2011年11月27日

ピアノにまつわるエトセトラ 17

 ジーンズを脱ぎ終え背中を向けたまま立ち上がったゆうこ先生の両脚は、黒の、おそらくラメ入りのシルクらしい、オーバーニーのストッキングに覆われていました。
 スラッと伸びた両脚の大部分が光沢のある黒い布で隠され、太腿の半分くらいから白い肌がお尻を通り越して背中へとつづいていました。

 お尻も一見、まったくの裸。
 正確には、ビキニボトムを固定するために腰の低い位置に紐が回っているのですが、それもか細い透明のビニール製なので。肌の色が透けて何も身に着けていないように見えました。

 それにしても、なんて綺麗な後姿のヌード。
 キュッとくびれた腰から、まろやかに広がるハート型のお尻。
 さっきのスパンキングで紅潮しているのがいやらしい。
 
 背中から太腿まで、シミや痣一つ無い、つややかな肌。
 その肌と絶妙なコントラストを見せる黒いニーハイストッキングが、太腿からふくらはぎまでの美しいカーブを、よりコケティッシュに魅せるのに一役買っていました。

 そんなゆうこ先生の後姿にしばし見蕩れていた私。
 早く正面からの姿も見せてもらわなくちゃ、と気を取り直します。

「脱いだら早く、私の真正面に立ってください」
 
 ゆうこ先生はもう腕で胸を隠すことはせず、緊張した面持ちで私の前に立ちました。
 両腕をゆるく後ろに回して、休め、のようなポーズ。
 お顔は若干うつむき気味で、恥ずかしいのか嬉しいのか、頬から首筋あたりまでほんのり紅くなっていました。

 上半身には、バストにこんもりとした頂を突っ張らせた涙型の小さな布片が二つ。
 下半身には、両脚の付け根部分に鋭角な逆三角形の小さな布片が一枚だけへばりついています。
 
 そして、両脚の膝上15センチくらいまでの黒ストッキング。
 それ以外は何も身に着けていない、ゆうこ先生の妖艶なセミヌード姿でした。
 その美し過ぎる裸に、しばし瞬きを忘れてしまうほど。

「顎を上げて、私にその綺麗なのに淫靡なお顔も、もっとよく見せてください」
 
 冷静に、落ち着いて、って自分に言い聞かせながら、次の段階へ進むべく事前に考えておいた科白を、ゆうこ先生に投げかけます。

「それに先生。先生の両手は、その位置ではないでしょう?先生みたいな人には、もっとお似合いのポーズがあるのでないですか?」
 
 これは、ゆうこ先生にお借りした官能小説の中にあった科白と同じでした。
 ゆうこ先生のお顔が一瞬ハッと固まって、それから、なんとも言えない、いやらしいお顔に崩れながら私を見つめつつ、お腹の前で両手をゆっくりと合わせました。

 両手の指を絡めて組み、左右一つに組み合わさった手のひらを頭の後ろまで持っていきます。
 両肩が上がり、両肘が左右それぞれ耳の横あたりまで上がり、組んだ手のひらは後頭部に当てられました。
 例えるなら、腹筋運動をやるときの腕の位置です。

 この格好になることによって、左右の腋の下が全開になります。
 両腕を上げるので、胸を張った状態となり、左右のおっぱいを前に突き出すような姿勢になります。
 
 両手は頭の後ろでキープしているので、まったく使えなくなります。
 その結果、上半身、下半身ともまるで無防備となり、どんなイタズラをされても、隠すことも、抵抗することも出来なくなるポーズ。
 私のからだを自由にしてください、という意味の、誰が名づけたのか、マゾの服従ポーズ、なのです。

 ゆうこ先生は、恥ずかしさと嬉しさが入り混じっているのか、結果的に、はにかむようないじらしいお顔になって、私をじっと見つめてきました。
 ゆうこ先生のからだに一歩近づき、右手に持ったプラスティック定規の先端で、小さな布地の上から、左乳首をツンツンと軽くつつきました。

「あぁんーーっ!」
 
 ゆうこ先生が大袈裟な嬌声をあげました。

「あらあら先生、はしたないお声だこと。嬉しくて仕方ないのでしょう?定規でつついただけでも、ココがすっごく硬くなっているのがわかりますよ?」
 
 定規の角のところを乳首から左脇腹のほうへツツーッと滑らせます。

「うっぅーんっ~」
 
 ゆうこ先生の色っぽいお声。
 全身がもぞもぞ揺れています。

「そうですよね。こんなに綺麗なからだをしていらっしゃるのだもの、誰かに視てもらいたくて、仕方ないですよね?」
「本当に綺麗でいやらしいからだ。このおっぱいなんて、私、今すぐにでもめちゃくちゃに揉んでみたいもの」

「それにこのえっちな水着。いっそオールヌードのほうが、まだ女性美とか健康美とか言いつくろうことが出来るけれど、こんなのを着て、おまけに黒ストッキングなんて、露出狂のドMなヘンタイさんとしか、言いようが無いのではないですか」

 どの科白も本心から言っていました。
 本当に、今すぐむしゃぶりつきたいほど、えっちな衣装のえっちなからだでした。
 そんな科白を投げかけながら、ゆうこ先生の左右のおっぱいを、上から下から定規で軽くペチペチ叩きつづけました。

「ああんっ、お願い許してっ、いやんっ、いやーんっ!」
 
 ゆうこ先生は、からだをクネクネさせて身悶えつづけます。

「先生、私に見られて、お仕置きされて、ずいぶん感じちゃったみたいですね。下半身の布地、ビシャビシャですよ?穿いている意味がないくらい」
 
 定規の先をゆうこ先生の少し開いた両腿の付け根下にもぐりこませ、両内腿をペチペチ叩きました。

「あ、そこはだめんっ!あ、だめなのですぅ」

「何がだめなのですか?こういうことをしてもらいたいから、そんな水着を選んで、私とのレッスンに臨んだのですよね?」
 
 定規を引っ込めて、ゆうこ先生をまっすぐに見つめました。
 ゆうこ先生の潤んだ瞳が、もっとして、っと訴えかけていました。
 股間の布から内腿へ、重そうな雫がツツーッと一筋垂れていきました。

 ゆうこ先生の股間を隠す布は、本当に股の付け根からスジ一本を隠すためだけの機能しかありませんでした。
 もっとも今は、ビショビショに濡れて更に細くなり、その機能さえ危うくなって、たぶんお尻の穴は隠しきれていないでしょうけれど。
 
 以前ネットで、その部分に小さな絆創膏だけを貼った、大股開きのオールヌード写真を見たことがありました。
 そのモデルさんもパイパンで、本当にスジだけが隠れるほどの小さな絆創膏。
 いやらしい想像力を悪戯にかきたてる、すっごくえっちな写真でした。

 でも目の前のゆうこ先生のソコは、薄い布地越しに見事に透けて、無毛なその部分の形状をクッキリ浮かび上がらせていました。
 絆創膏写真以上のいやらしさを、ゆうこ先生が着けているビキニボトムは持っていました。

 ゆうこ先生の恥ずかしくもえっちなただずまいをひとしきり眺めて堪能した私は、次の段階へ進むことにしました。

「でも、先生の望みはまだ叶えられません。先生は、私とのお約束を守ってくれませんでしたから」

「えっ?」
 
 ゆうこ先生のお顔が一瞬、真顔になりました。

「お約束…って?」
 
 本当にわかっていないらしいゆうこ先生。

「私は、先生とのヒミツのレッスンのときは、昔、我が家に来たときに着ていた水着を着て、レッスンしてください、ってお願いしました」

「ええ。だから今日は、この水着をあらかじめ着て、直子ちゃんを待っていたの」
 
 ゆうこ先生がご自分の胸と下半身にあらためて目をやってから、照れたように微笑みました。

「でもそれは、あのときの水着ではありません」

「えっ?」

「あのときのはベージュ色でした。今先生が着けているのは白。違います」

「あれっ、そうでしたっけ?」

「はい。私、はっきり憶えています。って言うより、先生?そんなえっちな水着、何着もお持ちなのですか?」
 
 私は本気で呆れていました。

「えーっと。5、6着か、もっと・・・」

「うわー。それに、いつどこでどれを着たか忘れちゃうくらい、そんなに頻繁に、そういうのを着て遊んでいるのですか?」

「…冬場とか、これの上に暖かいコートだけ着てお買い物に行ったりもしています…」

「あのえっちなジーパンを穿いたりしても、ですね?」

「…はい…」
 
 ゆうこ先生ったら、明らかに嬉しそうにモジモジしています。

「わかりました。さすがはヘンタイ露出マゾの大貫先生ですね。それはもういいですから、とにかく私に、お約束通り、あのベージュの水着姿を見せてください、それとももう、あの水着は無いのですか?」
 
 心の中では、やっぱりゆうこ先生はスゴイ、って感嘆している私。
 
「いいえ、たぶんまだ、隣の部屋のクロゼットに…」

「だったら取って来てくださいっ!」
 
 少しヒステリック気味に叫んでしまいました。
 気を抜いたら、ゆうこ先生のヘンタイパワーに押し流されそう…
 今は私がエスなのだから。

 マゾの服従ポーズのままのゆうこ先生は、少し困惑気味でしたが、わかりました、とおっしゃって、窓際のソファーのところに歩いて行き、バッグからお部屋の鍵らしきものと壁にかかっていたフリースのスタジアムコートみたいなものを手に取りました。

 私の前を素通りして、スタジアムコートに腕を通しながら玄関へ向かおうとするゆうこ先生を定規で制しました。

「ちょっと待ってください」

「え?あ、はい?」

「今は、私とのレッスン中です。それで、前にしたお約束通り、私とのレッスン中は、あのベージュの水着以外を身に着けることは許しません」

「えっ!」
 
 ゆうこ先生のお顔が一瞬驚いた後、急激に淫らに歪みました。
 すがるような目つきになって、小さなお声で聞いてきました。

「…つまり?」

「つまり、その白い紐水着は今すぐ脱いでください。フリースもだめです」
「あ、そのストッキングはそのままでいいです。それは履いていたほうが先生、いっそういやらしいです」

「つまり、裸で隣の部屋に行け、ということ…ですね?」

「そうです。このフロアは両方とも先生のお家ですよね?エレベーターホールにちょっと裸で出るくらい大丈夫なのではないですか?それとも、宅配便の人とかが急に来るとか?」

「それは、事前にエントランスで連絡があると思うけれど…」

「それに、先生のことだから、普段からそういうこと、ちよくちょくしているのではないですか?」

「ううん。誓って言うけれど、どちらかの部屋でずっと裸なことはよくあるけれど、裸のままエレベーターホールには出たことは無いの。ちょっと出たいときは、今みたいに上に何か羽織るようにしていたから。だから今も習慣的にフリースを手に取ったのだけれど…」

 少し考えていたゆうこ先生は、やがて小さくうなずきました。

「なんだかそれはワクワクしてくる。なんで今までやったことなかったんだろう?」
 
 えっちな笑顔で私を見ました。

「ワクワクなんかしちゃだめです。これも先生に対するお仕置きなのですから」
 
 私もワクワクしながら、それでも努めて冷たい声で言いました。

「さ、早くそのお約束違反の、ジャマな水着を脱いじゃってください」


ピアノにまつわるエトセトラ 18

2011年11月26日

ピアノにまつわるエトセトラ 16

「バストを隠している両腕をどけてください」
 
 スーパーローライズなジーンズのショーゲキを消化した私は、あらためてじっくりゆっくり、ゆうこ先生の恥ずかしい紐ビキニおっぱいを見せてもらうことにしました。
 あの夏の日以来、ムラムラするたびに頻繁に思い出すほどのインパクトだった、ある意味全裸よりいやらしい、誰が見ても露出狂としか思えない、水着とさえ言えない水着。

 うつむいてもたもたしているゆうこ先生の腕に、容赦なくプラスティック定規を振り下ろします。
 ピシャッ!

「ぁあんっ!」

 甘えるようなため息を吐いた後、ゆうこ先生は観念したようにゆっくりと両腕をおろしました。

 ゆうこ先生の、豊満なのに垂れていない、形の良い西洋梨のようなおっぱい。
 その白い肌には、先端の部分にだけ幅4センチくらいの、涙型の小さな布が貼り付いていました。
 
 肩ストラップや涙型をつなぐ紐は、細くて透明なビニール製なので、ちょっと見では、両方のおっぱいの先端に小さな布だけがくっついているように見えました。
 そして、その布の左右とも、中央部分が盛大にポチッと突き出していました。

 ゆうこ先生もけっこう、乳首が大きいんだ…
 でも、小さな布なのに乳輪の翳りがはみだしていない…
 全部露になっているぽってりとした下乳のカーブのエロさといったら…
 あれから3年以上も経ったのに、プロポーションにますます磨きがかかっている…

 気をつけの姿勢でうつ向いてモジモジしているゆうこ先生の上半身を、至近距離で遠慮容赦なく舐めるように見つめながら、私はそんなことを考えていました。
 おっぱいを視姦し尽くした自分の目線がやがてまた、吸い寄せられるようにゆうこ先生の破廉恥な下半身に移ったとき、ハッと気がつきました。

「そう言えば先生?一月前のここでのレッスンのときも、そのジーンズを穿いていませんでしたか?」

「え、ええ…」
 
 ゆうこ先生が真っ赤なお顔を少しだけ上げて、私を上目遣いに見つめてきました。

「私が真面目にレッスンに励んでいるとき、先生は、えっとあのときはニットのロングセーターの下で、パイパンなアソコを半分はみ出させていたのですか?」

「は、はい。そうです…」
 
 ゆうこ先生の瞳がうるんでキラキラ光ります。

「お夕食のときも、お話しているときも?」

「はい…それで…」

「それで?」
 
 ゆうこ先生が悩ましいお顔で、私を見ながら小さな声でつづけます。

「わたしの恥ずかしい秘密を知ってもらいたくて、お帰り際の頃には、直子さまが気がついてくださらないかな?って、ドキドキしながらテーブルの下で、こっそりセーターの裾をめくったままにしていました…」
「結局、素子さんが来てしまったので、あきらめました…」
 
 唖然とする私。

「ほ、本当に…はしたない先生ですね。あの日もそんなに濡らしていたのですか?」
 
 つい、そのときのゆうこ先生の気持ちを思ってドギマギしてしまい、エムが勝りそうになる自分の心をなんとか抑えて、エスっぽい質問を浴びせます。

「はい。あのときはノーパンでしたから、もうジーンズはオモラシしたみたいにビショビショでした。直子さまお帰りになった後、直子さまを想って思いっきり自慰行為をしました」
 
 私を上目遣いで見つめてくるゆうこ先生。

「わたしがノーブラだったのは、気がついていくださったのでしょう?」

「は、はい…」
 
 ゆうこ先生のえっちな迫力に圧倒されそうな私。
 これでは、いけません。

「そ、そうでしたか。それなら今日は、もっともっと恥ずかしいメにあってもらいます!」
 
 今すぐにでもゆうこ先生に抱きつきたい衝動をこらえるために、持っていた定規で自分の左手のひらをパンッて強めに一回叩きました。

「はい。それではピアノに戻って、もう一度始めから弾いてください」
 
 今の、紐ビキニトップに恥丘半見えローライズ姿のゆうこ先生も充分いやらしくて、ここでピアノストリップは終わらせちゃってもよかったのですが、ここまで来たら、ローライズを自らの手で脱いで、いやらしい紐ビキニ上下の姿を晒すところまでが、SMプレイのお約束でしょう。

 ゆうこ先生がゆっくりとピアノに戻り、おもむろに弾き始めました。
両腕が左右にめまぐるしく動き、両肩が上下して上半身が揺れるたび、乳首だけを小さな布で隠したたわわな乳房がプルンプルンと躍動します。
 
 その動きで布がズレて、今にも乳首が飛び出しちゃいそう。
 私は、ゆうこ先生の肩越しから見下ろせる、奔放にユサユサ跳ね回るおっぱいに目が釘付けでした。

 今回は曲のかなり後半までノーミスでいきました。
 それにしても、綺麗な女性が半裸でピアノを弾く姿って、なんてエロティックなんでしょう。
 
 女性のからだの優美な曲線とピアノの鍵盤の直線とのコントラスト。
 白い肌の下で艶かしく緩んだり緊張したりする筋肉の動きと、鍵盤を滑るしなやかな指先。
 この腕が、この指先が、この後きっと、私のからだをいろいろとまさぐってくれるんだな、って思うと、からだがゾクゾク震えてきてしまいました。

 そんなことを考えてうっとり見蕩れている私にサービスしてくれたのか、ゆうこ先生は、たっぷりとセクシーな演奏姿を見せてくれた後、曲の終わり間際でやっと、ワザとらしいミストーンを一音鳴らしました。
 ハッと我に返る私。

「あ。また間違えましたね先生。もうこれで3度目ですよ。集中力が欠けていますね?」

「はい。ごめんなさい。直子さまに視られていると思うと、とても恥ずかしくって…」
 
 ゆうこ先生が上半身をこちらに向けて私を見上げ、両手のひらを上に向けたまま揃えて、物乞いをするような格好で両腕を差し出してきました。

「どうぞ、罰を、罰をください…」
 
 おねだりするような瞳で私を見上げてきます。

 私は、何も言わずに黙って3回、ゆうこ先生の手のひらから両手首のあたりを、プラスティック定規で、かなり強めに打ち据えました。
 
 パシンッ!
 パシンッ!
 パシンッ!

「あぁ~んっ!」
 
 眉根にシワを寄せた悩ましいお顔。
 色っぽいせつなそうなお声。
 もういてもたってもいられなくなってきました。

「そんな、えっちなジーンズを穿いているから、演奏に集中出来ないんです。それもさっさと脱いでしまいなさいっ!」
 
 ちょっと強い口調で命令しました。

 私が言われたいと思っていることが、ゆうこ先生が言われたいこと。
 私がされたいと思っていることが、ゆうこ先生がされたいこと。
 その言葉を思い出していました。
 
 ゆうこ先生の全身からムンムン放たれているえっちなマゾオーラにどんどん欲情して、ゆうこ先生のお顔をもっともっと歪めてあげたくて、たまらなくなりました。
 誰かに恥ずかしい命令をすること、言うことをきかせることの快感が、だんだんわかってきました。

「立って、こちらに来てください」
 
 ゆうこ先生がピアノを離れ、私の目の前にモジモジしながら立ちました。
 綺麗なお顔が淫らに火照っていました。

「お尻をこっちに向けてください」
 
 こんなとき、私ならどうされたいか?
 それは当然、お尻をぶたれたいです。

「3回もミスをした先生には、お仕置きが必要です。お尻をこちらに突き出してください」
 
 ゆうこ先生が回れ右で背中を向け少し足幅を開いてから、その場でおずおずとローライズジーンズを少しずり下げ、上半身を前に倒していきました。
 たわわなおっぱいが下へと垂れ下がり、それに伴って、くびれたウエストからまあるいカーブを描く形の良いヒップがこちらに突き出されました。

 ローライズで半分だけ隠された真っ白いお尻。
 前屈みになってもジーンズの狭い布幅でギリギリ、お尻の穴は隠せるみたいです。
 お尻のかなり低い位置に、透明なビニールの紐が通っているのがわかりました。

「両手はそれぞれ足首を掴んでいてください」

 パァーンッ!
 
 少しの間の後、何の前ぶれも警告も無くいきなり、ゆうこ先生の右の尻たぶをプラスティック定規で打ち据えました。

「あぁーんっ!」
 
 いやらしいお声で啼くゆうこ先生。

「なんだかえっちな声ですね?お尻をぶたれて、嬉しいのですか?これはお仕置きですよ?」

「そ、そんなことは…あぁーんっ!」
 
 ゆうこ先生のお返事が終わらないうちに左へもう一発。

「ほら、えっちな喘ぎ声。先生、絶対悦んでいますよね?」
 
 パァーンッ!

「いやぁーんっ!」
 
 パァーンッ!

「あああーーっ、お許しくださいぃ」

「ほらほらー、お仕置きされている間に早くジーパンを脱いじゃってください。ぐずぐずしていると、お尻が真っ赤っかに腫れちゃいますよ?」

「だって、直子さまが足首を掴んでいろ、って…」

「だって、って何ですか?口答えするのですか?」
 
 パァーンッ!

「いやーんっ!ごめんなさいぃ」
 
 パァーンッ!

「もうだめぇですぅ!脱ぎますぅ、脱ぎますからぁ」
 
 からだを120度くらいまで折り曲げた前屈みのまま、ゆうこ先生がちょうどアソコの前あたりに両手をあててモゾモゾしています。
 ジーンズの前ボタンをはずしているのでしょう。

「先生!絶対に自分で自分の気持ち良い場所を、さわったりしたらダメですからね!」
 
 パァーンッ!
 私もだんだん調子が出てきました。

「はぃぃ、直子さまのご命令には、もう絶対に逆らいませんからぁーっ!」
 
 ゆうこ先生の切なくも嬉しそうなお声。

 私は容赦なく、ゆうこ先生が突き出してくる弾力あるお尻を定規で打ちつづけました。
 真っ白だったお尻がみるみる薄桃色に色づき、肌を打ちつける淫靡な打擲音とゆうこ先生の桃色な悲鳴が、しばらくお部屋に鳴り響きつづけました。

 ヨロヨロしながらやっとのことで、ゆうこ先生がジーンズを膝上までずり下げました。
 ピチピチのきつそうなジーンズなので、お尻をぶたれながら脱ぐのは大変みたい。
 
 私の目の前には、思い切り高く突き出されたゆうこ先生のピンクに染まった裸のお尻。
 透明の細いビニール紐からTの字に、これまた細い布地がお尻の穴の上を通って前に回っていました。
 布全体がグッショリ濡れていてピタッと肌に貼りつき、お尻のスジの延長線のように、布の上に一本の卑猥なスジがクッキリと深く食い込んでいました。

「さあ、もうぶちませんから、さっさとそのえっちなジーンズを脱ぎ捨てちゃってください」
「脱いだらこっちを向いて。これから先生のえっちなからだを隅々までじっくり観察させてもらいます」

「だって先生は、恥ずかしい姿を見られるのが大好きなヘンタイマゾ女なんですものね?見せたくて見せたくて、しょうがないのですものね?」
「おっぱいがどんなになっているか、アソコやお尻がどんなになっているか、じっくり観察させてもらいますから」

 私がされたいことが、ゆうこ先生もされたいこと。
 しゃがみ込んでジーンズを両脚から抜いているゆうこ先生の丸まった背中に、私は快感をゾクゾク感じながら冷たくイジワルく言い放ちました。


ピアノにまつわるエトセトラ 17

2011年11月20日

ピアノにまつわるエトセトラ 15

 印象的なテーマにつづいて、ゆうこ先生のしなやかな指が鍵盤の上を軽やかに踊っています。
 右へ左へと縦横無尽。
 その見事な演奏は、SMアソビも忘れて聞き惚れてしまうほど。

 と、3度目のテーマのとき、曲をうろ覚えの私でもすぐにわかる、明らかなミストーンが聞こえました。
 ゆうこ先生の演奏もピタッと止まってしまいます。
 私は、ここだ!と思い、全身がカーッと急激に火照りました。

 七分袖から覗いているゆうこ先生の手首の甲のあたりの肌を狙って、持っていた定規を軽く振り下ろしました。
 ピシッ!

「あぁんっ!」
 
 シッペをしたときみたいな音につづいて、ゆうこ先生の色っぽいためいき。

「先生、今ミスしましたね?先生なのにミスしたら駄目じゃないですか?」

「はい。ごめんなさい」
 
 素直に謝ってくるゆうこ先生。

「先生と私のお約束では、先生は間違えたら一枚づつ、お洋服を脱がなきゃいけないっていうルールでしたよね?」

「は、はい…」
 
 私のほうに振り向いて、私を上目遣いでジーッと見つめてくるゆうこ先生の表情のえっちなことと言ったら…

「でも今回は初回ですから、そのチュニックのボタンをはずすことで許してあげます」
 
 襟元から両方のおっぱいの間くらいまで、ピッチリ留めてあるチュニックのボタン。
 私はとりあえず、ゆうこ先生のチュニックの下がどんな状態なのか、知りたくてたまりませんでした。
 ノーブラなのか、あの水着のブラを着けているのか、はたまた普通のブラジャーとかキャミソールなのか。

「は、はい。お心遣い、ありがとうございます」
 
 ゆうこ先生は、ピアノのほうを向いたままうつむいて、チマチマとボタンをはずし始めました。
 胸元まで全部。

「はずし終わったら、また最初っから弾いてください。今度は間違えないように」
 
 ゆうこ先生の胸元を覗きたい…
 はやる気持ちを抑えながら、私は極力冷たい声で、ゆうこ先生に告げました。

 ゆうこ先生が両手を鍵盤の上に置いて、再び弾き始めました。
 腕が激しく動くにつれてゆうこ先生のからだとチュニックの布の間に隙間が出来て、背後に立つ私から、ゆうこ先生のむっちりとしたバストの谷間が覗けるようになりました。
 
 ドキンッ!
やっぱりゆうこ先生は、紐状水着ブラを着けていました。
 ブラジャーとしてほとんど意味を成していない、ただ乳首だけを覆う小さな涙型の布。
 ゆうこ先生の形の良いおっぱいが、襟ぐりの中にほとんど見えていました。
 でも…

 そのときまた、ミストーンが聞こえました。
 さっきの場所より少し早い小節です。
 私はすかさず、今度はゆうこ先生の左腕を定規で打ちすえました。

「あんっ!ごめんなさいぃ」
 
 うつむいたままのゆうこ先生の両肩が細かくプルプル震えています。

「2度目ですよね?今度は容赦はしませんから。お洋服を何か一枚、脱いでもらいます」
 
 背中をゾクゾクさせながら、お芝居っぽい冷たい口調で言い放ちました。

 ゆうこ先生が今、身に着けているのは、上半身には膝上丈のチュニックと紐水着、下半身にはスリムジーンズとおそらくストッキングとあと何か。
 靴はピアノのペダル操作がしやすいように白いフラットシューズに履き替えていました。
 何か一枚と言ったら、必然的にチュニックかジーンズになるでしょう。

「そのお靴は、ピアノ演奏に必要でしょうから、お洋服にカウントしません。履いたままでいてください」
 
 私は念のため、そう釘を刺しました。

 ゆうこ先生は、どちらを先に脱ぐでしょうか?
 以前のお話から考えると、下半身、つまりジーンズになりそう。
 でも、おそらくその下は、アソコのワレメ周辺だけが隠れる程度の小さな布片ビキニのはずです。
 
 難しい曲のピアノ演奏では、足元のペダルの操作もけっこう忙しくて、大きくではないにせよ足を頻繁に動かすことになります。
 両脚が開いたり閉じたりすれば、股間の紐状の布はどんどん中央の溝に食い込んじゃうはず。
 加えてゆうこ先生、もう股間はビチャビチャのはず。
 濡れた布地は、乾いているときより、より細い紐状になりやすいことは、私も経験上知っていました。
 
 うわー、それはかなり恥ずかしそう…スジにどんどん食い込んじゃう…
 あ、でも、チュニックの裾でかろうじて隠せちゃうかも?
 それともパンストを上に穿いているのかな?
 ドキドキしながらも瞬時にいろいろいやらしいことを考えて、自分で盛大に恥ずかしがっていました。

 エスの人がこんなことではいけません。
 気を取り直して、つい同調しがちなエムの気持ちを抑えこみ、エスの気持ちを思い出します。

「座ったままでは先生も脱ぎにくいでしょう?こちらに出てきて、ここに立って、脱いでください」
 
 ピアノから一歩退いて、ゆうこ先生の肩を定規でポンと軽く叩き、振り向いたゆうこ先生の目線を、定規の動きで私の正面の位置に誘導しました。

 おずおずと私の前に立ったゆうこ先生は、上気したお顔で私を5秒くらい見つめてから、ふっと目を伏せて、おもむろにチュニックの襟元に手をかけました。
 
 えっ?
 それを脱いだらゆうこ先生は、乳首だけかろうじて隠れたあの紐水着姿で、豊満なロケットおっぱいをプルプル揺らしながらピアノを弾きつづけなければなりません。
 その場面を想像して、自分がするわけでもないのに、またまた恥ずかしさに身悶えしてしまう私。
 
 さすがにご自分で、わたしは直子ちゃん以上のヘンタイさんだから、って豪語するだけあって、視てもらいたくって仕方ないんだなー、ゆうこ先生ったら…
 少し呆然としてから、私の心の中に、ますますゆうこ先生をめちゃくちゃに虐めてみたい、という衝動がフツフツと湧き起こってきました。

 ゆうこ先生は、両腕をモソモソさせてチュニックの両袖から腕を抜こうとしています。
 裾をまくって頭からチュニックを脱ぐのではなく、両腕を抜いて肩先から下へ落とす脱ぎ方をしたいようです。
 
 そうですよね。
 その脱ぎ方なら、束の間でも両腕で胸をかばって隠すことが出来ますから。
 そう考えているうちに、ゆうこ先生の足元に淡いブルーの布がひとかたまり、パサッと落ちました。

「ぅわっ?!」
 
 私のほうがそう一声大きな声をあげた後、文字通り絶句してしまいました。

 私の一メートルくらいの目の前に立っているゆうこ先生。
 からだを前屈みにちぢこませて、両手を胸の前で交差させて、紐ビキニからはみ出ているおっぱいを恥ずかしそうに必死に隠しています。
 
 視線は上目遣いで、私を見ているような見ていないような…
 プラスティック定規でゆうこ先生の腕を叩いて、

「どうして隠すのですか?えっちなからだを見てもらいたいから、そんな水着を着ているのですよね?ほら、早く腕をどけてください!」
 
 なんてお約束の科白を言うのさえ忘れて、私の視線は、ゆうこ先生の下半身に釘付けでした。

「そんなジーパン、どこで売っているのですか?」
 
 私は、ゆうこ先生の内股気味にくの字に交差した両脚の、付け根付近をまじまじと見つめながら、好奇心剥き出しの声を投げかけていました。

「ネットショップでみつけて、少し遠かったけれど、わざわざお店まで買いに行きました…」
 
 ゆうこ先生のか細いお声。

 ゆうこ先生が穿いていたジーンズは、ローライズにもほどがある、って言いたくなるほどのローライズな、見るからに悩ましいジーンズでした。
 股上なんてほんの5センチくらい。
 
 腰骨から両腿の付け根へと集まる左右の腿のVラインがくっきり見えていて、おへその下の下腹部からいわゆる土手がぷっくりして性器の始まるすぐ手前あたりまで、の素肌が丸々露出していました。
 
 そしてまた、ゆうこ先生のお腹から下が綺麗で、なおかついやらしいんです。
 画用紙みたいに真っ白でまっすぐで、土手のあたりだけ艶かしくぷっくりしていて。

「先生、ちょっと後ろを向いてみてください」
 
 前屈みのまま、お尻をこちらに突き出すように後ろ向きになったゆうこ先生。
 思った通り、お尻の割れ始めからくっきり3センチくらい、お尻のスジも丸見えでした。
 これでもししゃがんだら、お尻の穴までお外に出ちゃうんじゃ…
 ピッチリしたジーンズなので、柔らかいお尻のお肉や太股の皮膚がジーンズ地に締め付けられてたゆたゆとふくらみながらはみ出ていて、すっごくいやらしい。

「先生…ずっとこんなの穿いていたんですね…」
 
 再び正面を向いたゆうこ先生に近づいて中腰になって、遠慮無くゆうこ先生の下半身に顔を寄せました。
 ノーパンで穿いているのか、それともあの水着も着けているのか?
 パンストは穿いていないことだけは、明らかになりました。
 
 あの水着を着ているなら、もともと本当にスジの部分にあてがう位の布の分量しかないので、こんなローライズな股上でも水着は隠れてしまうでしょう。
 どちらにしろ、いずれはわかることなので、ここでは質問しないことにしました。

 それよりも、もっと気になることがありました。
 ぷっくりとふくらんでいる、いわゆる土手の部分がジーンズの布地からほとんど覗いていて、そこにはまったく毛がありません。
 剃ったような痕も、新しく生えてきそうな気配も、まったく無いのです。

「先生は、ここのヘア、処理しているのですか?それとも…」
 
 ゆうこ先生の下半身の目前に子供のようにしゃがみ込んで、その部分をじっと見つめてあげながら、イジワルっぽく投げかけました。

「わたし、ずいぶん前にソコ、永久脱毛しちゃったのです…マゾですから…」
 
 頭の上から、ゆうこ先生の恥じらいに満ちたか細いお声が降ってきました。

「知り合いのエステの先生に相談して…整形外科の女性の先生、紹介していただいて…」
「マゾには、毛なんか必要ないですから…そのほうが、よーく見てもらえますから…」
「レーザーで、すごく痛くて、すごく恥ずかしかった…です…」
 
 今にも泣き出しそうに、羞恥に染まって掠れたささやきの告白を聞きながら、私は気がつきました。
 ジーンズの太股の付け根付近の狭い布地が湿って、左右内腿のかなりの範囲にわたってシミのように色が濃くなっていることを。

 私の頭はクラクラしていました。
 もう、コーフンしすぎて、今すぐにもゆうこ先生を丸裸にして、私も裸になって、思う存分抱き合いたい、弄り合いたい、って思いました。

 でも、それじゃだめなんです。
 まだふたりのレッスンは始まったばかり。
 もっともっとゆうこ先生を虐めれば、もっともっと私も気持ち良くなれるはずなんです。


ピアノにまつわるエトセトラ 16