2017年10月29日

夏休み自由研究観察会 13

「えっ!?もう来たんだ?今日はずいぶん早いな」
 訝しげにつぶやかれる大先生。
 視線が壁際のデジタル機器のLED表示に走りました。

「ありゃ、もうこんな時間なんだっ!ミコトさんを縛るのに時間くっちゃったか。どうりで部屋も薄暗いはずだわ」
 おっしゃるなりパタパタと、インターフォンの応答口に駆け寄る大先生。

 つられて私も時計表示を見遣ると、18:46という数字が薄闇に浮かび上がっていました。
 て言うか大先生、いつピザをご注文なされたんだろう?ぜんぜん気づかなかった。

「お待たせしましたー。ご注文ありがとうございまーす。ピザのお届けでーす」
 ハキハキ明るい女性のお声がインターフォンのスピーカーから聞こえてきました。

「はいはーい、今出るから、ちょっと待っててー」
 大先生がお応えと同時に、室内照明のスイッチを入れられたのでしょう、唐突にお部屋内がパッと明るくなりました。

 幻想的な宇宙船妄想から一転して、紛れも無いふしだらな現実に引き戻されます。
 大きなシーリングライトに煌々と照らし出された現実の中での私は、ただひとり真っ裸で縄跳びのロープに両手首を磔拘束され、4人の小学生に取り囲まれた見られたがりの露出狂女。
 男の子たちが手に手にお持ちになった蠱惑的なお道具で、自分のからだにイタズラされるのを今か今かと待ち侘びていた淫乱ヘンタイマゾ女。

 せっかくこれから薄闇の中で思う存分辱めていただけると思っていたのに・・・
 その寸前に水を差され、期せずして絶妙の焦らしプレイ突入。
 その切な過ぎるがっかりさ加減に、明るくなったことでの羞じらいが加わり、身動き取れないからだの疼きは最高潮。

 お財布片手の大先生が、いそいそとお部屋の出入り口ドアへと向かわれます。
 そのドアに目を遣ったとき、ハッと思い出しました。
 このお家の、玄関からリビングダイニングルームまでの構造に。

 私の痴態を映し出している監視カメラが上部に取り付けられたリビングのドアを開けると、短く直線につづく廊下、そして玄関ホール。
 玄関ドアとリビングのドアは一直線上にありました。

 すなわち、もしリビングのドアを開け放しにされたら、玄関ホールの訪問者から私の裸身は丸見えのはず・・・
 ドキンと心臓が跳ねました。

 ドアを出て廊下に出られた大先生は、当然のことのようにドア開けっ放し。
 廊下の電気が点き、玄関ホールの電気も点き。
 首を右側に向けた私から、ハッキリ玄関のドアが見えているということは、玄関からもハッキリと私の姿が見える、ということでしょう。
 
 おそらく何もかも、大先生のご計算通り。
 この位置に拘束されたのは、始めからピザの配達員さまに、私の裸体を晒すおつもりだったのでしょう。
 配達員さまが男性ではないことが、私の不幸中の幸い?

 手首を縄跳びロープで括られて晒し者のように大の字拘束されている、私の横向きの生まれたままの姿。
 横向きですから、存在を誇示するみたいに尖り切って胸の膨らみから飛び出している、私の恥ずかしく腫れ上がったふたつの乳首が、悪目立ちしているはずです。

「ピザ、来ちゃったみたいだね?」
「うん。ってことはいったん中断して、つづきは食べてからかな?」
「そう言えばオレ、かなりハラへってた」
「うん。夢中になってたから気づかなかったけど、オレも」
 私の周りでのんきに語り合う男の子たち。

 ガチャッ!
 大先生が玄関ドアを開けた音が、やけに大きく私の耳に響きました。

「こんばんはー。いつもありがとうござますー」
 インターフォンから流れたお声と同じ、快活な女性のお声が聞こえてきました。

 野球帽型の真っ赤な帽子から覗く少し明るめに色を抜いたショートヘア、ピザ屋さんの制服なのでしょう、赤いツナギがよくお似合いな可愛らしい感じの女の子。
 玄関口から私まで、だいたい4、5メートルくらいの距離。
 そこまで確認したところで恥ずかしさに耐えきれなくなり、ドアとは反対の左側へと顔を背けました。

 視られちゃうにしてもせめて顔だけは、見られたくない、覚えられたくない、と思ったのです。
 そして、なるべくこちらに注意を惹かないよう、その場でじっと固まっていようと決めます。
 あわよくば裸の私を、マネキン人形か何かと見間違ってくださることを願って。

 配達員さまが大先生に、ご注文のお品をひとつひとつご確認されているお声が聞こえてきます。
 同時に宅配ピザ特有の美味しそうな香りがリビングまで漂ってきました。

「あっ!いい匂い!」
「急にハラへってきたー」
 シンイチくんとユタカくんが持っていたお道具をワゴンに戻し、玄関のほうへ駆け出して行きました。

 私が配達員さまを盗み見たときには、彼女はまだリビング内部の状況には気づかれていないご様子でした。
 でも今、男の子たちがドアから駆け寄れば、彼女も視線を上げ、ドアの向こうに見えるものに気づいてしまうことでしょう。

 ふと途切れる配達員さまと大先生との会話。
 それにつづく、奇妙な短い沈黙の間。
 すぐにおふたりの、うふふ、という微かな忍び笑い。

 見られてる・・・視られちゃってる・・・
 ぜんぜん見ず知らずなピザのデリバリースタッフさまに、私の全裸姿が視られちゃっている・・・
 もちろん、顔をそちらに向けることは出来ませんが確かに、視られている、という体感を素肌、とくにバスト周辺に強烈に感じていました。

 拘束され、焦らされて、更に明るいお部屋で見知らぬ第三者への全裸晒し者状態・・・
 マゾマンコの粘膜がひっきりなしにヒクヒクとざわめき、内腿をダラダラと粘液が滑り落ちていきます。
 想定外の辱めが陶酔を呼び、眉根に深くシワを寄せた、とても淫らな顔になっていたと思います。

 細めた両目の視界の先に、マサヒデくんの不思議そうなお顔がありました。
 こっちからもずっと視られていたみたい・・・
 被虐の快感に没入したヘンタイメスマゾそのものとなっているであろう、私の恍惚顔を・・・
 心の底から沸き出た羞恥が、瞬く間にカァーッと全身を染め上げるのがわかりました。

 つぶらな瞳でしばらくじーっと私の顔を見つめていたマサヒデくんは、ふとドアの方を向き、それからハッとしたお顔になりました。
 すぐに無言でドアのほうへと駆け出すマサヒデくん。

 どうやらマサヒデくんだけ、今の私の恥辱的な立場に気がついてくださったみたい。
 リビングのドアを閉めてくださるのかな?
 ホッとするような残念なような、フクザツな気持ちが胸に渦巻きます。
 マサヒデくんの行動を確認したいのですが、今更玄関の方へ顔を向けるわけにはいきません。

「さあ、あんたたちは、これをテーブルの上に運びな」
 マサヒデくんが私のそばを離れてすぐに大先生のお声が聞こえ、結局ドアの閉じる音は聞こえないまま、マサヒデくんも何かの箱を持ってリビングに戻ってこられました。

「今日はずいぶん賑やかなんですね?パーティか何かですか?」
 配達員さまの冷やかすような、心なしかイタズラっぽく聞こえるお声。
「うん、まあね。親戚の甥っ子とその友達のガキンチョたちなんだ。夏休みだからってアネキにお守り頼まれてさ」
 ちょっと照れたような凛子大先生のお声。

「それでは、どうもありがとうございました。またのご注文を、お待ちしてまーすっ!みなさんパーティを楽しんでくださーいっ!」
 一際大きく軽やかなお声が響き、すぐに玄関ドアがガチャンと開き、バタンと閉じる音がつづきました。
 そのあいだ中、男の子たちはワイワイせっせと、ピザ類の箱をテーブル上に運び込んでいました。

「さてと、ピザ来ちゃったから先に夕飯にしよっか。お愉しみは食後ということで」
 大先生が玄関からお戻りになり、子供たちに呼びかけます。

「ねえ?大先生がそこのドア閉めなかったから、ミコトお姉さんのハダカ、ピザ屋さんにも見られちゃったよ?」
「ミコトお姉さん、ずっと泣きそうなお顔になっちゃってたんだからー」
 マサヒデくんが私と大先生を半々に見ながらご心配そうに、私に代わって抗議してくださいます。

「うん。バッチリ視てたみたいだね。でも大丈夫。アタシんちはよくあの店から取ってるし、あの子とも顔見知りだから」
 ほとんど意味を成さない理由で、その抗議を嬉しそうに却下される大先生。

「ミサミサと一緒のときによく来てるし、アタシがどんな仕事をしてるのかも知ってるから、もう慣れちゃってると思うよ」
「それに最初に言ったじゃない?ミコトさんは誰かに裸を視られるのが好きなんだって」
「泣きそうな顔って、視られて気持ち良かったからなんじゃないかなー、なんてね」

 ますます意味不明なキワドイ理由を挙げられて、その話題は終わりになりました。
 でも、裸の女がお部屋にロープで括られていて、その周りをゴム手袋を嵌めた小学生男子が4人もワラワラしている状況って、もしもピザ屋さまからツッコまれたときには、どうご説明されるおつもりだったのでしょう・・・

「いったん手袋取って、このビニール袋に捨てな。捨てたらキッチンでちゃんと手を洗いなよ」
「あ、ユタカとミツルはその前に、ミコトさんの手首のロープを解いてやって」
「ドアと窓のほうは繋いだままでいいからね。食べ終わったらまた、ミコトさんには縛られてもらうから」

 大先生のご指示で子供たちが右往左往。
 ユタカくんとミツルくんの手で、私の拘束も解かれました。

 裸足な私の足元のフローリングには、はしたないよだれで出来た小さな水溜りがポツリポツリ。
 ユタカくんとミツルくんがキッチンへ向かったのを確認してから、傍らにあったウェットティッシュのボトルを取って素早くしゃがみ込み、丁寧に拭き取りました。

 その使用済みウェットティッシュを手のひらに丸めて掴んだまま後ろ手に隠し、少し離れたダイニングテーブルのほうを眺めます。
 大の字磔を晒した身ですから、今更羞じらいのヴィーナスポーズを取る気にもなれず、全裸の後ろ手でその場に立ち尽くしています。

 大先生と子供たちの手で、次々とごちそうがテーブルに並べられていきます。
 一際大きなLサイズのピザが一枚、その両脇にMサイズが二枚。
 すべてトッピングが異なっているようです。

 更にチキンやポテトの揚げ物類と青物の葉っぱが盛られたサラダ、それにペットボトルのコーラやジュース。
 広めなテーブル上がごちそうで一杯になり、お部屋が美味しそうな匂いで満たされました。

 長方形のテーブルの周りに椅子が六脚。
 長い辺に沿って向かい合う形で三脚づつ並べられ、窓に向いた側の真ん中の椅子にだけ、折りたたんだバスタオルが敷かれています。

「ほら、ミコトさんもキッチンで手洗って。みんなで夕飯にしましょう」
「あ、はい・・・」

 凛子大先生に促され、しずしずとキッチンへ向かいます。
 大先生が、ひとつだけタオルの敷かれた席に私が座る、と男の子たちに告げられたようで、その両脇にどなたが座るか、で揉められているご様子。
 男の子たちが元気良く、ジャンケンポン、とはしゃぐお声が聞こえてきます。

 テーブルに戻ると、私の席の左隣にマサヒデくん、右隣にユタカくんがすでにお座りになり、ニコニコ顔で待ち受けられていらっしゃいました。
 私の正面にはシンイチくん、向かって右にミツルくん、向かって左端に大先生。
 自分の椅子を引き、全裸のまま着席する私。

「じゃあ食べ始めよっか。こんなに頼んだんだのはあんたたちなんだから、残さず食べ尽くせよ。そんじゃー、いただきまーす!」
「いっただきまーすっ!」
 ご唱和とともに、小さな手が一斉にテーブル上へと伸びました。

「あっ、ミコトお姉さん?何飲む?」
左隣のマサヒデくんが、おやさしく聞いてくださいます。
「あ、えっと、ではオレンジジュースをお願いします・・・」
 腕が触れ合いそうなほどの近くから、チラチラと乳首に視線を感じつつ、お答えします。

「シンイチにーちゃん、ミコトお姉さんにオレンジジュース、注いであげて」
 ペットボトルのそばに座られたシンイチくんにご指示されるマサヒデくん。
「おっけー。ミコトさん?コップをこっちにください」
「あ、はい・・・」

 目の前に置かれた空のガラスコップを右手で取り、少し腰を浮かせて右斜め前のシンイチくんへと差し出します。
 私の右隣のユタカくんの目の前に、伸ばした腕の下で私の剥き出し右おっぱいがたゆんとぶら下がる格好。
 ピザにかぶりついたまま、視線だけ目前のおっぱいに釘付けなユタカくん。
 
 日常生活ではまずお目にかかれない、あまりに破廉恥ではしたない構図。
 頭の中で客観的にその場面を見ている私。
 デジャブ?
 確かこんな場面、幼い頃に妄想したことがあったっけ・・・

 私が小学校高学年のとき、母に連れられて映画館で一緒に観た、とある海賊映画の印象的なセリフを、唐突に思い出していました。
 それは、こんな場面でした。

 お話のヒロインである若くて美しいお嬢様っぽい役柄の女性が、海賊船に囚われてしまいます。
 海賊船の乗組員は皆、おどろおどろしい風貌の不気味で粗野な感じの人ばかり。
 囚われたその夜に、海賊の親玉である船長とお食事をするようにと、部下たちが呼びにきます。

 お食事のときにはこの服を着るように、とドレスが差し出されますが、ヒロインは断わります。
 別にえっちな感じの服でもなく、どちらかと言えばゴージャスめなドレスだったのですが、海賊なんかの言いなりにはならないわ、という気丈なヒロインの反抗心なのでしょう。

 すると部下たちが下卑た笑みを浮かべ、そう言うと思ったと告げた後、こうつづけます。
「断ったら船長がこうしろってさ。オレたち部下どもと一緒に食事させろ、素っ裸にしてな」
 日本語吹き替えで観て、細かい言い回しまでは覚えていませんが、そんな意味合いのセリフでした。

 当時は初潮もまだ、オナニーだって知らない思春期前、トラウマ前のからだでしたが、低学年のときのお医者さんごっこ以来、恥ずかしさ、に対する感受性がひと一倍敏感な子供となったみたいで、そのセリフ、とくに、素っ裸にしてな、というセリフを聞いたとき、映画館でゾゾゾっと、身の毛がよだったのを憶えています。

 あんな野卑な海賊たちに囲まれて、ひとりだけ裸でお食事をするなんて、きっと死ぬほど恥ずかしいのだろうな・・・
 裸にされて性的にナニかされちゃう、というところまでは、まだ考えが及ばない年頃でしたが、ありきたりな恐怖や嫌悪という感情のもう一歩向こう側にある、すごくいけないことをさせられる、という禁断の異常性に惹かれる感情も、その頃の自分にすでにあったような気がします。

 お食事という日常的な行為と、集団の中でひとりだけ裸、という異常性。
 それが組み合わさったとき生まれる、とてつもなくエロティックな背徳感。
 幼いころにそんなことにまで気づいてしまっていた私は、やっぱりなるべくしてなったヘンタイなんだな、と今になって思います。
 
 事実私は、日常生活の中でひとりだけ裸、というシチュエーションに異常に興奮する性癖となってしまい、妄想にとどまらず現実でも、そういう状況に自らを追い込むことを欲し、そんな状況を悦ぶようなヘンタイマゾ女になってしまったのですから。

 映画のヒロインはもちろん、そのドレスを嫌々着て船長とお食事をするほうを選びましたが、ヘンタイの私は違います。
 今まさに、その異常な状況を全身で味わっています。
 着衣の成人女性おひとりと小学生の男の子たち四人の中、たったひとり全裸でモソモソとサラダをつついてる私。
 お食事そっちのけで、大好物なシチュエーションにマゾマンコをヌルヌル潤ませています。

 男の子たちは、ときにチラチラ、ときにジーっと私の裸身に視線を走らせつつ、ごちそうをもりもりたいらげ、ワイワイおしゃべりに余念がありません。
 
「本当にちゃんとハダカを見せてもらえるとは、正直言って思ってなかったよ」
「ミコトさん、キレイだしね。それなのに本当に脱いじゃうから」
「最初はすげー焦ったよ。パンツは濡れているし、スケちゃってるし、毛が無いみたいだし、ミコトさんはうつむいちゃってるし。ただただ、じーっと視ることしか出来なかった」

「おっぱいって本当にやわらかいよね。早く食べちゃって、またミコトさんのおっぱい、思う存分さわりてー」
「ミコトさんがさわられるのをイヤがってないってわかってからは、さわりたくて仕方ないよね。オレ、今度はマンコに指挿れてみるんだ」
「ピンセットで乳首つまんだら、ミコトさん喜んでくれるかな?」
「泣きそうな顔が気持ちいい顔だってわかったから、あのマッサージ器を使うのがすごく楽しみ」

 喜々として私の裸と私への責め方を語り合う男の子たち。
 そのあいだも着々とテーブル上のごちそうは減っていきます。

「ミコトお姉さんは、ずっとハダカんぼだけど、もう恥ずかしくないの?」
 テーブルに伸ばす手のペースが落ちてきた左隣のマサヒデくんが、無邪気な瞳で尋ねてきます。

「そ、それは・・・やっぱり恥ずかしいです・・・よ?・・・」
 ストレート過ぎるご質問に、なるべくマゾっぽくならないよう、努めてにこやかにお答えする私。
 
 あらたまって、恥ずかしくないの?と問われると、自ら辱めを欲して裸を晒す自分こそがアブノーマルで恥ずかしい存在なんだと思い知らされ、余計に恥ずかしさを感じてしまう、羞恥のスパイラル状態・・・
 斜め右前のシンイチくんが、余計なこと聞くな、服を着ちゃうかもしれないだろ?という目でマサヒデくんを睨んでいます。

「それはあたりまえでしょう?おっぱいもマンコも全部、あんたたちにしげしげと視られてるんだから。普通の女の子はあんたたちなんかに、そんなの絶対、見せてくれないよ?」
「それともミコトさんが、恥ずかしいっ!って言って裸を見せてくれなくなるほうが、マサヒデはいいの?」
 
 リンコさまがからかうようにおっしゃいます。
 あわててぶんぶんと首を左右に振るマサヒデくん。

「で、でも・・・マサヒデさ、あ、くんたちの、お、お勉強のためですから、恥ずかしいのも、今日は、が、がまんしています・・・」
 隠しきれないマゾな私の本心を、ニヤニヤ笑いで眺める大先生。

「それにしてもあんたたち、凄い勢いの食べっぷりだったな?そんなに早く食べ終わって、ミコトさんのからだを触りたいんだ?」
「うんっ!」
 力強いユニゾンのお返事。

「ミコトお姉さんだって、早くさわって欲しいんでしょ?」
 天然でエスっ気の萌芽を垣間見せられるマサヒデくん。
「は、はい・・・」
 お答えすると同時に、他の3人の男の子たちのお顔もニマーッと嬉しそうに歪みました。

 いただきますから15分もしないうちに、テーブルの上のお料理はすっからかんとなり、ご満足そうな男の子たち。
 欲情中は食欲まで気が回らない私は結局、Mサイズのピザ二片とサラダを少々口にしただけ。
 お尻に敷いたバスタオルの股間部分だけ、陵辱再開を待ち焦がれるように、じっとりジワジワお湿りが広がっていました。

「あー美味しかった。イベリコ豚って、超オイシーよね」
「チーズの匂いって、やっぱりマンコのよだれのに似てる。あとマンコの中ってベーコンぽくね?」
「サラダのプチトマトがミコトさんの乳首みたいだったよね」
「早くショクシンやろうぜ。オレ、食ってるあいだもずっと、ちんちんムズムズしっぱなしだったよ」

 お腹一杯になられて気が緩んだのか、お下品度が増した感じな男の子たち。
 ごちそうさまもそこそこに、テキパキとお片付けを始められます。

「あんたたち、親が死んでも食休み、って言葉、知らないの?・・・でもまあ、食欲が満たされたら、次は性欲になるか・・・」
 呆れたような大声で、でも後半部分だけはつぶやくようにおっしゃった凛子大先生。

「じゃあ、ざっと片付けたら綺麗に手洗いな。手袋着けたい人はここにあるから」
「それでまたミコトさんの両腕を縛っちゃって、今度こそたっぷり気持ち良くしてあげなさい」
 
 獲物へのいたぶりを部下たちに言いつける海賊の親玉のような、大先生の容赦無いご命令。
 その嗜虐的なお声に、執拗に焦らされつづけた私の淫らな昂ぶりが、一気に全身によみがえり、細胞の隅々までをドマゾ色に染め上げます。

 時計表示を見ると19:19の文字。
 私を生贄とした恥辱の女体観察会閉会まで、まだたっぷり100分近い時間が残されていました。


夏休み自由研究観察会 14


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