ミーチャンさんも私を好きになって欲しい・・・

画面の中のミーチャンさんは、私がそんなことを思っているなんて知るはずも無く、もう一本のロープを下半身にかけ始めています。
ふんどしをするみたいに、Tバックな形でアソコに食い込ませながらロープを下半身に回しています。
ミーチャンさんは、たぶんわざと、アソコを突き出すようにからだを少しのけぞらせてロープをかけています。
私のほうに突き出されたミーチャンさんのアソコのスジが食い込ませた二本のロープで割れて、濡れてテラテラ光っている中身が見えました。
ミーチャンさんの中身は、キレイなサーモンピンク色でした。

「これが、股縄。ここをこうやってひっぱると、もっと気持ち良くなれるよ」
ミーチャンさんがまた、ニコッと笑いかけてきます。
いつの間にか縄ブラと股縄がお腹の辺りで繋がれていて、ミーチャンさんは、そのお腹のところのロープをリズミカルにひっぱっていました。
「ああんっ!」
ミーチャンさんのカワユク小さなえっち声にゾクゾクッとからだが震えます。
ミーチャンさんがロープをひくたびに、ミーチャンさんのおっぱいがたわみ、尖った乳首が上下して、股間のロープがさらに食い込んでいます。
「あんっ、あんっ」
「んっ、んーんっ・・・」

私は、ミーチャンさんのお手本に合わせて自分を縛ることはとっくにあきらめ、立ったまま画面を食い入るように見つつ、もう一本のロープの束を自分のアソコにグイグイ押し付けていました。
ミーチャンさんのえっち声に合わせてロープをアソコに押し付けているだけで、どんどん気持ち良くなってきます。
アソコにあたる麻縄の感触。
ヌルヌルなおシルで溢れている敏感な粘膜を擦る縄目のザラザラ。
萼から飛び出した敏感な肉の芽をロープがコソコソ愛撫しています。
「うーんっ!」
大きな声を出さないように声を殺して、テレビの前で腰を激しく上下していました。

画面の中でミーチャンさんのキレイなお顔が悦びに歪んでいきます。
まっすぐな髪がユラユラ揺れて、何本かが汗で頬に貼りつき、眉根に深くシワが寄って・・・
「うっ!んーーーっ!!!」
ミーチャンさんのロープをひっぱる手が止まったとき、私の腰の上下も止まりました。

テレビの画面が黒くフェードアウトしていき、すぐに明るくフェードイン、再びミーチャンさんの裸な上半身が映し出されました。
「次は、菱縄縛り、です」
立ったままイった余韻にユラユラ揺れていた私は、ベッドの縁にドサッと腰を下ろし、ひきつづきビデオを見続けました。

ビデオはその後、「亀甲縛り」「椅子に座ってのM字開脚自縛」「柱を使った自縛」とつづきました。
ときどきミーチャンさんが解説を入れて、縛り終えるたびにカワイク身悶えてくれました。
M字縛りのときは、ミーチャンさんのアソコの中がパックリ見えちゃいました。
ミーチャンさんのは、閉じてるときはただの一本スジみたく地味めなのに、開くとピンク色の薔薇の花びらのように幾重かにビラビラしていて、すっごくいやらしい形でした。
やっぱりラビアを洗濯バサミではさんでいると、伸びちゃうのかな?
私は、ビデオを見ている間中、ロープの束で自分の身体中を愛撫していました。
乳首になすりつけたり、アソコに食い込ませたり。
そして、ミーチャンさんの一挙一動に目が釘付けでした。
とくにミーチャンさんのお顔の変化。

ロープを真剣に操る鋭い目。
ロープが肌に食い込んだときにわずかに歪む口元。
キレイに縄化粧できたときの満足そうな微笑み。
ロープをひっぱって快感を導き出すときの、眉間にシワを寄せた淫靡な表情。
イクときにハスキーな声を絞り出す形の良い赤い唇。
そのどれもがセクシーで、綺麗で、せつなくて、儚くて・・・

私は、ミーチャンさんにすっかり恋をしていました。
いつの日か、ミーチャンさんとやよい先生の三人で、苛め苛められな恥ずかしいアソビをしてみたい、と心底思いました。

DVDを見終えたのは、夜の11時前でした。
DVDの最後でミーチャンさんは、ドビュッシーの喜びの島をバックに、
「それでは直子さん、がんばって練習してね。キレイでいやらしい写真、送ってきてくれるのを待ってます」
とセクシーに囁き、投げキッスまでくれました。

ミーチャンさんのキレイな裸体にすっかりコーフンしてしまった私は、もう一度思いっきりオナニーをしないと収まらない気分でした。
でも「亀甲縛り」みたいな複雑な自縛に挑戦するには、結び方などをよく研究してからでないと無理なことはわかっていました。
それに今夜の私は、でたらめに肌にあてたロープの感触だけでも気持ち良くイッちゃいそうなほど敏感な淫乱です。
難しい自縛は、ロープの結び方をよく練習してからにすることにして、DVDの中で一番簡単そうに見えた「柱を使っての自縛」を試してみることにしました。


メールでロープ 21

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