2011年8月13日

氷の雫で濡らされて 06

試着室の壁には、全身が映せる大きな鏡が前方と左右の計3面に貼ってありました。
そこに映った自分の顔。
あ、そうだった。
今、私はこの顔だったんだ。

太めに描いた眉毛、ダーク系なアイメイク、両頬を薄いベージュのファンデで塗りかためた上に、輪郭クッキリなリップの粉っぽい顔。
普段の私とは別人のよう。
こんな顔だったら、少しくらい恥ずかしいことをしでかしちゃっても大丈夫かな?

 ワンピースの前ボタンをはずして両袖を抜き、足元に落とした途端に、そんな考えは吹き飛びました。
今の私の格好、やっぱり本当にいやらし過ぎ。

おっぱいを横8の字でくくるロープ。
上下から絞られて尖がった乳首。
ンーーッって低く唸っているアソコのホタテ貝。
股間ギリギリにずり下げられたピンクのショーツ。
そんな私のヘンタイ性癖丸出しな肢体が、3方の鏡に鮮やかに映っています。
あわててグリーンのチュニックを頭からかぶりました。
こんなにすけべ全開な自分の姿を、少しの間でもお外の空気に晒してはおけません。

グリーンのチュニックは、イイ感じに私に似合っていました。
襟ぐり幅の広いボートネックが首筋から鎖骨のあたりの肌をセクシーに覗かせています。
丈は膝上10センチくらい。
ジーンズやレギンスを合わせればお外にも着ていけそう。

ずり下がったショーツも完全に隠れているし、カーテンを開けて、この姿をシーナさんに見てもらうのに何の問題も無いのですが、ただ一点、恥ずかしすぎる部分がありました。
しっとりした生地なので、おっぱいの頂上がクッキリと浮き上がってしまっていること。
アソコに挿さった突起がくれるゆるい震動に、はしたなく反応している乳首が形もあらわに、パステルグリーンの布を二箇所、露骨に尖らせていました。
「着替え、終わったー?」
シーナさんの無邪気なお声が聞こえて、答える間も無く、試着室のカーテンがザザーッと開けられました。

「あらー、いいじゃない?」
シーナさんがニッコリ笑いました。
「うわー!カワイイですぅ。お似合いですよぉ!」
ギャル店員さんも長い睫毛をパチクリさせて、大げさに賛同しています。
私は、胸元の突起が気になって気になって、無意識のうちにチュニックの裾を下に引っぱっていました。
でも、そうしていると余計に胸の布地がおっぱいに密着して、かえって乳首の突起を強調しちゃうことに気づき、あわてて裾から手を離しました。
それまで私の顔とからだを漫然と眺めていたギャル店員さんの目が、私の胸元に吸い付きました。

 「シルエットもキレイだしぃ、本当にカワイイですよぉ」
ニコニコ顔でそんなことを言いながらも、ギャル店員さんの視線は私の胸元をチラチラ意識していました。
二つの突起を、視線が盗み見るように追いかけてきます。
私は、どうしようもない恥ずかしさに全身がどんどん熱くなってきてしまい、両腕を後ろ手に組んでうつむいて、ギャル店員さんの好奇な視線に耐えました。
ノーブラ乳首が浮いた姿を初対面の人に見られるなんて、生まれて初めてかもしれません。

 「おーけー。それじゃあ今度はピンクねー」
シーナさんがそう言ってくれて、ザザッとカーテンが閉じられました。
ふーーっ・・・
消え入りたいほど恥ずかしいけれど、なぜだか同時に、すっごく気持ちいい電流の放電を全身に感じていました。
ギャル店員さんの熱い視線・・・
私は、3面鏡の中でグリーンのチュニックを脱ぎ、再びすけべ性癖全開な半裸になりました。

 「へー、そおなんですかぁー。うふふ」
「大きいですよねぇ?・・・あらぁ、やだぁ」
着替えている最中に、カーテンの向こうでシーナさんとギャル店員さんがコソコソお話しているのが、かすかに聞こえてきました。
「うわー。すごそぉー。楽しそうですねぇー」

 ピンクのほうもデザインは同じ。
相変わらず胸の突起だけが露骨でした。
「こっちだと、ますますカワイイですぅ。妖精さんみたーいぃ」
ギャル店員さんの視線は、心なしか露骨になっていました。
私の頭のてっぺんから爪先まで、不躾にジロジロと舐めまわすように眺めてきます。
とくに、裾から太腿のあたりをニヤニヤと見ているような・・・
私は、その視線がくれる恥ずかしさにキュンキュン感じていました。

「もっと近くで見たいから、フロアに下りてきてみて」
シーナさんがフロアに脱いだ私のサンダルを揃えて、ニヤッと笑いました。
「えっ!?」
私は一瞬、取り乱しそうになりましたが、すぐに思い直しました。
動揺してモジモジしていたら余計悪目立ちしちゃう、何でもないふうを装わなきゃ。

「は、はい・・・」
試着室の床からお店のフロアに下りようと、右足をサンダルのほうに伸ばしたとき、ギャル店員さんがササッと私の足元にしゃがんで、もう一度私のサンダルを揃えてくれました。
ギャル店員さんはそのまましゃがみ込んで、私を見上げてニコニコしています。
ギャル店員さんのフリルのスカートが膝までまくれ上がり、真正面の私からは、黒いストッキング越しに薄っすらと白くなっている股間が丸見えでした。

今、サンダルを履くために足を踏み出せば、しゃがんでいるギャル店員さんに短かいチュニックの裾から、ヘンタイ状態な内部を覗き込まれてしまう・・・
ギャル店員さんの行動の意図が、はっきりわかりました。
でも、いいんです。
ギャル店員さん、悪い人ではなさそうだし、スカートの中見せてくれたし。
それに私、苛められに来たのだもの。

私の両脚の動きに合わせて、ギャル店員さんの頭と視線も動いていました。
見られちゃった・・・よね?

 「ふーん。イイ感じじゃない?」
サンダルを履いて試着室の外に出た私を、シーナさんは腕を上げさせたり、裾を引っぱったりしていじりまわしました。
ギャル店員さんと、お隣の試着室の付き添いらしい若い女性から至近距離で見つめられ、試着室に近い棚のお洋服を見ていた数人の女性客や店員さんからも注目されてしまいました。
私は、シーナさんにされるがままになりながら、堂々と、堂々と、って自分に言い聞かせていました。
頭の中は恥ずかしさで、はちきれそうなのに。
私を見ている人たち全員の視線が、私の胸のふしだらな二つの突起だけに注がれているような気がしていました。

「それじゃあ最後に、わたしが見立てたアレ、着てみて、ね?」
シーナさんの一言で、私はサンダルを脱いで再び試着室内に戻りました。
カーテンが引かれ、私は三たび、ヘンタイ丸出し半裸姿に。

シーナさんが渡してくれたそのお洋服は、着てみる前から絶望的な気持ちになってしまうものでした。
ニットみたいなクタッとして伸縮性のある質感、布地部分の小ささ、明かるいベージュ色な布地の薄さ・・・
その布地を頭からかぶった瞬間、私は、この日最大級の恥辱感に身悶えしてしまいました。

そのお洋服は、ボディコンシャスなノースリーブの無地ワンピースでした。
胸元が大きく開いて、おっぱいの裾野を縛っている麻縄がギリギリ見えそうです。
背中は、お尻の割れ目近くまで開いていて、もちろん、麻縄の後ろの結び目がバッチリ鏡に映っていました。
布地は全身に吸い付くようにピタッと貼りつき、私のプロポーション通りの曲線を描いています。
尖った乳首はおろか、ロープに絞られたおっぱいの形と、麻縄の凹凸まで露骨に浮かび上がらせています。
ノーブラよりも恥ずかしい縄ブラ。
裾は、絶対領域ギリギリの超ミニ。
まっすぐに立っていれば、ずり下げられたショーツもかろうじて見えませんが、少しでも屈んだだけで、途端にピンクの布片が覗いてしまいます。
おまけに全体が明るめのベージュ色、透けてはいないものの、遠目なら全裸に見えちゃうんじゃないかな?

鏡に映った、麻縄やら乳首やらホタテ貝の形を布の凹凸でクッキリ浮かび上がらせている自分の姿は、いっそ全裸のほうがまだまし、っていうぐらい、いやらしくも卑猥な姿でした。
さっきから震えているホタテ貝と、鏡に映っている自分のあまりにえっちな格好に、私はグングン感じてしまい、アソコの奥からトロトロトロトロ、えっちなおシルが分泌されているのがわかりました。
なんとかピンクのショーツ布でせき止めているけれど、それもグッショリで今にも雫がしたたっちゃいそう。
私は、着てきたワンピのポッケからハンカチを取り出し、脱ぎかけショーツのズブ濡れ部分を懸命に拭き取りました。

「どう?どんな感じー?」
シーナさんのやけに楽しそうなお声とともに、カーテンがザザーッと開けられました。
「!」
さすがのシーナさんもギャル店員さんも、一瞬息を呑んだようでした。
「きゃーっ。超せくしーですぅ!すっごーいっ!えっろーいっ!」
ギャル店員さんがコーフンしたカン高い声で騒ぎ出します。
ちょ、ちょっと、そんな大きな声出さないで、またみんなから注目されちゃう・・・

私は、まっすぐ突っ立ったまま、胸の突起が強調されてしまうのもかまわず、裾を下に引っぱっていました。
ギャル店員さんに、わざとずり下げられたピンクのショーツを正面から見られてしまうことだけは、なんとか死守したいと思っていました。
さっきまでの、堂々と、いう気持ちなど木っ端微塵になくなって、これでまた、フロアに出てみて、なんて言われちゃったらどうしよう、って、プルプル震えていました。

「うーん。何て言うか、すっごくあなたらしいわよ。似合ってるわ」
シーナさんの超嬉しそうなお顔。

ギャル店員さんも嬉々とした顔で、私の胸のふくらみの先端からまわりを囲っている布の凹凸を容赦ない視線でなぞり、不意に後ろの鏡に視線を投げて、そこに映った私の裸な背中部分の麻縄の結び目を確認したようです。
それから、ゆっくりと左の鏡に目線が移動しました。
私もつられてそちらを見ます。
あっ!ノースリーブの脇からも麻縄がバッチリ覗いちゃってる。

「本当はぁ、こーゆーボディコン系のご試着は、お買い上げ前提でないとお断りする場合もあるんですけどぉ、お客様は特別ですぅ。めがっさお似合いですよぉ」
完全にいやらしいおじさまのような目付きになってしまったギャル店員さん。
今は、その視線が私のお腹をすべり、不自然な形、ホタテ貝の形に浮いている下腹部をじーっと見つめています。
私はワンピの裾を引っぱりながら、自分の意思と反してジュクジュク疼いているアソコを心配していました。
ギャル店員さんの前で、はしたない雫を垂らすことだけは、したくない・・・

「おっけー。それじゃあこの3着、全部いただくわ。おいくらになるかしら?」
シーナさんが突然ギャル店員さんに言いました。
「えっ?、えっと、あのーシーナさん・・・」
私は不意を突かれてあたふた、シーナさんのお顔を見つめます。
「ほんとですかぁ?ありがとうございますぅ!」
ギャル店員さんは、口ではそう答えたもののその場を動かず、私のからだをじーっと見つめたままでした。

シーナさんがご自分のバッグからお財布を取り出しました。
「あっ、えっと、私、払いますから・・・」
あわてた私はちょっと前屈みになってしまい、裾がせり上がるのを感じて、またあわてて上体を起こしました。
「いいの、いいの・・・」
バサッ。
言いながらシーナさんが私に近づいてきて、試着室の中に投げ込むようにわざとらしく自分のお財布を落としました。
「あっ、お財布落としちゃった。ごめん。拾っていただける?」
シーナさんがイジワルなお顔で私を見つめてきます。
ギャル店員さんは、私とシーナさんを交互に見た後、私に向けて小さくニッって笑いました。

 どうしよう?
上半身を屈めても、思い切ってしゃがみ込んでも、いずれにしてもワンピの裾は盛大にせり上がってしまいます。
目の前にはギャル店員さんの好奇心むきだしな視線。
どっちが恥ずかしいかな?
しゃがんじゃうとお尻が見てもらえないかな?

「あ、は、はい・・・」
答えてから、私は両足の間の幅を少し広げ、ゆっくりと上半身を屈め始めました。
腕が下にいくほどに、ワンピースの裾が上にせり上がってきました。
ワンピの裾でかろうじて隠されていた、両腿の付け根で伸びきっている一筋のピンクの布片があっと言う間に現われ、つづいて黒いゴムひもで繋がれた真っ白なホタテ貝のオブジェも丸見えになりました。
上目遣いにギャル店員さんを盗み見ると、彼女は目を大きく見開いて私のソコを凝視していました。
それから、彼女の目線が泳いで後方へ。
そこには、黒いゴムひもが割れ目スジ上に一本だけ通った、私の丸出しのお尻が鏡に映っていることでしょう。

シーナさんのお財布を拾って、上半身をまっすぐに起こしたとき、ワンピースの裾は私のお腹のところまでせり上がったままでした。
ホタテ貝を咥え込んだ下半身丸出し。
その下にずり下がったピンクのショーツ丸見え。
そのままの格好でカーテン側に一歩踏み出し、お外のシーナさんにお財布を渡しました。
私のドキドキは最高潮でした。
もう一歩踏み出せば、試着室近くの他のお客さんにも見られちゃう。
「ああんっ!」
がまんしきれない吐息が洩れて、とうとう私の左内腿を液体が一筋、滑り落ちてしまいました。

お財布を渡し終えて試着室の奥に戻り、シーナさんたちに背中を向けてワンピースの裾を直しました。
もっとも3面鏡張りですから、背中を向けても無意味なのですが。
裾を直している間、ギャル店員さんはカーテンの束を握ったまま、鏡の中の私をじっと見つめていました。
私にはその視線が、まだまだこのカーテンは閉じてあげないわよ?ってイジワルく言っているみたいに感じていました。
ギャル店員さんの傍らのシーナさんも、イジワルな顔でニヤニヤしていました。
裾を直し終え、私はまたシーナさんたちのほうを向きます。

「それでは、この3点、お買い上げということでよろしいですかぁ?」
ギャル店員さんが、まだカーテンの束を握ったままニッコリ笑ってシーナさんに語りかけました。
私はもう抵抗せず、黙ってワンピの裾を引っぱりながらうつむきます。
「ええ。全部この子によく似合っているもの。わたしからプレゼントしちゃうわ」
シーナさんがお芝居がかった口調で答えました。

 「ありがとうございます、お客様ぁ」
ギャル店員さんがそこまで言って、ニヤッと私に笑いかけました。
「そのワンピース、こちらのお客様にとってもよくお似合いですからぁ、もしよろしければぁ、そのままお召しになってショッピングをおつづけになったらいかがでしょう?」

えーーーーっ!
私の左内腿を液体がまた、ツツーッとすべり落ちていきました。


氷の雫で濡らされて 07

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