2018年5月6日

三人のミストレス 25

 乳首の痛みが増すほどに電マの唸りも大きくなり、今ではヴィーンという音程の上がったモーター音がハッキリ聞こえるほど。
 チェーンに引っ張られ、ありえないほど伸び切った左乳首。
 その充血した鴇色の表皮を、ステンレスの鰐口がジリジリと滑り落ちようとしているのがわかります。

「あーーっ!あっ!あっ!いぃーーっ!あーーっ!・・・」
 痛みと気持ち良さで、一瞬たりとも口をつぐんでおくことが出来ません。

 のけぞった横目の視界に映るたくさんのお客様がたのお顔。
 こんなに浅ましい姿をじっと視られている、という事実。
 電マがもたらす物理的な性的快感に、恥辱という精神的スパイスが加わることで、その高揚感を何十倍にも高めてくれていました。

「いぃっ!いいっ!もうだめっ!、あっ、あっ、イッちゃう、イッちゃいますぅーっ!!」
 一際激しい痛みが左乳房を襲い、ワンテンポ遅れて伸び切っていた左おっぱいがブルンと胸に叩きつけられました。

「ああぁーーーっ!!!」
 同時に膝立ちブリッジの腰がガクンガクンと跳ね、腰が抜けちゃいそうなほどのオーガズム電流が全身を駆け巡ります。
 マゾマンコをジャクリーンさまのほうへとこれでもかと突き出し、拳ほどもある電マのヘッドを開いた陰唇に潜り込ませるみたいに押し付けたまま。

 あまりの連続する快感に意識まで遠のきかけたとき、暴力的な力で右おっぱいが引っ張られました。
「ぐあっ!ぬうっーんーーーっ!!!」

 おっぱいが引き千切られたのではないかというくらいの激痛に、電マのホイールも思わずフルに。
 瞬く間に激痛までもが超快感へと変換され、からだが浮いちゃいそうなほどの到達感。

「あーっ、だめっ、でちゃうっ!でちゃうぅーっ!!!」
 激し過ぎる振動のせいなのか、マゾマンコの奥がムズムズゾワゾワざわめいて、何かが跳び出しちゃいそうな感覚。

「いやーっぁぁ、みないで、みないでぇーっ!!!」
 本能的な羞恥の叫びと、ギャラリーのみなさまからの、おおっ!という低いどよめきが同時でした。
 その驚き呆れたようなお声の束が、見知らぬ方々に視られている、という現実を揺るぎないものとし、被虐の快感がより増幅してしまいます。

 プシャーーッ!
 私のマゾマンコからほとばしり出た大量の液体。
 さっきバスルームでオシッコはしたばかりだから、これは紛れも無くお潮。
 対面のジャクリーンさまに届きそうなほど勢い良く、断続的に何度も何度も、ピチャピチャとステージの床を叩きました。

 全身が溶けちゃいそうなほどの超快感が徐々に去り始め、どこもかしこもヒクヒク痙攣しっ放し。
 余韻の中でグッタリのけぞる私。
 それでも括られた両手で握った電マは落とさず、いまだマゾマンコに未練がましく押し付けています。
 からだの防衛本能なのか、さすがにホイールは最弱まで、知らないうちに戻していましたが。

「あーあ、第2ラウンドも直子の負けね。イキっぷりは可愛かったけれど・・・」
 ぼんやりと呆けた頭に、マイクを通したミイコさまの憐れむようなお声が聞こえてきました。

「それにしてもこっちの牝ブタおばさんはしぶといわね。電マのヘッドをマンコにめり込ませているのに、ぜんぜんイク気配も無いじゃない」
 ミイコさまのイジワルさ全開のお言葉。
 そのお声で私も緩慢に上体を起こし、ジャクリーンさまのほうを見ました。

「あの音だと振動も最強のはず。なのにアウアウうるさく喘ぐだけで、余裕でオナニーを愉しんじゃってる。マゾ人生のベテラン過ぎて不感症になっちゃったんじゃない?」
 嘲嗤うみたいにエスっ気たっぷりなミイコさま。

「もう決着は付いたのだから、やめるかイクか、どっちかになさい」
 ツカツカとジャクリーンさまのもとに歩み寄ったミイコさまが、プルプル震えている右の太腿を乗馬鞭でピシリと打ち据えました。
 鞭を振るうと、ミイコさまの剥き出しの美おっぱいもプルンと震えます。

「ひいっ!あぁミストレスぅ、イカせてくださいぃ、ここで止めるのだけはお許しくださいぃ・・・奴隷に、奴隷にもっと鞭を、鞭をお与えくださいぃ・・・」
 荒い呼吸の掠れたお声で、ジャクリーンさまが悩ましく懇願されました。

「ここでやめさせたほうが、おまえにとって非情な罰になるのは、長いつきあいでわたしも知っているわ」
 私が知っていたミイコさまとは別人みたいな、まるでやよいママさまのようにお見事な女王様っぷり。

「でも一応はバトルで勝ったのだし、勝者へのご褒美ということでイカせてあげるわ。直子も視ていることだし」
 私のほうへチラッと視線を走らせたミイコさま。

「その代わりとっととイクのよ。この後の予定もあるのだから、5分以内。それに、お客様の前でイクからには、牝ブタのおまえらしく無様に浅ましく、お客様が愉しめるイキざまをご披露するのよ?初お目見えの直子でさえ、ちゃんと潮は吹いたのだから」
 ミイコさまのそのお言葉にパラパラと起こった拍手は、私に向けてのものなのでしょうか。

「もう電マだけじゃイケないだろうから、手伝ってあげる。鞭だけでいいの?」
 ミイコさまの乗馬鞭がヒュンと一閃します。
 ピシッ!

「ひいっ!で、出来れば鎖も、思いっ切り引っ張ってくださいませ・・・ご遠慮なしに、奴隷のふしだらな乳房が千切れるくらい、思いっ切り・・・」
 うるさいくらいヴーンと唸りをあげている白い電マヘッドのすぐ上で、私の親指くらいに腫れ上がったジャクリーンさまの柘榴色のクリトリスが、白濁した愛液にまみれてテラテラ光っています。

「思いっ切り、って言われても加減が難しいわね。じゃあ、お手数だけど手慣れているおまえのドミナにお願いしよっか。悪いけれどステージに上がってきてくれる?」
 ミイコさまがシーナさまのほうをお向きになり、手招きされました。

「悪いのはわたしのほうよ。うちの牝ブタがすっかり手間かけさせちゃって」
 シーナさまはステージにお上がりになった途端、クリップから鎖がだらしなく垂れ下がったジャクリーンさまの左乳房を、思いっ切り平手でバチバチーンと往復ビンタされました。

「ヒィャンッ!」
 ジャクリーンさまの悲痛なのか嬉しいのかよくわからない、甘えたような悲鳴が響き渡りました。

「本当にこいつ、甘やかし過ぎたのかド淫乱が極まっちゃってイキにくくなっているの。次からはショーの前一ヶ月くらい、チャスティティベルトでも着けて禁欲させなきゃダメね」
 面白くもなさそうに吐き捨てられるシーナさま。

「お手を煩わせて悪いけれど、そちらのおふたりも手伝ってくださる?里美さんは向かって右側のチェーンを、しほりさんは直子の電マを取り上げて」
 シーナさまのご指示に従われてしほりさまが近づいて来られ、私がまだ未練がましくマゾマンコに押し当てていた弱振動の電マを奪い取っていきました。

「いい?わたしのワンツースリーの号令で、チェーンを思いっ切り、やり過ぎかな?って思うくらい強く引っ張っちゃって」
 まず里美さまにご指示されるシーナさま。

「それと同時にあなたは、その電マを最強にして、こいつのマンコのてっぺんでテカテカ充血しているみっともないクリトリスに押し当てて。どんなに腰をくねらせても絶対外さないようにね。こいつ、クリも使い過ぎて、ずいぶん鈍感になっているから」
 こちらはしほりさまへのご指示。

「ミイコさんは、鞭をお願い。どこでもご自由に、この牝ブタのからだ全体を真っ赤にしちゃっていいから」
 お願いされたミイコさまの唇の端が、嬉しそうにクイッと上がりました。

「あ、それからあなたは、もっと右横のほうから引っ張ったほうがいいわ。そんなふうにこいつのマンコの後ろにいると、汚いマン汁が直撃しちゃうわよ?こいつ、イクときは絶対、恥ずかしげもなく潮を撒き散らすから」
 シーナさまにご指摘され、里美さまがあわててジャクリーンさまの右横に避難されました。

「ほら牝ブタ?おまえごときのために、こんなにたくさんのレディースが、おまえがイクための手助けをしてくださるのよ?ちゃんと御礼を言いなさい」
 シーナさまの往復ビンタが、今度はジャクリーンさまの右おっぱいにビビビッと炸裂します。

「ああーっ、み、みなさま、あっ、こんな、ど、奴隷のために、わざわざ本当に、はっ、ありがとうございますーっ!!んふぅう・・・」
 甲高いモーター音をあげる電マをご自分の女性器に押し当てたまま、ジャクリーンさまの息も絶え絶えな御礼のお言葉。
 さすがのジャクリーンさまも最強電マの長時間に渡る振動と、最愛のパートナーでいらっしゃるシーナさまからのツボを心得たビンタ責めで、かなり高まっていらっしゃるご様子です。

「じゃあまず、下準備にチェーンをこれくらい引っ張って。あ、チェーンは手首に巻きつけておいたほうがいいわ。こいつのおっぱい、意外に重いから」
 ジャクリーンさまの左側、腰のすぐ脇の位置に陣取ったシーナさまが、ご自分の右手首に巻きつけたチェーンをグイーッと引っ張りました。

 撓んでいたチェーンがみるみるピンと張り詰め、乳首を先頭に乳房が左方向へビローンと伸び切ります。
 日焼けされたときは水着だったのか下着だったのか、浅めなハーフカップブラジャーのカップの形通りに焼け残った青白いおっぱいが、ほぼ仰向けにのけぞったジャクリーンさまの胸から持ち上がりました。

「見てよこのおっぱい。こいつ垂れパイだからだらしなくブヨブヨに伸び切っちゃって、牛のおっぱいそっくりよね」
 嘲嗤うようなシーナさまのお声。

 哺乳瓶の吸い口を思わせる柘榴色の大きな乳首と、それに連なる派手めの乳暈がクリップの鰐口に噛みつかれ、私の人差し指の第二関節くらいまでの長さに伸び切っていました。
 乳暈につづくたっぷりの青白い房がジャクリーンさまの胸板から、まるで別の軟体な生き物のようにタプンと持ち上がっています。

 胸板と乳房の付け根の皮膚には細かい縦ジワが走り、本当に今にも引き千切れちゃいそう。
 それは、とても残酷で、そしてとてもエロティックな光景でした。
 劣情のあまり思わず手錠で括られた不自由な両手の指をお尻側から、一生懸命自分の秘部に伸ばしてしまう私。

「こう、ですか?」
 シーナさまを真似され、里美さまもご自分の右手に巻きつけたチェーンを引っ張り始めました。
 ジャクリーンさまの右おっぱいが持ち上がり始めます。

「んくぁーっ!!」
 切なげな悲鳴をおあげになるジャクリーンさま。

「うわっ、結構重い・・・」
「でしょ?もっと強く引っ張っても、まだまだ外れないわ」
 里美さまのお独り言っぽいつぶやきに、嬉しそうにお応えになるシーナさま。

 ジャクリーンさまの右おっぱいも左と同じように、里美さまの右手から伸びる張り詰めたチェーンによって右横方向に持ち上がっています。
 左右に泣き別れとなったジャクリーンさまの青白いスライムおっぱい。
 自分がされているわけでもないのに、視ているだけで私もゾクゾク昂ぶってしまいます。

 うわー痛そう、よく伸びるもんね、ジャクリーンてあれで40超えているんでしょ?などなど、ギャラリーのみなさまがたの面白がられているお声。
 ジャクリーンさまは、その端正なお顔を歪め切り、はぁ、はぁ、と荒い呼吸で身悶えていらっしゃいます。

「わかったでしょ?こいつのマゾ乳首から大好物のクリップを引き剥がすには、今している以上の力で思いっ切り引っ張らなっきゃいけないの」
 里美さまにニヤッと、フレンドリーに笑いかけるシーナさま。

「わかりました」
 とても嬉しそうに頷き返される里美さま。

「それじゃあ本番いくわよ?牝ブタもちゃんとイキなさいよ?これでイケなかったら、今夜はずっとおあずけだからね?」
「はいぃ、はいぃ、ドミナぁぁ、はっ、早く奴隷を、めちゃくちゃにしてくださいませぇぇーっ!!」
 ジャクリーンさまはすでに全身がピクピク震え、爆発寸前というご様子。

「それじゃあスリーからカウントダウンね。カウントするたびにミイコさんは鞭をくれてやって、ゼロでミッション実行。いくわよ?」
 シーナさまがステージ上のみなさまを見回しておっしゃいました。

「スリー!」
 ピシッとミイコさまの乗馬鞭がしなり、ジャクリーンさまの膝立ちの右腿に真っ赤な鞭のベロ痕が。

「トゥー」
 ピシッ!今度は左腿。

「ワンッ!」
 ピシッ!
「あひぃっ!!」
 鞭がジャクリーンさまの下腹部をヒット。

「ゼロッ!」
「くぅぅっ!あぁ、ひぃぃぃっ!!くぅぅーーっ、いっ、いっ、いぃぃーーーあぁぁーーーーっ!!」

 ジャクリーンさまの左おっぱいがありえないくらい更に伸びた、と思ったら、ビッターンとダイナミックに胸元に戻っていきました。
 クリップが外れたとき、ブチッという音が本当に聞こえたような気がしたほどの痛々しさ。

 ジャクリーンさまのおっぱい、たわわな上にあんなに弾力性に富み、おっぱい全体があんなに伸びるのなら、ボリュームで完全に負けている私が綱引きで負けちゃうのも仕方ないな・・・
 と、妙に納得してしまいました。

 しほりさまは右足横からジャクリーンさまの無毛な股間に電マを押し付けていらっしゃいます。
 ジャクリーンさまがご自分で当てられている電マと接触しているのか、時折ギュイーンという凄まじい唸り音があがります。

「あーーーっ、いぃあぁぁーーーっ、むぅぅーーっ、んぐぅぅーーっ!!」
 少し遅れて里美さまが引っ張られていた右おっぱいも、一際激しくブルンと飛び跳ねました。
 ようやく胸板へと舞い戻った両おっぱいに、ミイコさまの情け容赦無い乗馬鞭が振り下ろされます。

「ひっぎぃーっ!あーーっ、イキますっ、イッちゃいますっ、でますっ、でちゃいますぅぅ・・・」
 立ち膝をたたんで思い切り後方にのけぞられたジャクリーンさまの腰が上下にガクンガクン波打ち、Vの字に開かれた両腿のあいだから勢い良くプッシャーと液体が飛び散りました。

「あうっ、あうっ、あうっ、あうっ」
 波打つ腰の動きに合わせて、綺麗な波打ち線を描く、まさに潮、と呼ぶべき歓喜の洪水。
 
 その飛距離は、真正面で対峙していた私の腰まで優に届き、腿と言わずマゾマンコ、そしておっぱいまでをもビチャビチャ濡らしてくださいました。
 目の前の凄まじすぎる光景をオカズにしつつ必死に伸ばした指先で粘膜をクチュクチュ擦っていた私は、その潮を浴びながら人知れず再びイッてしまっていました。

「まったくうちのマゾ牝ブタのイキっぷりは、本当に品が無いわよね。ケダモノみたいな唸り声あげちゃって、羞じらいの欠片もないんだもの」
 呆れ声であてつけるように言い放つシーナさま。

「でもまあ、ニップルファイトには勝ったのだからよしとするわ。その調子でそこの小娘を、百合草会名物、終わらない百合肉便器地獄に叩き堕としてやりなさい」
 イキ呆けてトロンとされていたジャクリーンさまのお顔が、そんなシーナさまからの労いのお言葉で一瞬、あどけない幼女みたく嬉しげな笑顔になりました。

「ほら、いつまでへたりこんでいるの?さっさと立って、お客様がたにご挨拶なさい」
 小さなお声でミイコさまに叱責され、おずおずと立ち上がるジャクリーンさまと私。
 ふたりとも全身汗まみれ、とくに下半身は愛液と潮でビチョビチョのドロドロでした。

「ご覧のように第二ラウンド、ニップルファイトも牝ブタおばさんの勝利となりました」
 ミイコさまがお客様がたに告げると、場内割れんばかりの大拍手。
 拍手の中に、直子ちゃん、次はがんばってー、というご声援も聞こえました。

「つづきまして第3ラウンド、といきたいところなのですが、ご覧の通り、ステージがこんなありさまですので、次は場所を移動して、もっとみなさんのお近くで見物いただきたいと思います」
 ミイコさまがお道化た感じでアナウンスされました。

 確かにステージ上は私たちが撒き散らした潮と愛液でビショビショで滑りやすそう。
 水はけはいいみたいだけれど、完全に拭き取るのにはけっこう時間がかかりそうです。

「準備が整うまで少し時間をいただきますので、みなさんしばしのご歓談を」
 おっしゃってから、ステージ段差際に立たれているミイコさまから手招きされました。

「お待ちいただくあいだ、この位置にスレイブたちを立たせて展示しておきますので、たった今浅ましくイッたばかりの性器やアヌス、乳房などを、どうぞ間近で、心いくまでご覧になっていてください」

「ただしまだ、くれぐれもスレイブたちのからだには、触れないようにお願いします。いずれ勝敗が決まった後に、じっくりねっとりと弄らせてあげますから」
 イタズラっぽくフロアに向けておっしゃったミイコさま。
 すぐにこちらを振り返っておっしゃいました。

「ほら、ここに並んで立ちなさい。足は休めくらいに開いて」
 指し示されたのは本当にステージの最前中央、フロアのお客様がたがちょっと手を伸ばせば容易に触れられる位置でした。

「基本的に立っているだけでいいわ。話しかけられるとめんどくさいでしょうから、これを嵌めといてあげる」
 手慣れた手つきで、まずジャクリーンさまに、そして私にボールギャグが嵌められました。
「・・・あぐぅ・・」
「・・・あうぅ・・」

「触らないように、とは言っておいたけれど、それでも触ってくる人もいるかもね。まあ、適当にあしらいなさい。股開けとかアヌス見せろとか、ポーズのリクエストには出来るだけ応えてあげなさい。後ろ手錠で不自由だろうけれど」
 
 ミイコさまからざっくりとしたご指示をいただいただけで、ジャクリーンさまと私はステージ上に後ろ手錠全裸置き去り放置。
 たった今イッたばかりで、汗や体液もそのままの生々しく火照った裸身を、為す術なくみなさまに晒しつづけることとなりました。

 ミイコさまたちが準備のためにステージを降りると、再び激しいヒップホップ音楽が流れ始めます。
 フロア側の照明を少し落とし、ステージ周辺だけをワザと一際明るく目立たせる気配りがイジワル過ぎます。
 お客様がたがゾロゾロと、ジャクリーンさまと私の眼前に群がってこられました。
 
「近づくとやっぱり臭うわね?すごい牝臭い」
「そりゃそうよ、あれだけ愛液やら潮やら垂れ流したんだもの」
「こうして間近で視ると、やっぱり年齢差って隠せないものね」
「うん、お肌のハリがぜんぜん違うよね。あと粘膜の色素沈殿」

 お客様がたはアルコールのせいもあるのでしょうが総じてテンションがお高く、私たちの裸身を眺めつつ、口々にご勝手なことを愉しげにおっしゃっています。
 おしゃべりしつつおっぱい寸前までお顔を近づけられ、じーっと私の乳首に見入るかた。
 しゃがみ込んで下から私のマゾマンコを覗き込むかた。

 まさしくジャクリーンさまと私は展示物でした。
 もしも動物園で全裸の人間を展示したら、きっとこんな感じになるのでしょう。
 でも動物園なら檻に入れられますが、今のふたりは手を伸ばせば触れられるサファリパーク状態。
 
 その上、一切の抵抗は禁じられた、このお店中で最下層セイドレイ。
 今の状態は、生きている剥製展示、と喩えたほうが近いかもしれません。
 好奇と侮蔑の瞳と、お言葉の暴力に一方的に晒され、抵抗も逃避も出来ずにただひたすら恥じ入るばかり。

 こんな至近距離からの見知らぬ大人数による視姦陵辱。
 人間性さえ剥奪された見世物生体標本状態。
 
 初めて味わう屈辱的なシチュエーションに、私のマゾ性はぐんぐんヒートアップしてしまい、マゾマンコからはもちろん、ボールギャグの隙間から垂れるよだれも抑えることが出来ませんでした。


三人のミストレス 26


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