2013年11月24日

コートを脱いで昼食を 21


「さあ、これで蹴飛ばされる心配も無くなったし、残りの半分とビキニラインは、あなたたちで実習してちょうだい」
「3人で代わりばんこに施術するといいわ。仕上げは、わたくしがやるから」
「はいっ!」
 アンジェラさんが一歩退き、代わってリナリナトリオのみなさんが、ほぼ180度に両腿を開いたままベッドに縛り付けられた私の下半身を取り囲みました。
「ワックスを塗るときは毛流れに沿って、剥がすときは逆方向へ水平に、よ」
「はいっ!」
 アンジェラさんのご指導に元気良くお返事されるお3人。

 最初はアリナさん。
 恐る恐るという感じで私のラビアを引っ張りながら、ヘラでワックスを塗りました。
「剥がしまーす」
 可愛らしいお声とともにベリッとワックスが剥がされます。
「あうっ!」
 アンジェラさんのときよりも痛さが増しています。
 慣れていらっしゃらないので仕方ないことなのでしょうけれど。

 つづいてマリナさん、セリナさんの順番で、施術が進んでいきました。
 アンジェラさんのようにテンポ良くとは行かず、ぎこちない手つきで性器を弄られ、ラビアを引っ張られ、下半身のムズムズが治まりません。
「あぁんっ!」
 毛を引き抜かれる痛みに、思わず両膝を閉じようとしますが、きっちり縛り付けられた私の両脚はビクとも動きません。
 包帯のロープが膝の裏側に食い込んでくるだけです。
 下半身を拘束されアソコを全開にしているという被虐感と、性器周辺を襲う物理的な痛みに、私のマゾ性は大悦び。
 どんどんいやらしい気分になっていました。
 エステティックの施術を受けているはずなのに、私の頭の中では、誰か悪い人に拉致監禁され、えっちな拷問を受けている妄想が渦巻いていました。

「ぁはんっ!」
「ぃやんっ!」
 ワックスが剥がされるたびに呻いてしまいます。
「あら、ナオコったら、お声がずいぶん色っぽくなってきたわね?」
 アンジェラさんがイタズラっぽく微笑みかけてきます。
「もう少しの辛抱よ。あとはビキニラインだけだから」
 何度も呻いているうちに、施術は土手部分に移っていました。
 モニターの中の私のアソコ周辺はもはやツルツル。
 毛が残っているのはその上部分だけになっていました。

 その部分もリナリナトリオのみなさんの、幾分慣れてきた感じの施術ですっかり抜かれ、最後にアンジェラさんがピンセットみたいなので仕上げをされている最中に、シーナさまと蘭子さんが戻っていらっしゃいました。

「あらあら、スゴイ格好にされちゃったわねー」
 入ってくるなりシーナさまが、さっきアンジェラさんがおっしゃったのと同じようなお言葉を、私に投げかけてきました。
「直子のお望み通りな展開じゃない?嬉しいでしょう?」
 シーナさまは白いバスローブ姿、蘭子さんは水色のユニホーム姿でした。

「あら?ミス・シーナ、お帰りなさい。こっちももうそろそろで終わるわ」
 私のラビアを掻き分けて、毛を一本引き抜きつつ、アンジェラさんがおっしゃいました。
「ああんっ!」
 毛が抜かれた痛みに、私のはしたない喘ぎ。
「こんな声をずっと聞かされどうしじゃ、あなたたちもさぞやりにくかったでしょう?」
 シーナさまのおどけたお言葉に、リナリナトリオの快活な笑い声がかぶさりました。

「さ、これでいいわね。ナオコ、長い間お疲れさま。ローション塗って施術完了」
 土手から性器にかけて、ひんやりとしたローションが、アンジェラさんの手で揉み込むように塗られます。
「あぁううーんっ」
 その冷たい感触にアソコを撫ぜられ、クリトリスにもスースーする刺激を感じて、抑えきれずにいやらしい声が洩れてしまいました。

「ねえ?ミス・シーナ。ご相談なのだけれど・・・」
 アンジェラさんが私の股間をさすりながら、シーナさまに尋ねました。
「わたくし、ナオコを見ていたらなんだかかわいそうになっちゃって。この子、一生懸命がまんして、わたくしたちに協力してくださったでしょう?」
「ここもこんなになっちゃっているのに、ヘンな声をあげないように、真っ赤になってがまんしてたわ」
 私のクリトリスをゴム手袋の指でサワサワ撫ぜつつ、つづけます。
「んふんっ!」
「だからご褒美をあげたいの。わたくしの特別マッサージで」
 アンジェラさんの手が私の股間から離れました。

「つまり、直子をイかせてあげる、っていうこと?」
「まあ!お下品な言い方ね。オーガズムに導くのよ」
 アンジェラさんが笑いながら訂正されました。
「どう?直子。オーガズムに導いてくれるってさ?」
 シーナさまが私の顔を覗き込みます。
「あ、はい・・・」
「はい、じゃないわよ。イきたいの?」
「あ、えっと、は、はい・・・」
「こんなみんなが見ている前で、イきたいんだ?はしたない子ねー。呆れちゃう。だったら自分からアンジーにお願いしなさい。どうかイかせてください、って」
 シーナさまのお顔がイジワルそうに笑っていました。

 私の性的昂ぶりは、もう爆発寸前でした。
 一刻も早く出口へ誘導してあげないと、気がヘンになってしまいそうなほどの、待ったなし状態でした。
 もはや恥も外聞もありません。
「ア、アンジェラ先生さま、どうか、どうか直子をイかせてくださいぃ」
 上半身だけ起こして、マゾの服従ポーズのまま、アンジェラさまに哀願しました
「あらー、先生だなんて、かわいい子ね。わかったわ。わたくしがすごく気持ちのいいマッサージしてさしあげるわ」
「施術の後は、その部分はあまり刺激しないほうがいいのだけれど、幸いナオコは出血もなかったし、肌も比較的丈夫そうだから」

「下半身は縛ったままでいいわよ。直子は、そういうのが好みなヘンタイだから」
「あなたたちもよーく見ていてやってね。他人のイキ顔なんて、ライブでそうそう拝めるものじゃないから、貴重な体験よ」
 リナリナトリオのみなさんが、ドッと笑いました。

 私の腰を浮かせていた毛布が取り除かれ、フワフワタオルも取り除かれました。
 合皮らしいベッドの表面に直に肌を付けている状態。
 仰向け全裸で、頭の下に両手を置いた服従ポーズ、下半身は全開で縛り付けられたまま。
 そんな私を、アリナさん、マリナさん、セリナさん、蘭子さん、シーナさま、アンジェラさま、そして小野寺さんのビデオカメラが取り囲み見下ろしています。

「からだの力を全部抜いて、リラックスしていてね?」
 おっしゃりながら、透明なローションをボトルから直に、私の胸やお腹にたっぷり垂らしてきました。
「あんっ!」
 その冷たい感触に全身がピクリと跳ねます。
 ヌルヌルローションをからだ全体に行き渡らせるようにアンジェラさまの両手が私の肌を這い、やがて私のふたつのおっぱいをやんわり包んで来ました。
「あはぁん」
「ナオコのブレストはやわらかいわねー。いいさわり心地。でもニップルはコチコチね」
「うふぅん」
 おっぱいをふわふわ揉みしだかれて、私はクネクネ身悶えます。
「ううぅんっ」
「いいわよ、気持ち良かったらどんどんお声を出して鳴いちゃって。もうがまんすることはないわ」
 アンジェラさまの両手が、私の上半身のいたるところを、揉み解すみたいに撫ぜ回してきます。
 すっごく気持ちいい。
 からだが溶けちゃいそう。

 アンジェラさんの両手は、段々と下腹部に移っていき、私の全身はローションまみれのヌルヌル。
「このローションはね、ちょっぴり媚薬みたいな効果もあるの」
 そして右手がついに、アソコを包み込みました。

「蘭子さん?わたくしはナオコに、これ以上無いくらい気持ち良くなって欲しいから、ブレストのケアを手伝っていただける?」
「はい。わかりました」
 アンジェラさまのお言葉で、蘭子さまが私の傍に立ち、私のおっぱいを揉み始めました。
「あー、いいなー直子。アンジーと蘭子さんふたりがかり。なんて豪華なマッサージだこと!」
 シーナさまの拗ねたようなお声が可笑しくて、思わずつぶっていた目を開けると、リナリナトリオのみなさんの食い入るような視線とぶつかりました。

 それと同時に、アンジェラさまの指がズブリと、私の中に侵入してきました。
「あうっ!」
 再びギュッと目をつぶり、4本の手が与えてくれる快感に身を委ねます。
 それからは、完全に我を忘れていました
 おっぱいは、時に優しく、時に激しく揉みしだかれ、ときどき乳首が指の間でキュッと挟まれます。
 アソコに入った指は、本数が2本に増え、膣壁を擦るように至るところを掻きまわし、もう片方の手はずっと、クリットを撫でたりつまんだりしています。
「あふん」
「んぐっ」
「いやん」
「いい、いいい!!!」
 すぐに一回目の絶頂がきましたが、4本の手は止まりません。

「ナオコのヴァジャイナの中、すごく熱いわね。キュッキュッて締め付けてくるわ。あ、また達したわね?」
「ふぅぅんっ!」
「ああん、そこぉ」
「いく、いく、いっちゃうぅ」
「だめ、だめ、もっとぉ・・・」
 何回イってもアンジェラさまと蘭子さまは許しでくださいません。
 ピチャピチャという卑猥な音と私のハアハアと荒げた息遣いが、低く流れるモーツアルトのピアノ曲をかき消します。

 なんだか手が増えたな、と思い目を開けると、おっぱいはシーナさまの担当になっていました。
 私の乳首を乱暴につまんで引っ張ったり潰したりしています。
 蘭子さまは、わき腹やお腹をマッサージされています。
「あぅ、あぅ」
「いい、いいぃ・・・」
 もう何度イったかわかりません。
 6本の手にさわられている部分すべてが性感帯となり、グングン昂ぶります。
 からだが宙に浮いているように、気持ちのいい波が寄せては返しつづけます。

「ああん、でちゃうぅ、でちゃうぅぅぅ」
 中を掻きまわしている指が手前のほうのある部分に触れたとき、とっさにそんな言葉が自分の口から飛び出しました。
「いいわよー。出しちゃうと気持ちいいから、出しちゃいなさーい」
 アンジェラさんのお言葉に、そうか、出しちゃっていいんだ、って素直に思い力を抜いた途端、ピューッと何かを放出しました。
「うわーーっ!」
 リナリナトリオの盛大なざわめき。
 潮を吹いちゃったのです。

「もうナオコのGスポットは覚えたわ。ここを刺激すれば何度でも出るわよ。どんどん出しちゃってスッキリしちゃいましょう」
 アンジェラさまの指で執拗にソコを責め立てられ、私は何度もピューピュー吹いて、ビクンビクンとイきました。

「そうそう、最近の若い子は、ネットの掲示板やつぶやきなんかで、職業上で知ったお客様のプライバシーを気軽に書いちゃって問題になっているけれど」
「今日のナオコみたいに、少し普通とは違うご趣味のかたは、あなたたちにとっては興味津々で、誰かにお話したくなる気持ちもあるでしょう」
「うちのお客様には、世間でお名前の知られたかたや、社会的な地位の高いかたのマダムなどもたくさんいらっしゃいます」
「このお仕事では、そんな方々のプライバシーを知る場合もあるでしょうけれど、それらは決して、一切口外してはいけません」
「わたくしたちのお仕事は、肌を直接触れるお仕事でもありますから、お客様からの信頼と守秘義務とで成り立っています」
「ですから、お仕事上で知ったお客様のご趣味や嗜好を、たとえお友達との世間話と言えども、話題にすることは厳禁です」
「もしも、そのようなことをして発覚した場合は、この手のお仕事はそれ以降、一切出来ないように全国的に手配しますし、それなりの損害賠償も直接請求します」
「これはプロとして必ず絶対に守ってください。わかりましたね?」
「はいっ!」

 私のアソコを責め立てつつ、リナリナトリオのみなさんに、そんなふうに言い聞かせるアンジェラさまのお言葉を、どこか遠くのほうから聞こえてくるように感じながら、私は何度も何度も全身を震わせてイきつづけました。


コートを脱いで昼食を 22


2013年11月18日

コートを脱いで昼食を 20

「それでは施術をつづけましょう」
 アンジェラさんが再びタオルを持ち、私の股間を覆って拭い始めました。
「ナオコのヴァジャイナ、すごく熱くなっているわね?もう少しの辛抱だから、がんばってね」
 おやさしげにおっしゃりながら、膣を軽く叩くみたいにして、滲み出た私のえっちなおツユをタオルに染み込ませています。
「ぁぁんっ!」
 ときどきタオルの端がコソッと剥き出しの肉の芽をくすぐり、そのたびにピクンと感じてしまいます。

 さっきと同じように汚れたタオルをセリナさんに渡した後、施術が始まりました。
「無駄な力は抜いて、下半身をリラックスした状態にしていてね?ナオコ」
 私の左側に立ったアンジェラさんが、私の股間に覆いかぶさるようにしながら、手早くヘラでワックスを塗っては、剥がしていきます。

「んっ!」
 お尻のときよりは、何て言うか、ちゃんと痛い感じ。
 ローソクプレイで言えば、より低い位置からロウを垂れされている感じです。
「あうっ!
「はぁんっ!」
 アンジェラさんの指で陰唇を引っ張られつつ、伸ばした輪ゴムをパチンと当てられたような痛みが、性器ギリギリの敏感な皮膚を襲いつづけます。
「はうっ!」
「ううっ!」
 一生懸命抑え込んでいるつもりなのですが、どうしても呻き声が洩れてしまいます。
 からだ中がどんどん疼いてきて、身悶えしちゃいそうになっています。

「セリナさん、タオルを」
 アンジェラさんのお声で小休止。
 モニターを見ると、パックリ開いたピンクの粘膜が懲りもせず、水あめでコーティングしたようにライトを反射して再びキラキラきらめいていました。
 恥ずかしい・・・
 私が見入っているモニターの中で、その部分にタオルがかけられました。

 シーナさまがお部屋からいなくなってから、この場の雰囲気も少し和らいだみたいでした。
 内輪っぽい雰囲気が漂い、私語も増えてきました。
 リナリナトリオのおひとりが、ニヤニヤしながらセリナさんに何か耳打ちしています。
 それを聞いてセリナさんがあらためてモニターに目をやり、それから私の顔を窺うように視線を泳がせ、頬を赤らめてうつむきました。
 そんな彼女たちを見ていると、私もあらためて、今の自分の格好と状態の恥ずかしさに、いたたまれなくなってきてしまいます。
 彼女たちは真面目にお仕事をされているだけなのに、私だけ勝手にどんどん発情してしまっているのですから。

 タオルがはずされると、私の性器周辺左側下四分の一くらいの毛が見事に無くなっていました。
 間髪を入れず、アンジェラさんが施術を再開されます。
「あんっ!」
「んんっ!」
 再び呻き始める私。
 声ぐらい出していないと、本当にどうにかなっちゃいそうなほど欲情していました。

 ワックスの位置が段々上に来て、裂け始めのすぐ脇、恥ずかしい肉の芽のすぐ横の毛に塗られ、剥がされたときでした。
 今までより格段に激しい痛みが、全身をつらぬきました。
「ぃたいっ!!」
「キャッ!」
 私の呻きにアンジェラさんの悲鳴が重なりました。

「ごめんなさいっ!」
 上半身をあわてて起こして、アンジェラさんに謝りました。
 思わぬ痛みに反射的に両膝を立てて閉じてしまい、両方の膝頭でアンジェラさんの右の二の腕を強く挟んでしまったようでした。
「いいのよ。心配しないで。痛かったのよね?よくあることよ。逃げ遅れたわたくしがいけないの」
 アンジェラさんがニッコリ笑って、私を見つめてくれます。
「本当にごめんなさい。これからは絶対にがまんしますから、許してください」
 泣きそうになりながら、その目をすがるように見て謝ります。

「大丈夫。ナオコはがまん強いわ。痛さで暴れるお客様もけっこういらっしゃって、それは承知のことですから。今のはわたくしのミスよ」
「みなさんも注意してくださいね。ワックスを剥がしたら、さっとお客様から離れること。これも技術のひとつです」
「予想外の痛みを感じると、お客様のからだは反射的に動いてしまいます」
「とく仰向けの場合は、脚をでたらめに振り上げてしまうかたもいらっしゃいます」
「膝蹴りとか、まともに受けると怪我しちゃいますからね」
「だから、うまく避けることも、一流エステティシャンとして必要なテクニックです」
「なるべく痛みを感じさせないように施術するのが一番なのですけれどね」
 右の二の腕をさすりながら、アンジェラさんがリナリナトリオのみなさんに説明されています。

「でも、あなたたちはまだ慣れていないから、ちょっと危ないかなー?」
 アンジェラさんが私の顔をまだ見つめつつ、思案顔になりました。
「こっちの半分は、あなたたたちに実習してもらおうかと考えていたのだけれど・・・」
 まだ毛が残っている私の性器の右半分の側を指さしながらのお言葉。
「あなたたちが交代で、ナオコの両膝を押さえていてもらえば、大丈夫かしら?・・・」

 同年代くらいの女性たちの手で両脚を押さえつけられ、無理矢理アソコの毛を引き抜かれる私・・・
 アンジェラさんのお言葉を聴いた途端、パーッと屈辱的な妄想が広がり、ゾクゾクが止まりません。

「それでしたらっ!」
 リナリナトリオの中で、一番明るくて快活な感じな、フワフワウェーブヘアが可愛らしい小柄な女性が一歩前に出て来て、アンジェラさんに向かって右手を高く上げました。
 発言したくてしょうがなかったようなご様子。
 大きな丸いふたつの瞳が、好奇心で爛々と輝いているように見えました。

「先ほどのお連れのかたがおっしゃったように、失礼して軽く縛らせていただいたらどうでしょう?」
 溌剌とした明るいお声。
「こちらのお客様、そういうご趣味をお持ちのようですし・・・」
 私の顔に、盗み見るような視線を走らせてから、クスリと小さく笑ったのを聞いて、今まで私が辱めを受けるたびにクスクス笑っていたのは、この人だと思いました。
 今はそのつぶらな瞳を大きく開いて、至近距離からじっと私のアソコを見つめています。
 その全身から、興味津々、という四文字がほとばしっています。

「あら、アリナさんたら、大胆ねぇ」
 アンジェラさんが小さく苦笑いを浮かべ、まだ上半身を起こしたままの私の顔を覗き込んできました。
「ねえナオコ?本当に縛っちゃってもいいの?」
「あっ、はい。もちろんかまいません。縛られるのは慣れていますし・・・」
 服従ポーズのまま小さくお答えしたら、アリナさんがまたクスッと笑いました。
 私は、余計なことを言っちゃった、って真っ赤になりつつも、思いもよらない展開にドキドキが治まりません。

 まさかこんなところで縛られちゃうなんて・・・
 それも今日会ったばかりの女性たちの目の前で・・・
 その上、ビデオで記録のオマケつき・・・
 きっと今の私は、マゾ顔全開のはずです。

「そうねえ・・・でもうちにはそういう種類のロープとかないし。マダム・ワカバヤシのときはいつもミス・シーナがご持参されるから」
 シーナさまってば、やっぱりここで、そういうこともやってらしたんだ・・・
「荷造り用のビニールヒモでは、何て言うか、エレガントではないわよねぇ・・・」
 アンジェラさんがまた思案顔になると、すっごく嬉しそうなお顔のアリナさんがまた、右手を高く上げました。
「はい!あたしいいもの知っています。確かコスメのお部屋に、サニタリーの業者さんからモニターでいただいた包帯がたくさんあったはずです。あたし、取ってきます!」
 弾んだお声でそうおっしゃると即座に、タッタッタとお部屋を出て行きました。

「包帯ね。それはいいわ。包帯ならお肌も傷つかないし」
 アンジェラさんが私を見ました。
「本当にいいのね?縛っちゃうわよ?」
 イタズラっぽく聞いてきました。
「は、はい・・・お願いします・・・」
 私はゾクゾク感じながらお答えしました。
「ひょっとして、嬉しいの?」
「は、はい・・・」
 私にもはや理性は残っていません。
 恥辱の快感に、身も心もどっぷり浸りきっていました。

 アリナさんが包帯のロールを両手一杯に抱えて戻ってきました。
「これだけあれば足りますよね?」
 本当にすっごく嬉しそうです。
「包帯だったら、マリナさんがお得意だったわね?お願いできるかしら?」
 アンジェラさんからマリナさんと呼ばれた女性、ショートカットで理知的なお顔をされた、細身でちょっぴりボーイッシュな感じの美人さん、が、はい、と答えて近づいてきました。
「この人もね、看護師の免許をお持ちなの。整形外科の病院に2年くらい勤めていらっしゃったのよね?」
「はい」
 涼しげなお声でお答えになるマリナさん。
 これでお三人のお顔とお名前が一致しました。

「このままの姿勢で固定すればよろしいですか?」
 マリナさんがアンジェラさんに尋ねています。
 私は、上半身は起こしていますが、下半身は自発的にさっきまでの姿勢、足の裏をペッタリくっつけて、両膝を内腿とふくらはぎがくっつくまで折り、左右ほぼ水平にまで開いた形、に戻っていました。
 したがってアソコはまた、パックリ開きっ放しです。

「そうね。ナオコがそれでいいのなら。どう?ナオコ」
「はい・・・大丈夫です・・・お、お願いします・・・」
アンジェラさんを見て、それからマリナさんを見ました。
「わかりました」
 薄く笑ったマリナさんが、包帯のロールを片手にツカツカと私の足元まで移動しました。
「失礼します」
 言うや否や、ペッタリと合わせた私の足の左右の甲を、やんわりと捕まれました。
「背中を下ろして仰向けに戻ってください」
 言われた通りにふわふわタオルに再び背中を預けました。

 寝そべると同時に私の両足首が持ち上げられました。
 腰が浮いて、お尻を宙に突き出す格好になります。
 マリナさんの視線のすぐ前に、私のお尻の穴があるはずです。
 その状態のままマリナさんが手際良く、私の両足首から下をひとつにした形で、包帯でグルグル巻きにしていきました。

 両足のかかとから爪先までが包帯の白いひとかたまりとなって、まったく動かせなくなりました。
 その包帯は、普通のものより少しザラザラしている感じで、とくに何もしなくても巻いただけでくっついちゃう仕様のようでした。
 その感触に、そう言えば以前、こういう仕様の赤いテープで、やよい先生に拘束されたことがあったなあ、なんて唐突に思い出しました。

 足先が終わって、今度は膝の固定です。
 まず左脚。
ふくらはぎと内腿をピッタリくっつけたまま、太腿から脛のあたりまでを包帯でグルグルひとくくりにされました。
 同様に右脚も。
 これで私の両脚は、膝を折ったままの、ほぼ全開状態に固定されました。

「ちょっと両脚を閉じようとしてみていただけますか?」
 マリナさんのお言葉で両脚に力を入れ、膝を閉じようと試みます。
 でも、両足首ががっちり固定されているので、太腿がいくらか内側に動くくらい。
 閉じることなど出来ません。
 これでもう、いくら痛くても、両膝で施術のかたを挟んでしまう心配はないようです。

 だけどマリナさんは、なんだかまだ不満そう。
「やっぱり、少し動いちゃうわね・・・」
 独り言のようにつぶやきました。

「この後、Vラインもつづけてやってしまうのですよね?」
 マリナさんが今度はアンジェラさんに尋ねました。
「そうね。一気にやってしまいましょう」
「それだったら、ちょっとくらい包帯が緩んでも動けなくしておいたほうがいいですよね・・・」
 マリナさんの冷静なお顔は、私にはとてもエスっぽく見えました。

 少し考えてから、マリナさんがおもむろに、包帯を数メートルずつに切り始めました。
 そして、それらを束ねて縄のように縒ってから、まず曲げた左膝の内側の隙間から通し、その端をベッド下のパイプに括り付けました。
 私の折り曲げた左脚は、ピンと張りつめた包帯のロープでベッドにベッタリと固定され、敷かれたタオルから離れることが出来なくなりました。
 同じように右膝、そして、ひとつに括られた両足先もベッド下のパイプに繋がれました。

「痛くないですか?」
 マリナさんが、お仕事中の看護婦さんそのものなクールなお声で聞いてきます。
「ぁ、はぁぃ・・・」
 自分の下半身がどんどん動かせなくなっていくことに、眩暈しちゃうほどの陶酔を感じていた私は、いやらしいマゾ声でうなずきました。

「今、縛っていて思いついたのですが、こうするともっと施術がしやすくなると思います」
 マリナさんがアンジェラさんに向けておっしゃってから、今度はセリナさんのほうを向いてつづけました。
「セリナさん、あそこの戸棚から毛布を一枚、持ってきてくださる?」
 セリナさんがタタッと駆け出し、すぐに毛布を抱えて戻ってきました。
「ううん、たたんだままでいいの」
 毛布を広げようとされたセリナさんを制します。

 マリナさんはその毛布をさらに、大きめな枕くらいの大きさにまでたたんでから、ちょっと失礼、と、私の腰のあたりのふんわりタオルの下に手を潜り込ませ、私の腰を持ち上げて、その隙間に折りたたんだ毛布を挿入しました。
 その結果、差し込まれた毛布によって私の腰は以前より10センチくらい浮き上がり、背中が若干弓反りな姿勢になっていました。
 仰向けに寝そべっている私から見ると、中空に自分の下腹部が突き出され、その先が見えない状態。
 必然的に傍から見れば、剥き出しの股間を高く突き出すような格好になっているはずです。
 腰の位置が高くなったおかげで、両脚を繋ぐ包帯ロープの張力も増して、膝の内側にいっそう食い込み、被虐感を煽ってきます。。
 私の下半身は、すっごく恥ずかしい状態で完全に拘束されてしまいました。

 小野寺さんのカメラが私の今の状態を、足元からゆっくり舐めるように映してくれています。
 
 真っ白な包帯で固められた両足先。
 両膝を折り曲げたまま全開でベッドにくくりつけられた両脚。
 これみよがしに高く突き出された、施術途中の毛が残る、開いて濡れそぼったアソコ。
 薄い毛が翳る土手部分から下り坂になり、縦に伸びたおへそ。
 仰向けのために若干左右に垂れ下がり気味なふたつの乳房。
 相変わらず天を衝くふたつの乳首。
 マゾの服従ポーズの両腋には汗が滲んでいます。
 首に巻かれたメス犬マゾな証の赤いチョーカー。
 そして、恥辱の興奮に歪む、私の真っ赤な顔。

「あらあら、スゴイ格好になっちゃたわねえ、ナオコ」
 アンジェラさんが少し呆れたようなお声でつぶやきました。
「でも白い包帯っていうのはいいわね。なんだかフェティッシュで。ゾクゾクしちゃうくらいエロティックだわ」
 アンジェラさんの右手が私の足先の包帯をそっと撫ぜました。

「それにしてもマリナさん、あなた手際がいいわね?感心しちゃった」
「あ、はい。わたしも以前の職業柄、SMとか興味あったので、看護師時代に少し研究しました。看護師には多いですよ。その手の人」
 照れ臭そうにおっしゃるマリナさん。
「あ、でもわたしは、あくまでもエスのほうですから」
 お口の端をクイッと上げたクールな微笑を私に向けながら、マリナさんがそう付け加えられました。
 やっぱり、と思いました。


コートを脱いで昼食を 21


2013年11月10日

コートを脱いで昼食を 19

 お尻をされていたときは、ずっとうつぶせだったので、アンジェラさんたちがどんなご様子で、どんな表情で私の恥ずかしい姿をご覧になっていたのか、わかりませんでした。
 逆に私も、施術でお尻を弄られて感じてしまい、いやらしく歪んでいたであろう自分の表情を、みなさまに見られずにすんでいました。
 それが、ある意味救いでもあり、ある意味物足りなくもありました。

 今度は仰向け。
 否が応でもアンジェラさんたちとお顔をつき合わせて、お互いの反応を目の当たりにしながら施術を受けることになります。
 仰向けになれば、尖っている乳首も淫らな表情も隠せません。
 アソコの周辺の施術ですから、それなりの格好にもさせられるでしょう。
 溢れるほどの蜜をたたえたその部分を、さらけ出さなくてはいけなくなるはずです。
 お尻のときに間近でご覧になっているとはいえ、アンジェラさんたちは、そんな私を見てどんな反応を示されるのでしょう?

 お尻の施術で蓄積された欲情は、一刻も早い昇華を望んでいました。
 こんな状態でアソコを弄られたら・・・
 もちろん出来る限りはガマンするつもりですが、まったく自信はありません。
 きっとお尻のとき以上に、はしたなく身悶えてしまうはずです。
 私がいやらしく悦ぶ姿を、正面から間近で、みなさまに見られてしまうことになるでしょう。
 私のドキドキは最高潮。
 視て欲しいけれど、でもやっぱり恥ずかしい・・・
 はい、と答えはしたものの、からだを反転させることを躊躇していました。

「アイ部分というのは、アヌスからヴルヴァの先まで、ヴァジャイナの左右ラビアを含む直線的な部分です」
「アヌスからヴルヴァの端までは、日本語だと、会陰とか蟻の門渡り、なんて言い方もあるわね」
「この部分は全体に皮膚がやわらかく、また、性器というからだの中で一番プライヴェートな箇所でもありますから、女性にとって肉体的にも精神的にも一番デリケートな領域です」
「その部分に触れての施術となりますし、痛みを感じるお客様もこの部分の施術が一番多いので、あらゆる面で細心の注意と心配りが必要です」
「ヘアの生え方の流れも、部位によって細かく異なります。ですからまず、じっくり観察することです」

 アンジェラさんが研修のお3人にご説明されているあいだ、小野寺さんが近づいてきて、私の頭のところにあったテレビモニターをベッドの左側に移動されました。
 仰向けになっても私がモニターを見られるように、というご配慮でしょう。
 今度はあのモニターに、私のアソコが大写しになるんだ・・・
 うつぶせのまま枕にギューッと顔を押し付けていたら、アンジェラさんからお声が掛かりました。

「恥ずかしがる必要はないのよ?ミス・ナオコ。あなたのからだは綺麗だもの。この子たちもみんな、ずっと羨ましそうに見ていたわ」
「感じたら感じるままでいいから、だから、さ、早く仰向けになりなさい?」
 アンジェラさんの手が私の背中に触れました。

「は、はい・・・」
 意を決して、両手で顔を覆って隠してから、思い切ってからだを反転し、仰向けになりました。
 みなさまと視線を合わせるのが、なんだかきまりが悪くて、とても怖かったのです。
 勢いが良すぎて、おっぱいがブルルンと派手に揺れました。
 顔を覆う両手の肘で、ふたつの乳首を押し潰すように隠し、もちろん両脚もピッタリと揃えています。

 すかさずシーナさまから冷たいお声が降り注ぎました。
「何をいまさら顔とおっぱい、隠してるのよ?直子は視られたがりのマゾでしょ?マゾの両手は頭の後ろよっ!」
「直子がえっちにサカっちゃっているのは、もうみんなわかっているんだから、さっさと言われた通りになさい!」
 ポインターペンで手の甲をつつかれ、仰向けでの、マゾの服従ポーズ、のご命令。
 あーん、もうどうにでもしてくださいーっ!
 開き直り気味に観念して両手を顔からはずし、腹筋運動をするときみたいに後頭部にあてました。

 アンジェラさん、リナリナトリオのお3人、蘭子さん、シーナさまが、ベッドを取り囲んで私を見下ろしていました。
 仰向けから見上げると、どなたのお顔も翳り気味で、みなさん、薄いニヤニヤ笑いを浮かべでいるように見えました。
 気分はまさに、淫らな生体実験の被験体、囚われの慰み者・・・
 羞恥と被虐感で胸が張り裂けそうです。

 不意にベッド脇のモニターが明るくなり、横目で追うと、私の顔が映っていました。
 これはつまり小野寺さんの視線。
 しばらく私の顔を映してからゆっくりと外れたカメラは、首筋を通って両腋を映し、右のおっぱいで止まりました。
 天を衝くように隆起しているラズベリー色の大きめな乳首にズームしてしばらく留まった後、左の乳首に移りました。
 それからおへそを通過して、まばらに陰毛の生えた土手へ。
 私のからだを、文字通り隅々まで舐めまわすこの映像は、全部記録されているんだ・・・
 見知らぬ人たちに、私のその部分を見せるために・・・
 そんなことを考えていたら、アソコの奥から、淫らな欲求がキュンキュン渦を巻いて湧き上がってきます。
 ああんっ!
 被虐な妄想が止まりません。

「はい。それでは I 部分の施術に入りましょう」
 アンジェラさんの一声で、妄想が途切れました。
 ベッドの左側、私の腰のあたりにアンジェラさんと研修のお3人、その対面右側にはビデオカメラを構えた小野寺さん。
 シーナさまと蘭子さんは、足元のほうに立ち、まっすぐに私を見下ろしています。

「ミス・ナオコ?そんなに脚をぴったり閉じていたら、施術出来ないわ」
 アンジェラさんが、からかうみたいな笑みを浮かべておっしゃいました。
 ビクン!
 いずれアソコをみなさまにお見せするような格好にならなくてはいけない、と覚悟はしていましたが、とうとうそのときがやって来てしまいました。
 どんな格好にされるのだろう?
 ドキドキしていたら、またおツユが・・・

「わたくしの言うとおりのポーズにおなりなさい」
 アンジェラさんの口調が、なんとなくご命令ぽくなってきている気がしました。
「左右の足の裏をペッタリくっつけるの。爪先からかかとまで、ペッタリとね」

 一瞬、おっしゃた意味がわかりませんでした。
 足の裏をくっつける?
 そんなことだけでいいのかしら?
「は、はい・・・」
 お答えして、実際にそうしようと脚を動かし始めたらすぐ、気がつきました。

 足の裏を向き合わせるためには、両脚を横向きにしなければなりません。。
 そうして足裏を合わせようとすれば、膝を左右とも外向きに曲げなければならず、ペッタリ合わせようとするほど、より深く曲げることになります。
 必然的に両太股が割れて、その交差部分のスジも開いてしまいます。
「ぁんっ!ぃやん」
 仰向けで、両脚の膝だけ45度くらいずつ曲げています。
 足の裏をペッタリ合わせるために、両脚で菱形を形作っているような格好になりました。

 下半身の小さく割れた唇から、ようやく出口をみつけた洪水がトロリとお尻の穴のほうへと滴り、タオルに吸い込まれていきます。
 その粘液の感触で、施術したての無毛なお尻の穴がくすぐったい。
 アンジェラさんたちの目は、そこに釘付け。
 モニターにももちろん、蜜が滴る唇がアップで映っていました。
 いやっ!恥ずかしすぎるっ!
 一刻も早く隠したいけれど、両手は頭の下なので隠すことは出来ません。

「はい。良く出来ました。でももう少し開いていただけるかしら、ミス・ナオコ?」
 アンジェラさんが私のソコを覗き込むようにしながら、おっしゃいました。
「両足をくっつけたまま、もっと腰のほうへ近づけるの」
「えっ?」
 戸惑いつつも、お言いつけ通りにしてみます。
「んっ!」
 足のかかとがお尻に近づくと、両腿がいっそう広がります。
「もっと!」
「んっ!」
「もっとよ!」
「ぁぁーんっ!」

 両腿がほぼ180度に開いていました。
 膝の関節は閉じたコンパスのように、ふくらはぎと内腿がピッタリくっついた状態。
 その状態で左右にほぼ全開しているので、両腿の交わり部分もパックリとお口を開けっ放しになってしまいました。
「ちょっと辛いかもしれないけれど、そのポーズをキープしておいてね」
 アンジェラさんが私の開かれた部分をまじまじと見つめつつ、おっしゃいました。

「それにしても本当に、お綺麗なヴルヴァよねー。肌と一緒で真っ白だし、余計なものが一切はみ出ていないわ」
「これ、ヘア処理したら一直線でしょ?プックリしていて、まさにキャメルトゥね。艶かしいわ」
「ヘアは少ないから、施術はイージーね。セリナさん、タオル取ってちょうだい」
 セリナさんと呼ばれた、リナリナトリオで一番背が高いワンカールボブの子が、あわててタオルを差し出しました。
 その小さくて綺麗なお顔が、真っ赤に火照っていました。

「ミス・ナオコ、ちょっと失礼するわよ?」
 アンジェラさんがおっしゃりながら、タオルで私の股間を塞ぎました。
「あんっ!」
 不意の感触に思わず声を上げてしまいます。
「あら、可愛いらしいお声だこと。感じやすいのね?」
 そのまま中の粘膜を擦るように、溜まった蜜を拭っています。
 私は一生懸命、はしたない声をガマンします。

「だけどこんなにビシャビシャだと施術しにくいから、ね?」
「ねえミス・ナオコ?これって、さっきのアヌスでの施術で感じてしまったからなの?」
 アンジェラさんが、まだ私の股間をさすりながら尋ねてきます。
「あっ、それは、えっと・・・」

「それもあるけれど、この子は視られていること自体でも感じちゃうのよ。ね、直子?」
 シーナさまがお口をはさみました。
「でも、わたくしたちは同性じゃない?恥ずかしさは、それはあるでしょうけれど、ここまでセクシーな気分になってしまうもの?」
「だから直子は、そういう子なのよ。同性に恥ずかしい格好を視られて、虐められて、辱められるのが大好きなの。ちなみにオトコは一切NG」
「あらぁ、そうなの。それならひょっとして、ここには、殿方のアレは、一度も入ったことがないのね?」
 アンジェラさんのタオルが、より奥へ入ってきました。
「ぁふんっ・・・」
 ザラザラとしたタオル地で粘膜を擦られ、喉元からせり上がった吐息で唇が開いてしまいました。

「そう。なのにこんなに淫乱だなんて、なかなかレアでしょう?それが直子っていう女なのよ」
「そうなの。でもそれはそれでステキだわね。女性限定のイジメられっ子さんかー。なんだかわたくしも、このからだを触っていたら、虐めてみたくなってきたもの」
 アンジェラさんが笑いながらおっしゃり、タオルが股間から離れました。
 私は、おふたりの会話にいたたまれなくなって、今すぐこの場を逃げ出したい気持ち。

 使用済みのタオルを、アンジェラさんがセリナさんに渡しました。
 セリナさんは、何か不潔なものでも受け取ったかのようにビクビクした感じで、人差し指と親指でつまんだままお部屋の奥に駆け出しました。
 それを見た私は、なんだかひどくみじめな気分。

「さて、それでは施術の準備です。ナオコのヴルヴァはヘアが少ないけれど、しっかり生え方を見極めるために、まずじっくり観察しましょう」
 アンジェラさんは、撮影のジャマにならないようにというご配慮でしょう、その場にしゃがんで、お顔だけを私のソコに近づけています。。
 リナリナトリオは、アンジェラさんの反対側に回り、モニターをじっと見つめています。
 リナリナトリオに挟まれた小野寺さんは、ずーっとビデオカメラを下に向けて、私のアソコをレンズで覗きっ放しです。

「ナオコは、アヌスからヴルヴァまでのあいだには、まったくヘアが無いのね?ツルツルのスベスベ。羨ましいわ」
 アンジェラさんの薄いゴム越しの指が、私の会陰をスーッと撫ぜました。
「ぅぅ・・」
 こぼれそうな吐息を必死でこらえます。
 そして、私の呼び方から、ミス、が消えて、呼び捨てになったことに気がつきました。

「ヴァジャイナを開いて、ラビア周りはとくに念入りにチェックすること。このあたりは、ヒダの内側にヘアが隠れていることが往々にしてありますから」
 アンジェラさんに大陰唇を広げられました。
「ラビアも綺麗だこと。普段からミス・シーナに虐められているとは思えないほど初々しい感じだわ」
 そんなことをおっしゃりながら、執拗に陰唇を引っ張り、ヒダを広げてきます。

「ワックス7~8回ってところかしらね。あらあら、またジュースが溢れてきちゃったわ」
 吐息は必死にガマンできますが、分泌物は止められません。
 モニターに、今まさにトロリと流れ出たおツユがアップで映って、リナリナトリオのみなさんが食い入るように見つめていらっしゃいます。
 画面上部には、とっくに皮が剥けて飛び出してしまったグミのような突起物が映りっぱなしで、恥ずかしすぎます。

「それにクリットをこんなに腫らしちゃって、痛々しいくらいね?わたくしがヴァジャイナを触っているの、そんなに気持ちいい?」
「ほら直子?お答えしなさい!」
「は、はい・・・気持ちいです・・・ごめんなさい・・・」
「あらー、謝らなくてもいいわ。それに気持ち良いのならお声だって、がまんしてなくていいのよ?」
 アンジェラさんの指は、クリトリスだけには決して触れず、大陰唇や小陰唇を引っ張りまわしています。
 欲求が満たされないモヤモヤとした憔悴感で、私は気がヘンになりそう。

「ここを虐めるのは、全部終わってから、ね?」
「あうっ!」
 最後の最後に肉芽を指で軽く弾いて、アンジェラさんが立ち上がりました。

「さあ、それでは・・・」
「さてと・・・」
 アンジェラさんとシーナさまのお声が重なりました。
「あっ、ごめん、アンジー」
 シーナさまがツカツカと私の顔のところまで来て、つづけます。

「アンジーも直子の扱い方がわかってきて、調子が出てきたようだから、わたしは別室で蘭子さんに天国に連れて行ってもらうことにするわ」
「マッサが終わる頃には、直子のソコもスッキリしている頃でしょう?」
「もしも直子が言うこと聞かなかったり、クネクネ身悶えてやりにくかったら、遠慮なく縛りつけちゃっていいからね」
「この両膝と足を縛っちゃえば動けなくなるし、M字でもまんぐり返しでも、施術のしやすいようにしちゃっていいから、そのほうが直子も悦ぶし」
「脱毛も、研修のあなたたちが実際に練習されるといいわ。少しくらい間違えて痛くなっちゃっても、この直子にはそんなの、気の利いたスパイスだから」
「でもそのたんびにいやらしいおツユが溢れて、もっとやりにくくなっちゃうかもしれないけれどね」
 リナリナトリオのみなさんも、もはや遠慮無く、キャハハって大きく笑いました。

「この後の様子は、後で小野寺さんから未編集のビデオで見せていただくわ」
「くれぐれも紹介者のわたしに恥を掻かせないように、マゾはマゾらしくしていること。わかってるわね?直子?」
 シーナさまが私の左乳首をギュッとつまんで捻りました。
「あうぅっ!・・・は、はいっ・・・シーナさま・・・」

「それじゃあ行きましょうか?蘭子さん」
 シーナさまと蘭子さんが連れ立って、お部屋から出て行かれました。


コートを脱いで昼食を 20


2013年11月3日

コートを脱いで昼食を 18

「それではまずO部分から始めましょう。ミス・ナオコ、ちょっと失礼するから、からだの力を抜いていて」
 アンジェラさんがうつぶせの私の両腿のあいだに、やんわりと両手を差し込んできました。
 アンジェラさんの両手のひらで膝の辺りから左右へ押し開くようにゆっくりと押され、ピタッと揃えて閉じていた私の両脚が40度くらいに開かれました。

「オー部分とは、アヌスの周辺です。アヌスを中心にOの字状の施術になるのでこう呼ばれます」
 私の目の前のモニターに、私のであろうお尻が再び大写しになりました。
 両脚を開かれてしまったので、すぼまったお尻の穴まで丸見え。
 その部分がモニターの真ん中に映っていました。
 これはつまり、ビデオカメラを覗いている小野寺さんが、私のその部分をじっと凝視しながら映しているということでしょう。
 ものすごい恥ずかしさが全身を駆け巡りました。

「このO部分と I 部分は、お客様ご自身ではお手入れしにくい箇所ですから、入念にケアしてあげてください」
「大切なのはまず、その部分をよく観察することです。ミス・ナオコ、失礼してお尻を触らせてもらいますよ?」
「は、はい・・・」
 モニターに映る自分のお尻の穴を見つめながら、私は羞恥で消え入りそうです。
 アンジェラさんの極薄ゴム手袋に包まれたひんやりとした両手が私のお尻のワレメにかかり、その部分をゆっくり左右に押し広げました。
「あぁん・・・」
 お尻の穴周辺の皮膚が左右に引っ張られる感触と共に、モニターの中で、すぼまっていた私の肛門がまあるく小さくお口を開けました。

「今回のお客様は、全体にヘアが薄くていらっしゃるので、施術がしやすい例ですが、お客様の中には、この部分にも太いヘアが密集していらっしゃるかたなどもいらっしゃいます」
「毛足が長すぎる場合は、あらかじめハサミで切ります。15~20ミリくらいが理想ね」
「ヘアの密度によってワックスを塗る面積と回数を変えたり、ワックスそのものの種類を選んだり、といった判断が必要になってきます」
「炎症や傷、ホクロの有無などもしっかりチェックしてください」

 カメラが後ろに引いて今は、私のお尻を覗き込んでいる数人の後頭部が映っています。
 みなさまが、私の押し開かれたお尻の穴を、じーっと見つめている・・・
 うぅっ、恥ずかしい・・・
「このようにアヌスのシワのところにヒョロっと生えているヘアも見落とさないように。それにしても綺麗なアヌスだわー」
 いやんっ!
 アンジェラさんのお言葉の前半部分に、いたたまれないほどの羞恥が駆け巡りました。

「ミス・ナオコは、ここの部分もご自分で処理されているのでしょう?カミソリで、よね?」
「は、はい・・・」
「鏡に映したとしても大変よね。ほとんど手探り状態でしょ?」
「はい・・・」
「だめよ。もったいないわ。カミソリで剃るっていうことは、どんなに注意深くしても角質層も削ってしまうから、回数を重ねるほど色素沈着して、やがて黒ずんできてしまうものなの」
「せっかくこんなに白くて綺麗なお肌にピンクのアヌスなのだもの、カミソリは使わないほうがいいわ」
 アンジェラさんが私のお尻の穴を左右に押し広げたまま、やさしくおっしゃいました。

 小野寺さんのカメラは再び私のお尻に寄り、モニターに、短い毛がまばらに生えた私のその部分が鮮明に映っています。
 みなさま、どんなお顔でソコを視ているのだろう・・・
 うつぶせなので、タオルに押し付けられてひしゃげているおっぱいの、その先端が痛いほど尖ってムズムズしてきました。

「ねえアンジー?いっそ四つん這いにさせてお尻を突き上げさせちゃったほうがやりやすくない?」
「遠慮しなくていいわよ?直子はそういうの、慣れているから、メス犬スタイル」
 足先のほうからシーナさまのお声。
「それもそうなのだけれど・・・、でも、ほら・・・」
 モニターには私のお尻しか映っていないので、足先のほうでどんな仕草がされたのかはわかりません。
 リナリナトリオのうちの誰かがクスリと笑ったのが聞こえました。
「そうね。あんまりソコを開いちゃうと面倒そうね。そのままの格好でタオルに吸わせちゃったほうがいいかも」

 シーナさまの、苦笑混じりのそのお言葉で理解しました。
 モニターを見ればまさしくその通り。
 お尻の穴を押し開かれているので、そこから数センチ離れた亀裂の周りの皮膚も引っ張られ、中身が少し覗いていました。
 その少し開いた唇の端に、いやらしいよだれがたっぷり溜まり、ライトにキラキラ反射していました。
 もしも今、四つん這いにさせられて同じようにお尻の穴を押し広げられたら、亀裂からよだれをポタポタ、タオルに滴らせてしまうことでしょう。
 こんな仕打ちを受けている私が性的に興奮していることは、誰が見ても一目瞭然。
 恥ずかしさで爆発しそうな私は、モニターから目をそらし、真っ赤になった顔を枕に埋めました。

「それでは施術に入りましょう」
 アンジェラさんは、いつのまにかマスクを着けたようで、お声が少しくぐもっています。
 アンジェラさんの両手が私のお尻から離れて、ホッと一息。
 でもすぐに、アンジェラさんが私に、ものすごく恥ずかしい行為を要求してきました。

「ミス・ナオコ、悪いのだけれどちょっとご協力をお願いしたいの」
「あ、はい?・・・」
「施術のあいだ、さっきわたくしがやっていたみたいに、ご自分の手でアヌス周辺の皮膚を引っ張っていて欲しいのよ」
「えっ!?」
「ヘアを抜くときは、皮膚が張っていたほうが痛みが少ないのね。痛くないほうがいいでしょう?」
「無駄な力は抜いてリラックスした感じでお願いね。ほんの数分だから」

 自分で自分のお尻の穴を広げていろ、っていうことです。
 私の羞恥心は、恥ずかしさなどとっくに通り越し、被虐の愉悦へと姿を変えつつありました。
「わ、わかりました・・・」
 恥辱まみれな今の自分の状況に酔い痴れながら両手を背中へ回し、自分のお尻に両手を添えて左右に広げます。
 ああっ・・・
 自らの手で押し広げた肛門が、モニターにアップで映りました。
 私の被虐メーターが振り切れました。

「まずはウェッティで施術箇所を消毒。それからワックスの塗布と剥離をくりかえします。ヘアの生え方の流れを見極めること」
「一度施術した箇所に再度の塗布は厳禁です。取り残しがあれば後にトゥイーザーで取り除きます」
 アンジェラさんが研修のお3人に説明しつつ、ひんやりしたウエットティッシュみたいのが私のお尻にあてられました。

 もはや私はマゾ性のかたまり。
 辱めは、すべて気持ちいいことに変換されていました。
 モニターに映った自分の手で押し広げた肛門周辺の恥ずかしい映像を、まるでお気に入りのえっちビデオを観ているみたく、瞬きもせずに凝視していました。

 アイスのキャンディバーの棒のようなヘラですくいとられた水あめみたいな半液体状のもの、おそらくこれがワックスなのでしょう、が、私の肛門周辺に数センチくらい塗られました。
 じんわりと温かい。
 なんだか官能的な温かさです。
 すぐに、剥がしますよ、というアンジェラさんのお声と共に、白い紙を持ったアンジェラさんの手がフレームインしてきて、ワックスを塗った箇所にあてがわれ、ペリッとワックスが剥がされました。

「ぁあんっ!」
 思わず声が出てしまいましたが、毛を抜かれる、ということで予測していたほど、激しい痛みではありませんでした。
 どちらかと言えば、私が好きな種類の痛み・・・

 それからのアンジェラさんは無言で、塗っては剥がしをテンポ良くつづけていました。
 剥がしますよ、ってお断りされたのは最初だけで、温かいな、ペリッ!、が小気味良いスピードでくりかえされました。

 私は、ワックスが剥がされ、毛が抜ける小さな痛みを感じるたびに、
「んっ!」
「あんっ!」
「はんっ!」
「うっ!」
 と小さく吐息を洩らしていました。
 それは決して痛みによる苦痛の呻きではなく、紛れもなく官能的な理由による、悶え、でした。

 モニターで、私のお尻周辺の毛が徐々に無くなっていくのを見ながら、ワックスが剥がされ毛が抜かれるときに感じる小さな痛みの刺激は、ローソクプレイのときの熱いロウがもたらす刺激に似ている、と感じていました。
 素肌にロウを垂らされたときの、あの一瞬の痛み。
 度重なるごとに、いつしかもっともっとと求めてしまう不思議な苦痛。
 その感覚を思い出した途端、吐息を抑えることは出来なくなっていました。
 心の中で、もっと・・・もっと強く、ってアンジェラさんにお願いしていました。

「はい、これで終わりね。残ったワックスを拭き取ってクールダウンしましょう。ひとまずお疲れさま、ミス・ナオコ」
 お尻が再びウェットティッシュみたいなもので丁寧に拭われ、ローションみたいなものも塗られました。
 そうして、モニターに映った私の肛門周辺は見事にツルッツル。
「もうお尻広げてなくていいわよ?」
 アンジェラさんの笑い混じりなお声に、あわてて手の力を緩めました。

「最後に取り残しがないか、チェックね。ルーペをちょうだい。もしあればトゥイーザーで丁寧に抜きます」
 モニターにアンジェラさんの後頭部がにゅっと入ってきて、モニターが真っ暗になりました。
 再びお尻の皮膚が引っ張られるのを感じると、カメラが引いたらしく、アンジェラさんが私のお尻に覆いかぶさるようにお顔を近づけて、私の肛門周辺を覗き込んでいる後姿が映りました。

「ほらあった。こういうところが見落としがちなのよ」
「アヌスのシワのあいだに2本。一応撮影しておきましょう」
 アンジェラさんのお声で、モニターが真っ暗になりました。
 あれ?と思う間もなく、モニターに明るさが戻りました。

 今度は、ルーペ越しの映像でした。
 私のお尻がまたまた押し広げられ、その上に誰かがルーペをかざし、さらにその上からカメラが映しているようでした。
 モニターいっぱいに私の肛門のドアップ。
 シワシワの一本一本から中の粘膜まで鮮明な、まさに菊門と呼ぶべきその姿かたち。
 まあるく肛門を飾るシワの上部外側に1本、左側のシワに隠れるように1本、極短い毛先が覗いていました。
 ピンセットの先のようなものがフレームインしてきて、まず1本めが手際よく抜かれました。
 抜かれる瞬間に、私は、ぃやんっ、と喘ぎ、肛門がヒクっと動き、アソコの奥がゾクッと潤みました。
 2本目のときも、まったく同じ。
 私はもう、とにかく、いてもたってもいられない気持ちで、気がヘンになりそうなくらい発情していました。

 その2本を抜いたところで、私のお尻への施術は終了のようでした。
 足元のほうにいるみなさまの緊張が解け、少しのあいだコソコソとリナリナトリオのみなさまがおしゃべりしているようでした。
 私はうつぶせの枕に顔を埋めて、フゥーッと大きくため息。
 疼くからだの欲求不満に、からだが弾けてしまいそう。

 パンッ!
 アンジェラさんが一回、アテンションの拍手をしたようで、みなさまのコソコソが収まりました。
「さて次は I 部分に移りますが・・・」
 そこまでおっしゃって、アンジェラさんが少し黙り込みました。
 モニターは真っ暗になっていて、足のほうにいるみなさまがどんなご様子なのかはわかりません。
 私は、一行程終わってしまった寂しさを感じつつも、次は何をされるのかという期待にドキドキムラムラしていました。

「今日はビデオ撮影もしているし、ミス・ナオコがそういうかたなので、何て言うか、ちょっとヘンな雰囲気になってしまっているけれど・・・」
 アンジェラさんのお話が再び始まりました。
「普通のお客様との施術のときは、世間話などをしながら明るい雰囲気で、なるべく施術でお客様が感じる恥ずかしさとか痛みから、意識を逸らして差し上げられるように気配りする必要があります」
「はいっ!」
 リナリナトリオの元気良いお返事。
「今日のように、施術中にセクシーとなムード言うか、性的な昂ぶりをお感じになられてしまうお客様もたまにいらっしゃいますが、そういうかたにも極力普通に、気づかないフリをして接して差し上げるのが無難です」
「はいっ!」

「だけど直子みたいに露骨にアンアン喘がれちゃうと、アンジーたちもやりにくいでしょう?」
 笑いを含んだシーナさまのイジワルいお言葉に、私はカーッ、リナリナトリオはクスクス。
「いいえ。わたくし、ミス・ナオコみたいな女性も好きよ。そういうお客様には、そういうおもてなしも出来るの、わたくしのサロンなら」
 アンジェラさんが枕側にツカツカと歩いていらっしゃいました。
「心配いらないわ、ミス・ナオコ。あなたは感じたままの自然体でいればいいの。すべてわたくしたちにまかせて、ね」
 アンジェラさんが私を見下ろしながら、おやさしい口調でおっしゃってくださいました。
「はい・・・」
 アンジェラさんのほうに首をひねって見上げると、アンジェラさんはマスクをはずされて、ニッコリ微笑まれました。

「それでは施術をつづけるわね。ミス・ナオコ、今度は仰向けになってくださる?」
「あ、はい・・・」
 どこが、とは言えませんが、アンジェラさんの私に対する物腰が、少し変化したような気がしました。


コートを脱いで昼食を 19