2011年1月15日

図書室で待ちぼうけ 19

すっかり泡が洗い流された相原さんのいい香りがしているからだを、私のほうに引き寄せました。
シャワーの水流が私たちのからだを叩いています。
「相原さん。私、相原さんのからだにさわるの、好きみたい・・・さわられるのも」
私は、まだ少しくすぶっている動揺が収まるまでやんわりと相原さんを抱いて、その体温を感じていました。
「どうしたの?森下さん?」
相原さんは最初のうち、怪訝そうな感じでしたが、やがてからだの力を抜いて、私にすっかりからだを預けてきました。

「それでね、森下さん?」
相原さんが後ろ手に片手を伸ばしてシャワーを止めてから言います。
「わたし、下は絶対イヤだけど、ここなら、カワイイ女の子のなら、一度舐めてみたいと思っていたの」

そう言うなり、私の胸に顔を埋ずめます。
私の右乳首が相原さんの唇に包まれました。
「あっ!」
相原さんが舌先で私の乳首を転がします。
「あんっ、ああんっ!」
からだをよじる私を両手でしっかり押さえて、私の乳首を舐めたり、軽く噛んだり、チュウチュウ吸ったりしてきます。

それは、なんとも言えない甘美な刺激でした。
指でさわるのとは明らかに違う、舌のちょっとザラザラとした感触、唇のちょっとヌメっとした吸いつくような感触。
チロチロした動きの、水棲軟体動物に肌の上を這われているような、なんとも言えないもどかしさ。
「あーーんっ、だめぇーーんっ!」
相原さんの顔が左の乳首に移動して、同じことをしてきます。
私の乳首は、またたくまに両方ともピンピンに尖ってしまいました。

「すっごく気持ちいいみたいねえ?森下さんの乳首、もう両方ともツンツン」
「う、うん。なんだか今までに感じたことのない刺激で・・・からだが蕩けそう・・・」
「ねえ、わたしにもやって!」
相原さんがからだを離し、私に向かっておっぱいを突き出してきました。
「う、うん」
私は、おずおずと相原さんの胸に唇を近づけます。

「ああんっ!」
相原さんの可愛らしい声が聞こえてきます。
私がされたように、私も相原さんの乳首を舌で舐めたり、吸ったり、軽く噛んだりしてみます。
「あんっ、あぁーんっ!」
相原さんも、身をよじるように悶えて、乳首がみるみる固くなってきました。
私は唇で右乳首、右手で左乳首を刺激しながら、相原さんのからだをクネクネ踊らせます。

誰かの乳首を口に含むのなんて、考えてみると赤ちゃんの頃以来でしょう。
そして、乳首をしゃぶるという行為は、しているほうもなんだか気持ち良くなってくるんですね。
幼い頃、母に抱かれておっぱいを吸ったときの安心感、みたいな、記憶にも残っていないはずのやさしく懐かしいような感覚が呼び起こされて、私は夢中で相原さんの乳首を吸いながら、うっとりしていました。

あんあんっ、と小さく喘いでいる相原さんが私の股間に右手を伸ばしてきました。
指が一本、ツルンと中に侵入します。
「やんっ!」
その刺激に思わず、唇が相原さんの乳首から離れてしまいました。
「・・・森下さん、また中がヌルヌル・・・」
上気した顔の相原さんがトロンとした目で言いつつ、ゆっくり指を動かしてきます。
「あっ、あんっあーんっ!」

しばらく私の中でクネクネ動いていた指が突然、止まりました。
「そうだっ!今度は森下さんが自分の指でやってみて」
「えっ?」
相原さんが私の中から指を抜きました。

「今日は、森下さんにひとりえっちを教えてあげる、っていうのが一番の目的だったじゃない?だからここでやってみて、自分で」
「ここで?・・・」
私のオナニー姿を見せろ、って相原さんは言っています。
私の被虐M心がズキンって反応します。
「で、でも・・・」
一応ためらう素振りをしていますが、私の心は期待にどきどき高鳴っています。
「だいじょうぶ。さっきわたしにしたように指を動かせばいいだけ。さっきの森下さんの指、すっごく気持ち良かったもの」
「それに、わたしも手伝ってあげるし、わたしもやるから」
「で、でも・・・明るいし、恥ずかしい・・・」
私は、すっかりやる気です。

うつむいた私の顎を持って顔を上げさせ、唇を重ねてきました。
その間に相原さんの左手が私の右手を取り、私の股間へ誘導します。
私は、自分のアソコに右手をあてがいました。
「指を入れて、中をクニクニして」
言いながら相原さんの唇が私の左乳首を含みます。
「あーーっ」
チロチロ動く相原さんの舌に乳首が転がされて、ゾクゾクーっと快感が全身を這い回ります。
私の右手も快感に煽られるように動き始めます。
「あっ、あっ、あーんっ・・・」

私は、立ったまま少し両膝を曲げてガニ股気味になり、右手で自分のアソコを掻き回しています。
人差し指と中指の二本を挿れて、チュプチュプとさするようにこねまわします。
右のおっぱいには、中腰になった相原さんの顔が貼りついて、尖った乳首をぺロぺロと蹂躙してきます。
相原さんの右手は、中腰になったためにグイっと後ろに突き出された自分のお尻のほうに伸びて、無毛のアソコを弄っているようです。
私の左手は、私のお腹のとこらへんにある相原さんのおっぱいをまさぐり、下向きになった乳首をつまんでいます。
相原さんの左手は、私の背中で這い回り、ゾワゾワ撫ぜたり、軽く爪を立てたりしています。

相原さんがときどき顔を上げて私を見上げます。
私も気持ち良さに顔を歪めながらも、相原さんの視線に応えます。
見て・・・よーく見て相原さん・・・私のこの恥ずかしい格好・・・いやらしい表情・・・
決して口には出せない想いを精一杯視線に込めて、相原さんを見つめます。

相原さんの肩越しに、お互い自分の股間を弄っている二人の下半身を映した洗顔用の大きな鏡が見えています。
相原さんの二本の指が、自分の毛の無いアソコをせわしなく出たり入ったりしているのが、鮮明に映っています。
私も相原さんの指遣いにリズムを合わせて、自分のアソコに指を突き立てます。
「んー、んっ、あーんっ」
「ふんっ、ふんっ、ぬーーっ」
二人の押し殺した喘ぎ声と、粘膜を擦るピチャピチャという音だけが、明るいバスルームに独特のエコーを帯びて卑猥に響いていました。

相原さんのほうが少し早くイったようでした。
相原さんのからだがビクンと大きく動いた後、ハアハアと荒い息遣いとともに、肩が激しく上下しているのが見えていました。
私もあともう少し、となったところで、ザーッと激しいシャワーが降ってきました。
相原さんがシャワーのコックをひねったのでしょう。
バチバチバチッっと音をたてて、両乳首が水圧で下を向いてしまうくらい激しく、大粒の水滴に打ちつけられます。
「あんっ!あーーーーんっ!すごいいいいーっ、いいいいーーーんんんんっ!!!」
敏感になっている全身を容赦なく叩く痛いほどの水滴。
初体験な快感の渦に私は、アソコの中に指を入れて固まったままイキました。
自分のアソコの中がウネウネと伸縮をくり返しているのを自分の指に感じながら。
からだが何回か、ビクンビクンと震えました。

やがて、相原さんの両腕が伸びてきて、私をやんわりと抱き寄せます。
私も相原さんの背中に両腕をまわして応えます。
二人の唇が軽く重なります。
二人ともまだ、息が乱れていて吐く息が熱いままです。
ぬるま湯のシャワーが相変わらず激しく二人のからだを叩きます。
夕立のような音の中でしばらく二人、そのままじーっと抱き合っていました。


図書室で待ちぼうけ 20

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