2011年9月17日

氷の雫で濡らされて 16

全裸のシーナさまがベッドの右端に浅く腰掛けました。
シーナさまの控えめな胸の隆起の先端は、相変わらずツンと澄まして尖っています。

私の視線を追うように見ていたシーナさまは、挑発するみたいに胸を反らしてフフンと小さく笑ってから、おもむろに私の右胸に手を伸ばし、ワンピースの布の上から手探りで2本の電動ハブラシのスイッチをオンにしました。
「んんーーーっ!」
ブーーンッていう低い震動音とともに、私の右乳首がギザギザチクチクした刺激に包まれました。
何これやだっ、気持ちいいっ!
「あーーーんっ!」
あまりの気持ち良さに思わず大きな声が出てしまいました。

「そうそう、この部屋、ゆりさま言ってたけど一応防音なんだよね?だったらお口は塞がなくてもいいわね?」
「えっ?えーーっと・・・」
「あ、でも、苛められている感て言うか、みじめな気持ちを盛り上げたいなら、猿轡くらいしてあげようか?」
「あ、は、はい。お願い、します・・・」
「あらそうなの?直子さんてば根っからマゾね。おーけー。じゃあそれは、わたしが出ていく前に、してあげる」

電動ハブラシの柄のほうも、おっぱいのお肉に貼り付けられているためにおっぱい全体がプルプル震えて、すっごく気持ちいいです。
いつの間にか私の左側に回っていたシーナさまは、左乳首のハブラシもオンにしました。
「あーーーあーーーっ!」
左右のおっぱいがチクチクプルプル。
私は、鎖に繋がれた手足をジタバタさせて身悶えしてしまいます。

「そうそう。大事なことがもう一つ。このままエアコンつけたままだと、氷が溶けて鍵が落ちてくるまで軽く2時間以上はかかるんじゃないかな?」
「エアコン切っちゃえばもっと早くなるはずよ。夕方だけどまだまだ暑いからねー。この暑さだと1時間くらいかな?」
「でもエアコン切っちゃうと直子さん、即、汗グッショリ。たぶん全身ビチャビチャヌルヌルになっちゃうわね」
「ちなみにこれだけの氷が全部溶けると、小さめなスープ皿一杯分くらいかな。安心して。ソファーや床がビショビショになることは無いわ」
「それより心配なのは、直子さんの汗と愛液のほうね」

言いながらシーナさまは、私のアソコに突き挿さったバイブのスイッチもオンにしました。
「うううううーーーっ!!」
途端にクネクネとショーツの布を踊らせて、私の中で暴れ始める凶悪バイブ。
アソコの粘膜を捏ね繰り回すようにウネウネヌルヌル動き回り、震動も半端ではありません。
「いやーーぁっ、い、い、い、い、いいーーんっ!」
震動に合わせて同じリズムで声が出てしまいます。
左右のおっぱいとアソコの中の震動が一つになって全身で渦を巻いて、これってもうすぐにでもイっちゃいそう。
こんなのが2時間も3時間もつづいたら、本当に私、壊れちゃう・・・

「で、どうするの?切る?切らない?」
「あああーんっ!きって、きって、きてきってーっ!」
「きって、じゃないでしょ?切ってください、でしょ?でもバイブのスイッチを切る気は無いわよ」
あくまでもイジワルなシーナさま。
「エアコンですぅ、エアコンですぅ、切ってぇ、切ってくださいぃ」
「はい、はい、わかりました」
シーナさまの笑い混じりなお声が聞こえてから、パシャッとシャッター音が聞こえました。

「はい。直子さんのケータイで記念撮影しといたわよ。直子さんがクネクネ悶えてるいやらしい姿。で、ケータイはここね」
シーナさまが私の左手首に、私の携帯電話のストラップを落ちないようにしっかり巻きつけてくれました。
その間も私は仰向け大の字のまま、クネクネウネウネ全身を捩じらせて盛大に身悶え中。
溶けた氷の雫が胸や二の腕や顔、いろいろな場所をポタポタ濡らしてきます。

「わたしは、ちょっとシャワー借りて、汗流してすっきりしたらエアコン切って帰るから、その後は一人でせいぜいがんばってね」
シーナさまの裸な背中がリビングのドアの向こうにすーっと消えていきました。
BGMに低く流していたショパンのピアノ曲が雨だれに変わり、妙に大きく、心地良く私の耳に響いてきます。
その他に聞こえるのは、私のからだ3ヶ所を陵辱しつづけるブーンという低い震動音。
2秒に一粒くらい、ワンピースの胸を溶けた氷の雫がポタリと濡らしてきます。

そう言えば今まで私、こんなふうに拘束されて辱められる妄想オナニー、何度もしてたっけなー。
ナワトビやカーテンタッセルで半端に手足を縛って、逃げられないフリをして。
でも今現在の私は、正真正銘の囚われの身。
手首足首はガッチリと鎖に繋がれて、アソコにはバイブ、おっぱいには電動ハブラシ。
吊るされた鍵が落ちてこない限り、この陵辱地獄からは逃げ出せない。
自分の悲劇的な状況に、胸の奥がキューンと疼きます。

そんなことを考えている間も、乱暴に掻き回されるアソコと、激しく震わされるおっぱいへの刺激に、私のからだはどんどんどんどん昂ぶっていました。
どんなに内股にしようとしてもピッタリとは閉じることの出来ない、鎖に繋がれた両脚をクネクネ動かして、今以上の快感から逃れようと試みます。
「あーーーーーっ、あんっ、あんっ」
堪えていのるに、いやらしい声がどんどん出てしまいます。
気持ちのいい波がどんどんどんどん大きくなって、寄せては返します。
許して、ごめんなさい、許して、もうだめぇ・・・
シーナさまという現実のご主人様がいなくなってしまった今、私は心の中で、私を拘束して嬲り者にしている妄想の中のSな女誘拐犯、お顔はまさしくシーナさま、に許しを乞います。
それでも許されるはずはなく、私はあまりの気持ち良さにあがらえなくなって、流されることを決意しました。

「あーーっ、あんっ、あんっ、あんっ!」
知らず知らず、腰が上下にいやらしく動いてしまいます。
突き挿さっているバイブを、より深く迎え入れるみたいに。
顔を上げて、ワンピースの布をいびつに出っ張らせている自分のおっぱいを見ます。
自分の手でめちゃくちゃに揉みしだきたくて仕方ありません。
でも、いくら必死に腕を伸ばしてみても、鎖に繋がれていてはおっぱいに届くはずは無く、無常な鎖がジャラジャラ音を立てるだけ。
「あんっ、いいっ、いいっ、いいーーーっ!」
快感に身を委ねた私に陶酔が訪れます。
からだがフワッと舞い上がる感じがして、頭の中が真っ白になりました。
「いいいぃぃーーーーーっ!!!」
4本の鎖がジャラジャラ激しく鳴りました。

ショパンの子犬のワルツがフェードインするように聞こえてきて、現実が再開されました。
何も変わっていませんでした。
相変わらずアソコとおっぱいをしつこくいたぶってくる強烈な震動。
激しくイってしまったはずなのに、さっきからのつづきみたいに肉体への刺激が快感に変換され、神経は昂ぶり、意識を休ませることなど一瞬も許してくれません。
融点の低い位置から、再び快感の波をさまよい始めることになりました。
「あーんっ、許して、許して、許してーっ、もう許してーっ」
口ではそう言いながらも、私のからだは次の高みへとスロープを急激に登り始めていました。

「直子さん、もう一回目の天国?早いわねー。そんなんじゃきっとからだ、もたないわよ?」
シーナさまの蔑んだお声が聞こえました。
お声のほうへ首を曲げると、シーナさまは、ざっくりとした白いノースリーブの清楚なワンピースを着て微笑んでいました。
「あーさっぱりした。直子さんちのバスルーム、広くていいわね。あっ、ボディソープ、借りたわよ」
のんきにそんなことを言っています。
きっとスッピンなのでしょう、シーナさまのお顔は、お化粧を落としても目鼻立ちがはっきりした可憐で可愛いらしいお顔でした。

「それじゃあこれで、エアコン消しておいとまするわね。あっ、そっか、その前に・・・」
シーナさまが私の枕元に腰掛けました。
「少し顔を上げて、口を開きなさい」
私が言われた通りすると、シーナさまは、豆絞りの手ぬぐいをクルクルっと細長くたたみ、真ん中で一度縛ってコブを作った後、そのコブを私の口に押し込んでから頭の後ろで手ぬぐいの両端をギュッと結びました。
「んっぐっ」
「お約束の猿轡。とってもみじめでお似合いだわ」
シーナさまが私の左手首から携帯電話をはずし、パチパチっと数枚写真を撮って再び左手首に巻きつけてくれました。
それと同時に、私が左手に握っていたローター類のリモコンスイッチが奪われました。

「それでは直子さん、今日は楽しかったわ。また遊びましょうね。ごきげんよう」
シーナさまが私の顔を覗き込んで、ニヤリと笑いました。

「んーぐぅぅーーーっ!!んっんっんっんーーーっ!!!」
突然、クリトリスと腋の下と脇腹とお尻の穴に強烈な震動が襲いました。
シーナさまがリモコンスイッチを入れたのでしょう。
それまでに高まっていた快楽の波が一気にレッドゾーンを振り切りました。
猿轡をかまされた喉の奥から、獣のような悦びの声がほとばしりました。
とくに、クリトリスを吸引したスポイトへの震動は、あまりに強烈でした。
上半身と下半身が別々の方向へビクンビクンとのたうち、頭の中が真っ白にスパークして意識が吹っ飛びました。

「んぬぐぅーーっ!!!」
「んんーーーーーーっ!!!」
何度も何度も強烈な絶頂感が襲ってきました。
シーナさまは、リモコンスイッチを私の左手には戻してくれず、オンにしたまま私の左胸辺りにポイッと放り投げ、背中を向けてスタスタとリビングから出て行きました。
リモコンスイッチを投げたとき、同時にシーナさまが何か言ったようですが、自分の喘ぎ声が大き過ぎて聞こえませんでした。
その後ピピッてエアコンが切れた音は、聞こえたような気がしました。

でもそんなことより今は、早くこのクリ責め器具を止めなくちゃ!
「んふーっ、んふーーっ!」
私は、上半身をめちゃくちゃに捩って、胸の上のスイッチの小箱を左手が届くところまで誘導しようと試みます。
そうしている間も、全身を全力で陵辱してくる各器具がくれる快感に、意識が持っていかれそうになります。
クリトリスを小刻みに震わすスポイト、穴を掻き回すバイブ、お尻の穴に貼られたローターがくれる震動。
この3ヶ所責めに、私の下半身は別の生き物と化して、ウネウネ蠢いていました。
「んふーんっ、んふーんっ、んふーんっ・・・」
呼吸を荒くして小さく唸りながら上半身をくねらせ、リモコンスイッチの小箱をまずベッドまで落とし、左肩と肘を使って左手の指先が届くところまで押していきました。

もし誤って、このリモコンスイッチをベッドの下に落としてしまったら・・・
もう絶望的です。
こんなクリトリスへの刺激が2時間もつづいたら、間違いなく私は壊れてしまうでしょう。
イってもイっても終わらない快楽の果てには、何が残るのでしょうか?
意識がトンで悶絶して、目覚めたら不感症になっちゃってたりして・・・


氷の雫で濡らされて 17

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