2011年7月24日

氷の雫で濡らされて 01

東京での一人暮らしにもようやく慣れてきた7月中旬、やよい先生から携帯電話にメールが届きました。
やよい先生とは、私が東京へ越してきた当初は、ちょくちょくお会いして、やよい先生が私のお部屋に来たり、やよい先生のお宅へ遊びに行ったりしていたのですが、梅雨が始まった頃からずっとご無沙汰していました。
久しぶりにやよい先生と遊べるのかな?
ワクワクしながらメールを読みました。

メールの内容は、今日私への荷物を送ったことと、今週、来週の平日で午後一時から空けられる日を教えなさい、ということが、いつものように事務的かつ簡潔に書かれていました。
私の大学での前期授業はほとんど終わっていて、幸い補講も試験も無くヒマな身でしたから、その週の金曜日を指定して、すぐ返信しました。
すると、荷物を受け取って中身を確認したらまた返信しなさい、と再びメールが届きました。

翌日の夕方、学校から帰ると、管理人さんがやよい先生からの荷物を渡してくれました。
荷物は、箱が大きいわりには軽いものでした。

お部屋に入り、着替えもしないうちにすぐ、その箱を開けてみました。
中から出てきたのは、お洋服のようです。
広げてみると、可愛い感じのリネンの半袖シャツワンピースでした。
生成りな麻色で、ウエストまでピンタックが入っていて、スカート部分は若干ふんわり広がった膝丈。
ボタンはウエストまでに6個、スタンドカラーがなんとなくエスニックな感じ。

当日は、これを着て来い、っていうことなのかな?
今まで持っていないタイプのワンピだったので、嬉しくなっちゃいました。

そのワンピースを取り出して、ふと箱を覗くともう一つ、黒いビニール袋に入った何かが箱の底にあるのに気がつきました。
袋を取り出して封をしているテープを剥がし、中を覗き込みます。
奇妙なものが入っていました。

幅10センチくらいのホタテ貝みたいな形をした真っ白いプラスティック製らしきオブジェ。
その貝の内側から楕円形の突起が、なんだかえっちな形に飛び出しています。
貝の左右と下部分からは、ゴム製の黒い紐が結ばれていて、その紐とホタテ貝で、まるでTバックのパンツみたいな形状になっていました。
そして、貝の上部分から見えるのは電池ボックス?

私は、すぐにピーンと来ちゃいました。
たぶん、このホタテ貝みたいのをパンツのように穿くと、内側の突起が私のアソコにスッポリとハマっちゃうのでしょう。
で、たぶんこれはリモコン式。
私がこれを穿いていて、リモコンを持っている人がスイッチを入れると、この突起が私の中でブルブル震え始めるのでしょう。
胸がドキドキし始めます。

早速その場で立ち上がり、ジーンズとショーツを脱ぎ捨てました。
私の中は、すでにジンワり湿り始めていました。
念のため貝全体を水で濡らしたタオルで拭いてから、黒いゴムに両脚を通していきます。
ホタテ貝が私のアソコを隠したとき、内側の突起がヌプッと、私のアソコの中に侵入していました。
「ああんっ」
リモコンローターを入れたときよりは浅い感じで、私のアソコに異物が挟まれています。
姿見に映してみます。
私の薄い陰毛だけを隠すような真っ白いホタテ貝。
うわっ、いやらしい。

その格好でお部屋を歩き回ってみました。
内腿に突起の側面が少し擦れる感じですが、突起の曲線のおかげなのか、中ではフィットしていて痛くは無く、歩きづらいこともありません。
パンツ状のゴムもきつくも無くゆるくも無く。
問題ないようです。
ただ、こんなものを股間に着けて歩いている、っていう行為自体が十分ヘンタイさんです。
今度のやよい先生とのデートは、これを着けたまま街を歩くことになるのでしょうか?

リモコンのスイッチが入ったら、どうなるんだろう?
ふと思いついて、高二のときにやよい先生からいただいて、今でも愛用しているリモコンローターのリモコンスイッチを入れてみました。
反応なし。
振動の具合は、当日までのお楽しみ、ということのようです。
もう、ワクワクが止まりません。

その格好のまま、やよい先生に荷物到着メールを入れました。
早速ホタテ貝を穿いてみたことも書き添えました。
それからブラウスも脱いで、送ってもらったワンピースを着てみます。
似合ってるー!
姿見に映った自分の姿は、ちょっとエスニックな可愛いワンピースを着た普通の女性。
でも、スカートをめくると、信じられないくらい卑猥なおもちゃを下半身にくっつけてるんです。
背中がゾクゾクっとしてきちゃいます。
今夜は、これを着けてオナニーしちゃおうかなー。
そう言えばネットで、綺麗なモデルさんが白いホタテ貝3枚で両乳首とアソコだけを隠してるセミヌード写真を見たことがあったなあ。
あれはえっちだったなー。
なんて、とりとめのないことを考えていたら、30分くらいして、やよい先生からの返信メールが届きました。

当日は、送ったワンピースを着てホタテ貝を着けてくること。
下の毛はキレイに剃っておくこと。
このメールを読んだら当日までオナニー禁止。
そして、待ち合わせの時間と場所が書いてありました。

私は、しまった!って後悔します。
先手を打たれてしまいました。
ホタテ貝を着けたムラムラ解消オナニーは、おあずけにされてしまいました。
それに、アソコの毛も剃らなくちゃいけないことに。
毛を剃った後って、絶対いろいろ弄くりたくなっちゃうんです。

でも、やよい先生のご命令は絶対です。
たとえバレなくても、逆らうことは出来ないし、私が逆らいたくないんです。
これ以上ホタテ貝を着けていると、やよい先生のご命令に背いてしまいそうだったので、渋々はずして部屋着に着替えました。

やよい先生に久しぶりに会えるワクワク感とムラムラなのにオナニーが出来ない悶々感を夜毎抱きながら、お約束の日を指折り数えて3日後。
朝からそわそわの私は、おトイレを済ませてシャワーを浴びるとすぐ、ホタテ貝を装着しました。
入念にお化粧をして、お外が暑そうだったので髪はサイドに流して編みこんで、リボンピンで留めました。

お約束の時間は、午後の1時半。
場所は、池袋の私鉄駅に直結した有名デパートの3階、婦人服売り場。

私の住んでいるマンションからは、5分くらい歩くと池袋へ一駅の地下鉄の駅があります。
でも、まっすぐ歩けば15分くらいで池袋駅には着けるので、池袋に用事があるときは、歩いていくことにしていました。
今日もお家を早めに出て、徒歩で行くことにしました。

お外は真夏日でした。
真っ青なお空にお日様がギラギラ輝いて、地上にあるものすべてを暑く熱していました。
湿度が高くないのと、時折ゆるく風が吹いてくれるのが救いです。
そんな中を私は、白い日除け帽子を頭に乗せて、肩にタオルとかを詰め込んだ小さなトートバッグを提げ、ハンカチ片手に歩き始めました。


氷の雫で濡らされて 02

4 件のコメント:

  1. こんにちは、なおこさん。

    いよいよ新展開の始まりですね。
    高2の時の体験を基にさらに心と体が成長し、
    大学生となったなおこちゃんが
    どんな活躍を見せてくれるか楽しみです。

    こんどは一人暮らし。
    人の目も気にせず、いろいろな事ができるので、
    たぶん、とんでもないこと考えてるんちゃいます?

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  2. あおいさま
    いつもコメントありがとうございます。

    おおまかな筋以外、何も決めてないまま書いてるので、どうなることやら、って感じです。

    楽しんでいただけるよう、がんばりまっす(≧∀≦)ノ

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  3. porunomanさんの近況報告です。
    なんとfc2小説で再デビュー「ミラクル少女」ペンネームは何故か「な々」ですって。でもねデビュー当日ベストテン入り何かコツがあるのでしょうか?そうそう官能部門ではありません。青少年向けの正しい?お色気ですよ。もともとあんな作風のくせに官能大嫌いの人でしたから。なおこ様の作品いつも愉しく拝読しています。ではでは(*^^)v

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  4. porunoladyさま
    コメントありがとうございます。

    porunomanさま、お元気でご活躍されているのですね。よかったです。機会がありましたらporunomanさま、じゃなくてな々さまによろしくお伝えくださいませ。

    porunoladyさまも
    お読みいただきありがとうございます。またお気軽に遊びにいらしてくださいませ(≧∀≦)ノ

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