2010年6月20日

第二次性徴期と私 06

自分の部屋に戻ると、ドアに鍵をかけました。
部屋の中は寒くもなく暑くもなく、ちょうど良い感じなので、このまましばらく全裸でいることにしました。
自分の部屋で意識して全裸のままウロウロするのも、考えてみると生まれて初めてみたい。
誰が見ているわけでもないのに、やっぱりなんか恥ずかしい。
でも、なんか楽しい。

いつもお風呂上りにやっている、顔の手入れやマッサージ、髪へのドライヤーも後回しにして、頭にはタオルを巻いたまま、写真集のつづきを見ることにします。
ベッドの上で見ようか、と一瞬考えましたが、真剣に見たかったので、勉強机で椅子に座って見ることにしました。
椅子に座るとき、裸のお尻が椅子のビニールレザーにひんやりして、気持ちいい。

さっきの写真集を、また最初から見ていきます。
やっぱりスゴイ。
ページをめくるたびに、からだの温度が上がっていくのがわかります。

シースルーのキャミソールを着て、ゴムバンドみたいのにぐるぐる巻きにされていたり・・・
青空の下、薄い白のスケスケ浴衣で、片脚だけを満開の桜の木の枝に縄で高く吊られていたり・・・
花のついた小さな桜の枝を裸のお尻に挿されていたり・・・
どこかの砂浜で、全裸に鉄の鎖を幾重にも巻かれて放置されていたり・・・

どの写真も、すごくいやらしくて、でもキレイなんです。
そして、どの写真も、その女優さんの表情が、すごくイイんです。
絶対にこの人は、そういうことをされて喜んでいるはず。
痛そうに、つらそうに、苦しんでいる表情ばっかりなんですが、絶対に嫌がっていない、むしろ、もっとして欲しそうな顔。

最後のページまで見てしまうと、また最初のページに戻ります。
とくに私が気に入ったのは、一番最初に見た、縄できつく上下から絞りこまれてしまって窮屈そうに飛び出たおっぱいの写真でした。
その女優さんは大きな形のよいおっぱいなんですが、肌に縄が食い込んで、肌が引っ張られ、おっぱいが今にも弾けそうにパンパンになっています。
両方の乳首もピンと上向きに勃っています。
すごく痛そう。
でもその女優さんの顔は、苦痛に歪みながらも、なんだか気持ち良さそうなんです。

ふと、自分の乳首を見てみました。
なんだかいつもより大きいみたい。
そして両方ともツンと張って勃っています。
そっと指で右乳首を触ってみました。
「ああんっ!」
思わず声が出て、電流みたいな刺激がビビビンって、乳首から下半身に駆け抜けました。

こ、これは気持ちいい・・・
右手で右乳首。
左手で左乳首を交互に撫ぜてみます。
「あんあんあんあんっ!」
腰が浮くほどの快感でした。
そしてお尻が冷たい・・・

視線を下に落すと、座っている椅子とアソコが密着しているビニールのところに、小さな水溜りができています。
私のアソコから漏れた、えっちな液体でしょう。
「わっ!」
あわてて立ち上がって、ティッシュで拭いました。
「私、こんなに・・・」
私は、自分のからだが恐くなりました。

からだは、まだすごく火照っています。
このまま、今度はアソコをさわったら、もっと気持ち良くなるのでしょうか?
これだけ濡れていれば、指を入れてもだいじょうぶそうです。
指を入れたら、もっと気持ちいいのでしょうか?
指を入れたら、その後どうすればいいのでしょうか?
もっと気持ちいいっていうのは、どのくらい気持ちいいんでしょうか?・・・

私は混乱してしまいました。
このままやると、私はどうなってしまうのか。
本当に恐くなってしまいました。

ちょっと休憩することにしました。
からだは、つづけてほしくてうずうずしていますが、怖いんです。
私は立ち上がり、クロゼットから大きめのバスタオルを二枚取り出しました。
まず一枚で椅子のえっち液を拭い、裏返して、自分の股間にあてがい、押し付けながら、アソコのえっち液を拭いました。
からだも汗ばんでいたので、もう一枚のバスタオルで拭いました。
喉も渇いていたので、ダイニングの冷蔵庫に飲み物を取りに行くことにしました。
この状況で、新しいショーツを穿いてから、パジャマ着て、っていうのもなんだかバカらしく感じたので、また、全裸でそーっと、廊下に出ました。

家の中は静まり返っています。
私は廊下や階段の電気はつけず、手探りで階下へ降りました。
リビングのドアをそっと開けます。
手探りで電気のスイッチをつけました。
ぱっと明るくなって、照明に見慣れたリビングが浮かび上がります。
そのままダイニングのドアを開けて、冷蔵庫にたどり着きました。
ふっと目線を泳がすと、大きな食器棚のガラスに私の全裸の姿が全身映っていました。
いつもは、普通に食事している場所で私は今恥ずかしい全裸・・・
ぞくぞくっと、気持ちのいい波が押し寄せてきました。
そして、私は本当にこういう状況が好きなんだな、と実感しました。

部屋に戻って、よく冷えたオレンジジュースをごくごく飲みます。
美味しーっ。
頭にかぶりっぱなしだったタオルを取って、生乾きの髪に軽くブラッシング、オールバックにして後ろで束ねました。

さあ、どうしましょう。
今9時50分。
私は、いつも10時から11時の間には寝るのですが、今はぜんぜん眠くありません。
からだが興奮から醒める気配がありません。
明日もお休みだし、もう一冊も見てみることにします。

私は、さっきえっち液を拭いたバスタオルを椅子に敷きました。
このバスタオルは、母がいないときに、こっそり洗濯するつもりです。
机に向かって、どきどきしながら、もう一冊の本を開きました。

次の一冊は、もっと強烈でした。


第二次性徴期と私 07

0 件のコメント:

コメントを投稿