2011年9月18日

氷の雫で濡らされて 17

押し寄せる快感に翻弄されながらも、なんとか床に落とすことなく、左手でリモコンスイッチを掴むことが出来ました。
リモコンさえ手にすれば、クリトリス虐めは自分でいつでもコントロール出来ます。
リモコンを手に出来てホッとしたせいでしょうか、クリトリスへの刺激が一段とからだ中に響いてきました。

「んーーっ、んーーっ、ぅうーーーっ!!!」
何度目かの絶頂感に酔い痴れた後、余韻の中、手探りの指先でスイッチを切ることが出来ました。
「んーふーっ、んーふーっ、んーふーっ・・・」
荒々しい呼吸音とともに、自分の胸全体が激しく上下しているのがわかりました。

再び乳首とアソコの3ヶ所責めに戻った器具の陵辱は、さっきまでの、クリ肛門脇腹腋の下責め、とのコンボがあまりにも強烈だったせいもあり、最初の頃のように敏感には刺激を感じなくなっているようでした。
と言っても、その刺激に身を任せていれば、じりじりと着実に快感が体内に蓄積されていくのは明白なんですが。
全身もかなりぐったりしていて、その分、頭の中は幾分冷静になってきたようでした。
私は、あらためて自分の今の状況を確認してみました。

猿轡は、よだれでグッショリ。
よだれは、顎や耳のほうまで垂れていて、枕元のタオルケットまでしっとり濡らしていました。
上気しているのに加えてエアコンが切られたせいもあり、体感温度がさっきよりかなり上がっていました。
額の髪の生え際や首筋、そして全身に汗が滲み出て、時折ツツーッと肌を滑るのがわかります。

吊り下げられた氷の塊は、見たところさして大きさに変化はありませんが、胸元へ落ちて来る雫のスピードが上がっていました。
ポタポタポタポタとひっきりなしに雫が私のおっぱいやお腹の上に落ちてきます。
ワンピースの布に染みこんで、火照った肌を一瞬ヒヤリとさせてくれて、とても気持ちいい。

氷入りストッキングが吊るされてから、もう40分くらいは経っているはずです。
エアコンが切られて20分くらい?
とすると、後40分くらいはこの、ベッドに磔陵辱器具責め、から解放されないのでしょうか。
カーテンが開け放されたすりガラスの窓の外も、段々と日が翳ってきていました。
ただ、お部屋の中は、切られたエアコンの残存冷気が薄れるにつれて、ムンムンと熱気が上昇していました。

下半身は、もうヌルヌルのグショグショでした。
イクたびに何かいろんなおシルをアソコから放出していたような気もします。
ショーツは表も裏も満遍なくビッショリみたい。
それでもまだグチュグチュヌプヌプと膣内で蠢いているバイブレーターに、私の性感が懲りもせず昂ぶりつつありました。
「ぬぅーんっ!」
冷静になって頭で考えていた間、からだへの震動が導く快感は、やっぱり律儀に蓄積されていたようです。
「うーーんっ」
鎖を鳴らして両膝を捩り、大きく開いて膣壁のさまざまなところにバイブが当たるように工夫してしまう私は、やっぱり根っからのヘンタイどスケベなのでしょうね。

シーナさまが去って、一人残された自分のお家。
普段普通に生活している見慣れたリビングで、なぜだかソファーベッドに大の字に磔にされ、おっぱいとアソコを電池切れまで止まらないオモチャで嬲られている私。
氷が溶けて鍵が手に入らないうちは、この震動陵辱責めから解放されない私。
シーナさまがプレゼントしてくれた、まさに私好みな被虐シチュエーションを思う存分に楽しまなくちゃ、っていう気持ちになっていました。
あれだけ何度もイったのに、まだ昂ぶってくる自分のからだにちょっと呆れながらも、鍵が落ちて来るまで、囚われのみじめな自分を徹底的に苛めよう、って決めて両目をつぶり、妄想の世界に入りました。

「あの女の人に呼ばれて来てみたら、お姉さん、すんごい格好してますねぇ」
私の目の前に現われたのは、数時間前、ファッションビルのフィッティングルームでお相手してくれた、睫毛パチパチのギャル店員さんでした。
「それ、さっきお買い上げいただいたボディコンワンピでしょ?どうしてそんなに布地が凸凹してるんですかぁ?」
ギャル店員さんが言いながら、私のおっぱいのところにお顔を近づけてきました。
「うわっ!電動ハブラシ2本で乳首挟んでるんだぁ。信じられなーい。どヘンタイぃ」
「ハブラシって歯を磨くために使うんですよぉ?それをこんなふうに使うなんて、淫乱丸出しぃ。きっとオマンコにも突っ込んでるんでしょぉ?」
ギャル店員さんが呆れたようなお顔で、私の顔をマジマジと見つめました。

そのままギャル店員さんのお顔が私の下半身に移動していきます。
「ひゃー。オマンコのほうは、ぶっといバイブぅ!クネクネ動いてグチュグュいってるぅ!」
実際、私の耳にも低い震動音とともにニチャニチャ音が聞こえていました。
「さっきもお店で、ホタテ貝の形のオモチャをオマンコに突っ込んだままお買い物してたんですよねぇ?お連れの人に教えてもらいましたぁ」
「ブーンて音がお店中に聞こえてましたよぉ?恥ずかしくないんですかぁ?」
ギャル店員さんは、心底軽蔑した口ぶりで、それでもギャル口調で私を苛めてきます。

「おっぱいは、SMみたいにロープで縛ってたでしょぅ?背中のロープ丸見えだったしぃ、でっかい乳首がツンツンになっちゃってノーブラ丸わかりだしぃ。ひょっとしてお姉さん、そういういやらしい姿をみんなに見せたいんですかぁ?」
ギャル店員さんは、好奇心剥き出しの視線で私のからだを舐めるように視姦してきます。
「だったらやっぱりぃ、その恥ずかしいムチムチワンピのままショッピングすれば良かったのにぃ。乳首突っ立てて、SMロープチラ見させて、オマンコに挿さったホタテ貝覗かせてぇ」
「そのワンピでしゃがんだら、お尻もオマンコも丸出しになるでしょ?スケベな男どもがわんさか寄って来て、たちまちマワしてくれたでしょうにぃ」
ギャル店員さんのお下品にニヤニヤしたお顔。

私は顔をブンブン横に振って、私は男の人はダメなの、って訴えました。
「ふーん。男はダメだけどヘンタイなんだぁ。なんだかめんどくさいのねぇ」
「なら、女の人にだけ見て欲しいんだぁ。だったらアタシがじーっくり見ててあげるよぉ」
ギャル店員さんの目が、少しショーツがずり落ちた私の剥き出しな土手に気がつきました。

「あらー何これ?おマメにスポイトが吸い付いてんじゃん。ひゃはーっ!チョーウケルぅ!」
「でっかいクリぃ。テラテラおマメがスポイトのプラスチックにへばりついてるぅ。さっすがヘンタイお姉さん。ひっわーぃ。でもこのスポイトは、震えないのっかなぁ?」
私は、わざとらしく左手をぎゅっと握り締めて、背後に隠すような素振りをしました。
もちろん鎖に繋がれているので隠せるはずもなく、無駄にジャラジャラ鎖を鳴らしただけでした。

「ハッケーン!自分でスイッチ持っててもしょーがないじゃん。貸しなさぁーいっ」
あっという間にリモコンをギャル店員さんに奪われてしまいました。
「ここをポチッと、なっ」
ギャル店員さんの長い付け爪の先が、リモコンのスイッチをひねりました。
「むうぅーーっ!」
私のクリトリスに久しぶりの快感が走り、蓄積された震動とともに性感が一気に燃え上がりました。
「うわー、おマメごとプルプル震えるんだぁ。ねえ、気持ちいいぃ?」
私は顔をブンブン縦に振ります。
「だらしのないアヘ顔ねぇ」
でもすぐにスイッチは切られてしまいました。

「あれーっ?お尻のほうからも音がしてたよーなぁ?」
ギャル店員さんが私のお尻とタオルケットの間に腕を滑らせ、手探りで確かめました。
「うひゃー。こいつ、肛門にまでローター貼られてやんのぉ。信じられねーチョーヘンタイぃ」
ギャル店員さんの口調までが段々お下品になってきました。

「んぐぅーっ!」
「んふっー!」
「むぅーっ!」
ギャル店員さんは、スイッチを5秒くらい入れては切りをくりかえして、私をもてあそびます。
「スイッチいれるたんびに、んぐんぐ鳴いてるよぉ、こいつぅ。チョーオモシレーよぉ、このオモチャ、よだれ垂らして悦んでやんのぉ」
ギャル店員さんは、リモコンスイッチを私の顔の上でヒラヒラさせて、ヘラヘラ笑っています。

「この人、屋上で下着脱いで、タンポン挿れてたんです!」
いつの間にか、デパートの屋上で私を心配してくれた、年下学生カップルのツインテの女の子もベッド横に現われ、私を見下ろしていました。
「この人、ワタシが見ているの知ってるクセに、青空の下で平気でしゃがんで、スッポンポンの下半身丸出しにして、パカッと両膝広げちゃって」
「ワタシに見せびらかすみたいにマン毛剃ったオマンコ開いて、いやらしい顔してタンポン押し込んでたんです!本当、不潔な女!」

ツインテ彼女さんがギャル店員さんからリモコンを渡され、また少しの間、スイッチが入りました。
「んぅーんっ!」
「おまけに手首には、脱いだパンティをこれみよがしに巻いてるんですよ?信じられない!」
「そんなにノーパンなことをみんなに知らせたいのかしら?こんなヘンタイ女に声かけなきゃよかった」
ツインテ彼女さんが怖いお顔をして、スイッチのオンオフをくりかえします。
「おまけにそのパンティ、今穿いてるし。ビッチャビチャに濡らして、バイブまで突き挿して」

「イきたいんでしょう?でもイっかせてあっげないよぉー」
「あんたみたいなヘンタイ女、一生いやらしい姿で縛りつけられてればいいのよっ!」
「イきたかったら、今度お店に来るときは、必ず裸にそのワンピだけ着て来るって約束なさーい。カーテン開けっ放しでたくさん試着させてあげるぅ」
「イかせてもらいたかったら、次からは脱いだパンティ、足首に巻くこと。そのほうがもっとみんなにノーパン、気づいてもらえて嬉しいんじゃないっ?この露出狂女」
「それともお店でマネキンする?素っ裸で人間マネキン。みんなの前ですんごくスケベな服ばっか着せ替えてあげるぅ。じーっと動かなければ気づかれないかもよぉ?」
「どうせなら、ここにヘンタイ露出狂女がいまーす、って屋上のみんなに教えてあげればよかったわ」
ギャル店員さんとツインテ彼女さんが交互に私を罵ってきます。

私のからだは、もう待ったなし、っていうくらいものすごーく高まっていました。
最初のうちは10秒くらいスイッチを入れては切りをくりかえし、段々とオンの時間を長くしていきました。
でも、どんどん気持ち良くなっていく途中で、いつも無常にオフになってしまいます。
ギャル店員さんとツインテ彼女さんがイかせてくれないんです。
二人の蔑みの罵声を浴びながら、セルフ焦らしのクリ責めを執拗につづけました。
あーっ、もうイっちゃいたい・・・もうすぐ、もうすぐ、あーんっ、スイッチ、止めないでー・・・

ふっと見上げた視線に入ったストッキング内の氷の塊は、だいぶ小さくなっていました。
この調子ならもうすぐ、鍵が落ちてきそう。
私は、全身汗ビッショリ。
からだがカッカと火照っているのは、エアコンが切れているせいだけではありません。
執拗なセルフ焦らしで、今日一番最高に発情していました。

一刻も早くめくるめく快感に身を委ねたい・・・
イって、イって、イきまくりたい・・・
もう、壊れちゃってもいい・・・
覚悟を決めました。

左手の指先でリモコンのスイッチを入れました。
「んぐうんぅーーーーーぐぅーーっ!!」
たちまち私のからだがでたらめにジタバタのたうちました。
ジャラジャラと響く4本の鎖の金属音。
すさまじい快楽の大波。

その波に思い切り全身で身悶えしつつ、左手首を軽く扇ぐように上に振りました。
私の左手のひらに乗っていたオンのままのリモコンスイッチが、手のひらを離れて小さく放物線を描き、ベッドの縁を越えてフローリングの床にコトンと音を立てて落ちました。


氷の雫で濡らされて 18

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